雑記帳に戻る
トップページへ戻る

鳴らない電話


今更エヴァネタかよという向きもいらっしゃるかもしれませんが、エヴァネタなのはタイトルと導入部分だけなので、ご安心(?)を。

さて、この「鳴らない電話」というタイトル、すぐ上にも書いたけれど、新世紀エヴァンゲリオン第3話(たしか)のエピソードタイトルです。せっかく渡した携帯電話を、主人公、碇シンジくんが使った形跡がないと保護者兼上官のミサトさんが心配するといううエピソードなのです。(以上、知らない人への説明)

ですが、私には、このエピソードって今1つ実感がわかないものなんですね。だって、携帯電話って、フツー、鳴らないでしょ。

マナー(バイブレーター)モードにしとくのが基本だよね。

じゃなくて。

毎日会っている人とわざわざ携帯電話で話をしたりなんかしないでしょ。
ちがう? ちがう?
っていうのが、私の実感なんだよね。


もともと,響谷は電話が苦手です。えっと、厳密には「電話で話すこと」が苦手なんじゃなくて、「電話をかけること」と「電話をとること」が苦手なんです。

まず、なんで「電話をかけること」が苦手かというと。
ひとつには、(携帯は違うけど)誰が出るかわからない。目的じゃない人が出た場合、その人に取次ぎを頼む事になるわけだけど、その人自身と私とは、まずたいていの場合は無関係な関係(?)なわけでしょ? 響谷はそういう無関係な人と話す事がすごく苦手なんです。しかも、取次ぎを頼むっていうことは、その無関係な人を一方的に呼びつけた上で一方的に頼みごとをするというわけで。そんな事、その電話に重要な要件でもなきゃ出来ないよぉ。
もうひとつには、(これは携帯でもそうだけど)電話をかけるということはその相手を、その人がどこで何をしているかにかかわらず呼びつけるという行為なわけで。うーん、やっぱり大事な用事でもなきゃかけられないぃぃぃ。

次に、なんで「電話をとること」が苦手かというと。
だって、どんな人からかかってきたのかわからないじゃないですか。(最近は発信者通知機能があれば相手がわかるケド) 私は、心の準備なしには人と話せないんですぅ。仕事中は、ずっと臨戦体制をとっているから(突然話し掛けられても)平気だけど、気を抜いているときにかかってくる電話は、すっごく怖いです。でも、一度話し始めれば、おしゃべり自体はぜんぜん平気なんですけどね。長電話大好きだし。5,6時間くらい平気でおしゃべりできるし。ある意味電話魔です。(しかし,電話が怖い電話魔って……)


というわけで、よほど重要で緊急性がある電話以外はかけないという習性があるおかげで、電話を(ダイヤルアップ接続以外で)使うのは(携帯と家の電話をあわせて)数ヶ月に一度というペースだったんです。だから、携帯が鳴らないなんて、ごくフツーのことだし、それのどこがおかしいの?というのが、私の感覚なのです。

ただ、学校に行けば友達と合える学生と違って、今は黙っていても会える友達なんていないので、ちょくちょく(用もないのに)電話をかけるように(相手の迷惑も顧みず)がんばっています。ちょくちょく……そう、月1回くらいはかけるのが努力目標。
それから、直接会うのもなるべく頻繁にするようにがんばっています。(頻繁……1〜2ヶ月に1回くらいは会いたいなぁ) 電話といっしょで、重要な用件もないのにただ遊ぶだけ出会う算段をつけるのも、私にとってはすごい壁なんですよね。それを思うと、毎日学校に行くだけで友達と会えて「おはよー」と言えていた学生時代って、すごい贅沢な時代だったんだなぁ、などと思います。

それにしても、1日に何回も携帯で電話をかけている人たちって、なんでそんなに電話をかけられるのか、不思議だなぁ。


もっとも、頻繁に電話をかけあえるようになったとしても私の携帯は鳴らないんだけどね。だって、職場には電波がほとんど入らないし(良くて1本立つくらい)、家の近所は完全に入らないし(一生懸命方向を探して、やっと圏外マークが消える事がある、という程度)、通勤途中のバス・電車の中は携帯を使うわけにはいかないし。通話可能時間なんて、1日に数10分(電波の届く道を歩いている時間の合計)しかないぞ……(涙)

雑記帳に戻る
トップページへ戻る