アニメの部屋・第3回

さてさて、このアニメの部屋も第3回を迎えまして、そろそろあの作品は出てこないのかとか、思っている事でしょう。

そこで、今回はあの作品、”カードキャプターさくら”の登場です。

今では原作も終了、テレビアニメも終了、劇場版を2作品堂々公開され、さくらファンにとっては少しクールダウンされた頃かと思います。
そこで、私が思っている(たぶん皆さんも思っている事でしょう)さくらについて語りたいと思います。

まずは簡単なストーリーから。友枝小学校(お!辞書が一発で変換した!)に通う主人公の木之本桜は、ある日、大好きなお父さんの藤隆さんの地下書斎で、ひょんなことから魔法の本”クロウ=カード”と、守護獣ケルベロスを目覚めさせます。だが、最初に発動させたカードが”風”のカード。カードが巻き起こした風で、他のカードはばらばらになってしまいます。そこで、カードの守護獣ケルベロスはカードを発動させる事の出来たさくらをカードの次の主候補に選定、”カードキャプター”として幾多の試練を乗り越えていく事になります。その幾多の試練の中で、さくらは親友の知世ちゃんや、最初はライバルとして登場した小狼、小狼の自称婚約者の苺鈴らと共に、カードの捕獲をすすめます。当然のことながら、さくらはクラスの友達との友情や、小狼との恋、苺鈴との友情をも自分の強さに代え、果敢にもカードたちの試練に立ち向かっていきます。そう、彼女を支える無敵の呪文、”ぜったいだいじょうぶだよ”は、そういった思いが凝縮されたものだったのです。やがて、全てのカードを集めたさくらは最後の審判を受ける事になり、その審判者は、当時さくらが一番好きな人、雪兎の真の姿、”月”だったのです。
大好きな人を倒さなければならない宿命に悩むさくらに、やはり力を与えたのはさくらの周りにいるあらゆる人たちへの”だいすき”な気持ちで、無敵の呪文が発動します。かくして見事カードの主となったさくらだったが、それだけでは真の主とまでは行きませんでした。何しろ、カードたちは主の魔力をエネルギーとして生きているのですから、先代のクロウリードからの魔力は届かなくなり、力を次第に失っていきます。さくらは新たにクロウカードを自分のカード、”さくらカード”にするために奮闘します。そして、めでたく最後の試練を乗り切ったさくらに残されたのは、小狼への自分の思いを伝える事。はっきりとは伝えられなかったけれど、小狼の作った熊のぬいぐるみを受け取る事が精一杯だった。(劇場版2作まで待つ事に)

とまあ、そんなところですが、最初は衛星波での放送で、私はあまり気に留めてはいなかったのですが、教育テレビでの放送を機に、過去に発売されたLD収集を始め、それから知り合い(相互リンクを掛けている)書店の店長と仲良しになり、LD予約で全巻コンプリートを成し遂げました。なんだかさくらを見てると”ぽや〜ん”とした気持ちになり、ストレスがどこか消えてしまうような、やはり”癒し系”の作品と言えるでしょう。
あ、そうそう、BGMも効果的でしたね。ファンタジックでいて、さくらの内にある強さを表現した曲や、暗い雰囲気であろう曲でも、決して本当に暗くならない曲を多く使われていたように思います。
全体を通して、”こんな妹がほんとにいたら良いなあ”と常に思わせる作品でしたね。

まだまだ語りたいところですが、紙面の関係でこの辺で第3回を終わりたいと思います。