沖縄伝統文化と食文化
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工芸

○琉球ガラス

琉球ガラスは、戦後、空きビンを利用したガラス作りがその発祥。統治していた米軍関係者や
アメリカ人向けに作られました。材料が廃ビンのため茶色や水色といった空きビンの色が独特
の味をかもし出しすのが一番の魅力。現在では空きビンを利用しない作品や、ガラスに発砲剤
を入れて作る泡ガラスなどさまざまな作品があるものの、琉球ガラスの原点と魅力はあくまでも
リサイクル作品といえます。また琉球ガラス作家の第一人者は稲盛盛吉さん。「やちむんの里」
にて若いアーティストを育てながら創作活動をしています。
<琉球ガラスの国際化>
2003年前後より、琉球ガラスがベトナムなどに進出。その目的は、ガラス製作技術を現地に移
入することで新規産業化したり文化交流を促進すること。現在ではその動きが本格化し、ベトナ
ムで作られている琉球ガラスは沖縄に逆輸入され、ホテルや街の土産物店で安く売られるまで
になっています。
琉球ガラス村グループ(琉球ガラス工芸協業組合)

○やちむん
「やちむん」と呼ばれる沖縄の焼き物の発祥は15世紀頃。琉球王朝は各地の陶芸家を現在の
那覇市壷屋に集めやちむん作りを奨励したことで隆盛を高めました。また焼き物の工房が集
まる「やちむんの里」(読谷村)が有名。尚、やちむんの第一人者は人間国宝の金城次郎さん。

○琉球漆器
14世紀から製造が始まり、中国や日本への貢ぎ物として発達。中国文化のモチーフが施され
ていましたが、明治以降は沖縄の植物や風景をデザインしたものに変わっています。
尚、17世紀はじめには首里王府に漆器の製作所が設置。現代の民間産業としては、那覇の
若狭町が漆器の生産地となっていました。


沖縄空手

14世紀頃、中国の福建省から伝えられた拳法「唐手/トゥディ」と古来から琉球にあった拳法
「手/ティー」がひとつとなり進化、沖縄独自の武術として確立されました。その技法は門外不
出の時代もあり、50ほどある型の名称は全て福建省の方言。中国拳法の「白鶴拳」などが沖
縄空手に大きな影響を与えたといわれています。
また数多くの流派があり、代表的なのは小林流、上地流、剛柔流など。尚、唐手という言葉は
太平洋戦時中の外来語禁止措置によって「空手」になりました。
<琉球古武道>
元来、空手と古武道は合わせて学ぶのが一般的。琉球古武道の武器は農機具や日常で使う
道具から生まれたものが多く、江戸末期に刀が禁止された後、さまざまな武器がいっきに発達
しました。よく知られているものにヌンチャク、鉄甲、サイ、棒、トゥンファー、鎌などがあります。
<外国人のための空手ガイド>
沖縄伝統空手総合案内ビューロー


その他

○シーサー

シーサーは沖縄の家や集落の守り神といわれている獅子像。中国から伝わり、最初に置かれた
のは本島の東風平町。いろんな形があり、沖縄の顔として親しまれて.います。また風水とも関係
があり、数や方角には様々な意味が込められています。


○ガジュマルの樹
沖縄で有名なカ゜ジュマルの樹。一際目立つ大きなガジュマルは、夜、月が満ちるととても幻
想的な姿になり、昔からキジムナーという赤い髪をした子供妖精が住むともいわれています。
また昔の沖縄の家には玄関というものがなく、家の目隠しとしてガジュマルの樹が植えられて
いました。ガジュマルは家と家、また村と村との境界線でもあり、家や生活を守る御神木でも
あったそうです。

○沖縄三味線、島唄
沖縄三味線(三線・蛇皮線・さんしん)は中国の三弦(サンシェン)を起源とし、14世紀末期に琉
球に伝来。日本の三味線の原型といわれています。内地の三味線と比べ棹が短く弦は白色。
蛇の皮を張っているために音色も趣も異なります。尚、現在の蛇皮は輸入物のアミメニシキヘ
ビが多く使われています。また島唄は沖縄民謡のことをいい、奄美民謡が「しまうた」と呼ばれ
ていたことから沖縄しまうたと呼ばれるようになり、地域によって多種多様に分かれています。


