WindowsNT4.0をインストール(Lib20-SS1010)


ここではLibrettoにMS-WindowsNT4.0 WorkStationを導入するまでの手順を紹介します。
但し、期待しないで下さい...。あやしい所もあります。ご承知下さい。

まず最初に・・・リブにNTを導入した感じを先に述べます。
インストールに関しては特に問題無い筈です。また導入後のNTの起動スピードについては
やはり当然の事ながら
遅めです。但し、起動後の32bitアプリの動作Win95/98より速い
のは当然です。かなり
サクサク動きます。またセキュリティに関してもWin95/98より強力です。
ノーマル状態でNTをインストールしてもあまり使い勝手が良くないので、
US東芝から
NT用のユーティリティをDLしてくる事をお勧めします。
またノートPCにNTをインストールする方法は
NTのCD-ROM(i386)をHDDにコピーしてから
セットアップするのが
普通です。

インストール前に確認

NT4.0のSetupにはWin95上からインストールする方法と、DOS上からインストールする
方法があります。ちなみにNT4.0のセットアップに必要なHDDの空き容量は
最低で165MB
必要です。Lib20/30の方はDOS上からのセットアップ、その他の方はどっちからでもOKですが、HDD容量の問題ですので、どちらでも構いませんが、DOSからの方がいいかも。
それと先の通りインストールには最低でも165MB必要なのですが、NT付属のツール等を
インストールすると
少なくても250MB以上を必要としますので、Win9X上からセットアップ
する予定の方注意が必要です。
またNT4.0のインストールは
Win9Xからのアップグレードは不可能ですので、Win上からの
セットアップの際
Win95/98とNT4.0のデュアルブート環境になります。
この場合、起動時にNTかWin95/98を選択する事でどちらかが起動します。
それとNTは
ドライブスペース等で圧縮されているドライブに対してはセットアップする事が
できません
。圧縮されている方は圧縮の解除が必要です。

これはNTをインストールしてからの話になりますが、Lib70/100/110についてはWinNT4.0用
「東芝ユーティリティ」の導入によって
よりWin95の環境に近い状態でNT4.0が利用できます
導入によって次のようなメリットがあります。(
ServicePack3以降の導入が必要)
(DL先:
http://www.toshiba.com/tais/csd/support/index.htm)

1,省電力機構が使用可能になる。
2,Windows上から
HW Setupが使用可能になる。
3,NTのシャットダウン時に
自動的に電源の切断が可能
4,
FDDが使用可能になる。
5,スタートメニューに「
サスペンド」が追加される。

FDDに関しては対応リブ以外は使用不可能です。対応外のリブについてはLANなどの
ネットワークを使用して下さい。ただNTをスタンドアロンで使用する方はあまりいないかも。
但し、次の様な
トラブルも報告されています。

スタートボタンやスタートメニューが英語表示になる場合がある。
(explorer.exeの置き換えの為のトラブル)
この状態になってしまった場合、
サービスパックの再インストールにより修復可能です。

NTのシャットダウン時に上手く電源を落とせない場合がある。
(再起動する場合もある)
この問題についてはBIOS設定で「
Power-up Mode」が「Hibernation」になっていると起きる
場合が多いので「
Boot」にする事で回避可能ですが、もちろん例外もあります。

PCカードの利用について

PCカードをNT上で利用する際にはそのカードがNTでサポートされているか確認する
必要があるかと思います。NTをインストールしてもPCカードが使えないんじゃ悲しいです
よね。またNTでのPCカードの利用は
OSが起動した状態での抜き差しは不可能です。
また市販?だったかNT4.0用のカードサービスマネェジャも存在します。
それを利用するのも一つの手ですが、入手は難しいかもしれません。

NTでサポートされない機能とは?

NTはWin95/98の様にPlug and Playという機構は存在しません。
その他、
IrDAUSBZVポートAPM、先の通りPCカードのホットスワップ/
ホットインサーション
も同然の事ながらサポートされていません。
1999年に登場予定の
Windows2000(NT5.0)ではACPIも含めてサポートされる予定です。

セットアップ開始

セットアップ方法には物理的に数種類あり、メジャーなのはCD-ROM内容をHDDにコピー
してNTをインストールする方法です。この方法が一番安全かつ簡単です。

まずNT4.0のCD-ROM内容をリブのHDDにコピーしなければならないのですが、方法は
各自自由です。外付けCD-ROMドライブをDOSで認識させてコピーか、ネットワークカード
を利用してコピーか、リブのHDDを抜いてデスクトップに接続(2.5->3.5変換アダプタ利用)
してコピーなどと色々あります。とりあえずNT4.0
CD-ROM内の「I386」というフォルダ
リブに
全てコピーして下さい。次に「X:\I386>WINNT /B」と入力しNT4.0のセットアップを
開始します。この「
/B」オプションはNT付属の3枚のセットアップ起動FDを利用せず
セットアップするオプションです。後はこのままNTの指示に従ってインストールします。
(Xのドライブレターは各環境によって変わると思いますが、大体の場合はCドライブ)

