ケーブル接続
以前、他のPCとリブでデータのやり取りする時はケーブル接続が必需だったが、最近
では安価になってきたLANを使用したネットワークでの転送が多用されているし、他の
サイトでも紹介されているので、掲載はあまり必要ないかな?とも思ったんですけど、
やはりケーブル接続で質問されて来る方がまだ多いのが現状です。そこで簡単ですが、
ケーブル接続の方法を少し紹介します。(一部、手抜きあり。^^;)
●ケーブル接続には次の物が必要となります。
1,パラレル
or シリアルクロスケーブル(インターリンクケーブルとも言う)
基本的にプリンタなどの接続に使用されるケーブルはストレートケーブルなので使用
不可能。コネクタのメス・オスにも注意。ケーブル接続には両側メスの物が必要。
大抵のクロスケーブルの場合は両サイド、メスになっている。(例外あり)
なおパラレルとシリアルではパラレルの方が約3倍、速度が速い。
物理的に必要な物は上記一点でOKです。
次に設定についてです。この設定不足で接続ができないという方が多いです。
ここでは「ホスト」「ゲスト」に分けて設定して行きます。また「ホスト」は「アクセスされる側」、
「ゲスト」は「アクセスする側」ですので注意して下さい。、
では、まずは「ホスト」側から設定します。
●ホスト側の設定
1,まず「ダイアルアップネットワーク」が必要になります。これはインターネットに接続されて
いる方ならば既に導入済みの筈です。(そうじゃなきゃこのサイトは見れてませんね。^^;)
次に「Microsoftネットワーク共有サービス」が導入されているか確認します。
これらは「コントロールパネル」->「ネットワーク」で確認可能です。
2,プロトコルの確認です。「IPX/SPX互換」「NetBEUI」を導入します。導入済みの場合は
特に変更しなくてもOKです。また「ダイアルアップネットワーク」にこれらのプロトコルが
必ずバインドされているか確認して下さい。これを解除している為に接続できない方が
結構多いです。また「IPX/SPX互換」のプロパティで「IPX/SPX上でNetBIOSを使用する」
にチェックを入れる。(両方のプロトコルを導入する必要は無いですが、2つ導入しておい
た方が無難なので・・・)
3,共有するフォルダを作成し、フォルダのプロパティで共有を選択し共有させる。
(概存のフォルダを共有してもOK)
●ゲスト側の設定
1,と2,はホスト側と同じ設定をゲスト側でも行います。3,については行わなくてもOKです。
●ケーブル接続の起動
上記の設定が行えたら次の注意点を確認してからケーブル接続の起動に入ります。
○パラレルケーブルを使用してケーブル接続する場合は、パラレルポートの設定に
注意する必要があります。「双方向」or「ECP」になっているか確認して下さい。
○ポートの省電力機能はOFFにしておく。オートなどの場合でも機能を解除した方が無難。
これらの点が確認できたら、まずは「ホスト」側からケーブル接続を起動させます。
次に「ゲスト」側を起動させます。これで大抵の場合は接続に成功します。
なおこれで接続できない場合はポートを変更してみて再度接続にTRYしてみて下さい。
●その他注意事項
ダイアルアップネットワークで「TCP/IP」の他にプロトコルがバインドされていると
Internet接続時のネゴシエーション時間が増加する事があります。
その場合、ダイアルアップネットワークの各接続先プロパティの「サーバの種類」->
「使用できるネットワークプロトコル」のTCP/IP以外のプロトコルにチェックが付いて
いる場合、そのチェックを外す事によりネゴシエーションが短くなります。
以上、簡単でしたがケーブル接続についてでした。