○組踊
2010年、ユネスコ無形文化遺産に登録。琉球王国の時代に「踊・念仏・能・狂言」をアレンジし
て創られた伝統芸能。琉球音楽、琉球舞踊、首里方言の台詞を使用するのが特徴で、舞踊劇、
音楽劇とも呼ばれています。

○旗頭
各地域のシンボルとしてデザインされた大きな旗を掲げながら練り歩いたり、那覇まつりの日
に行われる「那覇大綱挽き」などで活躍。近年、その勇壮な姿が人気となり「旗頭が集まるイベ
ント」も開かれるようになりました。

○エイサー
もともと旧盆の時期に祖先の霊を送迎するための踊り。今ではイベントなどで鑑賞する機会が
急増。太鼓を使うスタイルが中心となり、儀式より伝統芸能の色合いが強くなってきています。

○あんがま
石垣島や竹富島など八重山で行われている先祖供養の伝統行事。一般的に旧盆の夜、若者
たちがおじいとおばあの独特なお面をかぶって仮装。集落を廻って、無病息災や家内安全など
を祈願します。

○琉装
琉球王国時代の独特な服装は中国の影響を受けて確立。男女ともに身分・階級に準じた服を
装い、礼服から晴れ着・日常着にいたるまで色や素材・柄などが明確に分けられていました。

○ハーリー
約600年前に中国から伝わった爬竜船の競漕。豊漁と海の安全を祈願するイベントとして那覇
や糸満をはじめ沖縄各地で毎年ゴールデンウィークに催され、ハーレーとも呼ばれています。

○沖縄のお墓
沖縄には本島中南部に多い「亀甲墓」や「破風型」「家型」といった石室がある大規模なお墓が
一般的。内地のような石柱型のお墓はあまりありません。これは中国文化の影響を受けた沖
縄ならではのもの。他にも沖縄独特の葬送文化を育んできました。


沖縄そば

沖縄そばは沖縄言葉では<すば>。明治中期頃から食され、今では沖縄を代表する庶民の味。
中華そばとうどんの中間といった感じの独特の麺は、そば粉は使わず小麦粉を灰汁で練りあげ
て作ります。麺は各店によって異なり、平麺であったり、丸麺であったり、太さや味もいろいろ。
スープは豚骨、かつお、鶏ガラ、昆布などをベースにしたあっさり系。豚の皮付三昧肉とかまぼ
こ、ねぎ、紅ショウガをトッピングするのがポピュラーなスタイル。豚の骨付あばら肉をのせたもの
はソーキそば、豚足をのせたものはテビチそば。好みによって、唐辛子を泡盛に漬け込んだコー
レグス(沖縄独自の調味料)をふりかけます。店によってはソーキなどを別皿で出して、具のボリ
ュームと味で人気となっている店もあり、近年は他店との差別化を図るために特徴のあるそばを
出す店が増えています。また離島では、大東そば・宮古そば・八重山そばなど、麺・スープ・トッ
ピングが異なるご当地そばがあります。尚、10月17日は「沖縄そばの日」、沖縄の年越しそばは
日本蕎麦ではなく「沖縄そば」。そば店の多い本部では「そば街道」をPR。

沖縄生麺協同組合
■冷やし沖縄そば
以前はなかったものの、近頃増えてきたのが冷やしそば。店によってつゆの味、麺の種類・こしが
大きく違います。

■牛そば
石垣島を中心とした牛の骨と内臓を使ったコッテリ系のそば。
■沖縄そばに飽きたら・・・

2010年、本島にラーメンブームが到来し、多くのラーメン店、つけ麺専門店が登場。また内地の
有名店も進出しています。


沖縄食材、その他

○公設市場
沖縄といえば公設市場。那覇の牧志公設市場、石垣島の公設市場などは観光名所にもなってい
ます。沖縄食品が集まっているために食材環境を知るには絶好の場所。


○長寿の村とシークワーサーの関係

沖縄で長寿の村として有名なのが沖縄北部(やんばる)の大宣味村。そして村の名産が血圧や
血糖値を下げることでも知られるシークワーサー。長寿との関係も注目されています。ちなみに
シークワーサーとは沖縄方言で「酸っぱい食べ物」という意味。種から成木まで9年の月日がか
かることから「九年母」とも呼ばれ、ジュースの他、酢の代わりとして常用されています。
<カラマンシーとの違い>
シークワーサーに似たフィリピンなどの代表的な柑橘フルーツのカラマンシー。味も形もほとんど
変わりませんが、類似品の別物だとか・・・。