Win95/98とNTを共存させる

次にWin95/98上からのセットアップです。Win95/98とNT4.0の共存という形でNT4.0を
インストールする場合、これは非常に簡単です。Win95/98上でCD-ROMドライブを利用
可能な状態にした後、CD-ROMドライブにWindowsNT4.0の
CD-ROMを入れるだけ
オートランでセットアップが起動します。DOSからの様にCUI形式ではなくGUI形式の対話
形式でセットアップが進んでいくので簡単です。(誤解を招きそうな表現ですが、DOSでも
途中からGUI形式でセットアップが進行します)

WindowsNT用ディスプレイドライバの導入

ここまでこれる方は既にNTのセットアップが終了していると思います。
Libretto20/30用ディスプレイドライバは初期状態だとCirrusLogic社製の汎用ドライバ
導入されます。これを利用されても全く問題は生じませんが、どうしても専用ドライバを
導入しないとダルイという方は以下のサイトに「
CL-GD7548」専用のディスプレイドライバ
がありますのでそれを落としてきて利用して下さい。

(DL先:ftp://ftp.cirrus.com/pub/support/laptop/754x/k7548d7.zip)

Libretto50/60/70には「CT65550」というアクセラレータが搭載されています。
このドライバはNTのCD-ROM内には
無かった筈なので(出荷時期が比較的最近の物には
入っているかもしれません)ので以下のサイトから落としてきて下さい。
(DL先:
ftp://ftp.chips.com/pub/drivers/nt4100.zip)

Libretto100/110のグラフィックアクセラレータには「NeoMagic NM2160(128XD)」という
チップが搭載されていますが、これはUS東芝からダウンロード可能です。
(Lib110のディスプレイドライバに関しては100の物で代用可能です)
(DL先:
http://www.csd.toshiba.com/cgi-bin/WebObjects/Toshiba.woa/-/ServiceSupportMain.wo)

SS1000/1010のアダプタには「NeoMagic NM2097(128ZV+)」が搭載されていますが、
とりあえず対応ドライバがあるかどうか現時点ではわかりません。東芝純正のドライバ
はまだ登場していません。当然US東芝にもありません。
とりあえず
NT標準のドライバを使用する必要があるかと思います。

さて、ディスプレイドライバの導入方法ですが、これはWin95/98の方法とは少し異なり
ます。まずDLしてきたドライバを解凍し適当なフォルダ内に入れておきます。
また導入前には「
administrator」でログインしておきます。

ドライバの更新にはコンパネ内の「画面」を選択し開きます。
(又はデスクトップ上を右クロック->プロパティを選択)
開いたら「
ディスプレイの設定」タブを選択し、その中の下あたりにある「ディスプレイ
の種類
」を選択します。次に「アダプタの種類」とある所の右側に「変更」という
ボタンがあるので、これをクリックします。ここで「
ディスク使用」を選択し先に解凍保存
しておいたディスプレイドライバのあるフォルダを選択します。
そうすると自動的にモデル一覧が出てきますのでここで
適切なものを選択し「OK」ボタン
をクリックします。その後マシンを再起動させ、再度ログオンすると「新しいグラフィック
ドライバがインストールされました」というメッセージと共に画面のプロパティが表示されま
す。ここでの選択した解像度の
表示テストを行ってからウィンドウを閉じます。
これで自分の設定したディスプレイモードとなります。

WindowsNT4.0用サウンドドライバの導入

ここからはNTから音を鳴らしたいという方だけ行ってください。
ここは
Lib50/60/70/100/110/SS1000/SS1010の方のみの設定です。
まずこれらのリブに搭載されているサウンドチップは全て「
SoundBlasterPro互換」です。
なのでNTで音を鳴らすには「
SoundBlasterPro互換」のNT標準ドライバを導入すればOK
です。インストール直後のノーマル状態だとサウンド関係のドライバはインストールされ
せんので、各自でインストールする必要があります。
Lib50/70/100/110の場合はUS東芝にNT用のサウンドドライバがありますので、DLして
インストールするもの良いと思います。

導入方法はNT4.0のCD-ROMを使用可能状態にして(またはネットワーク経由でもOK)
コンパネから「
マルチメディア」を選択し、次に「デバイス」を選択。
ウインドウ下にある「追加」ボタンを選択。そうするとドライバの一覧が表示されるので、
その中から「
Creative Labs Sound Blaster 1.x , Pro , 16」を選択して「OK」をクリックすれば
OKです。再起動後のNTの起動音に酔いしれて下さい。
幻想的な起動音です。

これでNTのインストールは全て完了です。
導入後は様々なトラブルに遭遇すると思いますが取りあえず頑張って下さい。

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