○食肉関連
■豚肉文化
豚肉料理は暑い沖縄のスタミナ源。豚一頭をまるごと余すことなく食材として使うのが沖縄流。
含有するコラーゲンには、余分な油を落としコレステロールの上昇を防ぐ健康効果もあります。

■アグー豚について
アグー豚は琉球在来種の黒豚のこと。絶滅寸前の危機にあったところ、識者によってアメリカ
黒豚デュロックとバークヨークシャーのハーフを交配して「やんばる島豚」が誕生。外国豚と交
配した理由は同種同士の交配がうまくいかなかったため。一方、希少なブランド豚であるのに、
巷には「アグー豚」が大量に流通。これは「やんばる島豚」以外のアグー系とよばれる類似豚
が含まれているため。
■その他
山羊肉料理をはじめ、東南アジアでポピュラーな子豚の丸焼きやアヒルの丸焼きを売る店もあ
ります。また本島には「にんにくをたっぷり使った人気のローストチキン店」がいくつかあります。


○沖縄の塩(一例)
沖縄は様々な塩商品が50種類以上ある塩の宝庫。沖縄に移住して天然塩を製造販売する人
もいます。
■本島
沖縄の海水塩(糸満)/青い海(糸満)/ぬちマース(うるま)/あっちゃんの塩(名護)/
屋我地島の塩(名護)/鮮度塩(国頭)
■粟国島 粟国の塩    
■久米島 
ナンジュマース/懐かしい塩/久米島の塩/珠美の塩
■与那国島 蔵盛さんちの塩/黒潮源流塩
■石垣島 石垣の塩/さんごマース
■宮古島 雪塩
■南大東島 南大東島の天然海塩

○沖縄の米
沖縄の米生産量はごく僅か。このためスーパーでは全国各地のお米が販売されています。
内地と違うのは真空パックされたものがスーパーに多く並んでいること。

○沖縄のお菓子
■ちんすこう

小麦粉、卵、黒砂糖、ラードを混ぜて焼いたクッキー風の菓子。 漢字で書くと「金楚窯」、
王朝時代に金のように貴重であったことからこう呼ばれるようになりました。中国の詩人
「陳子昴」とは無関係。
■サーターアンダーギー
沖縄ドーナッツ。小麦粉、卵、黒砂糖、油、重曹をこねて、丸くあげたドーナツのような もの。
「サーター」は砂糖の意味、「アンダーギー」は揚げ物という意味。

○ポークランチョンミート
豚肉すり身を牛乳タンパクで固めたポークランチョンミート(スパム)は、終戦直後の配給物
資として沖縄の人々に浸透、沖縄の県民食となっていきました。ハワイでも同様の食習慣が
あります。尚、沖縄シェア・ナンバーワンを誇るのはデンマークの「TURIP」。沖縄は日本法人
(チューリップフードカンパニー・ジャパン/本社東京)の沖縄支店が管轄しています。

○沖縄の水
全国で最もミネラルウォーター消費量が多いといわれる沖縄県。理由はサンゴ地層などの
影響からか水道水の硬度が高いこと。硬度が低い方が日本人にとっては飲み心地がいいた
め、軟水のミネラルウォーターの消費量が多いという説が一般的です。

○泡盛
沖縄泡盛は日本米が原料の日本酒とは異なりインディカ米を使用。タイの砕米が使われ、3年
以上貯蔵されたものは古酒(クース)と呼ばれます。細胞活性化効果もあります。また製造時
にできる酒粕はもろみ酢として加工され健康志向者に人気。尚、沖縄県内には48の酒造所が
あります。
沖縄県酒造組合連合会
<幻の泡盛・泡波>
泡波は波照間島の「幻の泡盛」。数名の従業員で作っているために出荷量が少なく、沖縄の人
でも入手が困難。まろやかで飲みやすい稀少な逸品。インターネットオークションばかりか、本
島の酒店でも定価の5〜10倍の価格で売られていることも珍しくありません。


○沖縄限定たばこ
うるま、Violet、Hi-Toneの3種類が販売。

○その他
■黒糖
ミネラル、鉄分、カルシウムなどを含み血糖値抑制効果がある砂糖。黒糖の沖縄菓子も人気。
■さんぴん茶
沖縄で最もポピュラーなジャスミン茶。泡盛をさんぴん茶で割って飲む方法も一般的です。
■豆腐よう
中国食文化の影響を受けた沖縄風チーズ・・・?。豆腐を陰干しにして、泡盛でのばし、もち米
の麹に漬けたもの。


沖縄の食品関連主要企業(一例)

■製パン・洋菓子
オキコ
ぐしけん
第一パン
白バラ洋菓子店

■伝統菓子
珍品堂
新垣菓子店
まるひら製菓
南風堂
南国製菓
わかまつ堂製菓

■梅菓子
上間菓子店

■米穀
沖縄食糧
琉球食糧
第一食糧


■精肉・ハム
那覇ミート
オキハム
沖縄ホーメル

■製糖
北部製糖
大東糖業

■大豆製品
玉那覇味噌醤油
なかむら食品
川上食品 

■製粉・製油
沖縄製粉
沖縄製油






■ファーストフード
A&W沖縄
ジェフ沖縄
ブルーシール

■レストラン
ジミー
JCC
グレートイースタン

■居酒屋
海援隊沖縄 

■酒類
オリオンビール
南島酒販
沖縄サントリー

■乳製品
宮平乳業



■食品卸
ホクガン
ジーマ
湧川商会
タカダ
金城商事
座間味こんぶ 

■惣菜
西むら食品
琉球デリカフーズ
グリーンフィールド

■鮮魚
仲買マルエイ商事 

■乾物
かねよし

■100円自動販売機
ミリオン


沖縄の健康野菜

果実、海産物

◆ゴーヤー(にがうり)
沖縄を代表する野菜。独特の苦さが胃を刺
激して夏バテ防止に効果。ビタミンCが豊富
で美肌、老化防止、風邪予防などの効果も。
◆パパイヤ
熟していない青い実を野菜として、サラダや
炒め物に使用。
◆ヘチマ(ナーベラー)
夏野菜としてナスに似た食感が人気。
◆アカウリ
きゅうりの仲間。炒め物や酢の物などに使用。
◆トウガン
夏野菜。中国・台湾ではとてもポピュラー。
◆島らっきょう
人気の食材。塩漬け、てんぷらなどに使用。
血液サラサラ効果があります。
◆島にんじん
ゴボウのように細長く黄色いにんじん。
◆紅いも
紫色したさつまいも。ポリフェノールが豊富。
◆ドゥルワカシー(田芋)
里芋の一種。昔の沖縄の主食。現在は数が
少なく高価。
◆アロエベラ
沖縄種の大型のアロエ。サラダなどに使用。
◆島とうがらし
辛味が強く、泡盛に漬けて「クース」に、または
ごま油と合わせて「ラー油」としても使用。
◆おくら
沖縄産はネバネバ感が強く、食物繊維が豊富。
◆オルセナ(薬草類)
ウコン(ウッチン)は昔から漢方薬としても使
われ、クルクミンという成分が肝臓の働きを活
発に。その他、ヨモギ、ニブナ、長命草、ウイ
キョウ、レモングラス、ハンタマなど。


○フルーツ
たんかん(沖縄みかん)、パイナップル、マン
ゴー、グァバ、ドラゴンフルーツ、パッションフ
ルーツ、バナナなどが有名。
◆アセロラ
ビタミンCが豊富。沖縄の人が日焼けに強い
のはアセロラの力とか。生のアセロラも売って
いますが、あまりおいしくはありません。
◆たんかん
ポンカン類とオレンジ類をかけ合わせた糖度が
高い「沖縄みかん」。中国原産で、1970年代に
台湾から苗を取り寄せ栽培が開始。風雨でぶ
つかりあうため皮にキズが多いのも特徴。


○魚貝類

青や緑の南国色をした魚は沖縄ならでは。
県魚「グルクン」、イラブチャー(ブダイ)、
タマン(フエフキダイ)、ミーパイ(ハタ)、アバ
サー(ハリセンボン)が有名。
貝はタカセ貝、ヤコウ貝。蟹はマングローブ
に生息するガザミがポピュラー。

○海産物

◆海ぶどう

形がぶどうに似たミネラルが豊富な海草。
◆もずく
バランスがとれたヘルシーな海草。
◆イラブー(海へび)
海蛇の燻製。グロテスクなものの最高級の
長寿食材。神経痛やリウマチにも高い効果。
◆アーサ
岩のり。アーサ汁が有名。乾燥させて保存。
◆ナマリブシ
かつおぶしの半製品。