アニメの部屋・第6回 ”VANDRED”について

さてさて、今回はVANDRED(ヴァンドレッド)についてのお話です。

そう、このページにかかっている曲と、ここまで来る途中に、入り口から入ってきたときに、各コンテンツを表示しているページにBGMとしてかかっている曲がこの作品のオープニングテーマです。

先ずはどんなお話?ってところから始めましょう。そもそもこの作品はWOWOWのノンスクランブル放送で放送されたもので、衛星放送が視聴できなかった人たちもいると思いますので、簡単に。

とある宇宙に男だけの星、タラークと、女だけの星、メジェールがありました。
タラークの一般平民、ヒビキ=トカイはお調子者の熱血漢。ある日、新造戦艦の出航記念パーティに潜入、蛮型機動兵器の奪取に成功する事で、平民仲間のヒーローになる事と、自分の証を立てようとしますが、突如現れたメジェールのマグノ率いる海賊船と新造戦艦がペークシス・プラグマの暴走で融合、タラークの仲間2名と共に取り込まれてしまいます。
女百数十名に対し、男3名。謎の敵の”刈り取り”と言う作戦コード名の襲来を受け、仕方なく協調する道を選んだクルーの男女。最初はお互い敵視していたものの、数々の戦いを経験する事でお互いの事を分かり合ってゆく。
とまあ、こんなところです。

さてさて、私アニメマンがこの作品を気に入っているところをお教えしましょう。
その一。GONZOさんのハイクォリティなCG表現。
宇宙空間での戦闘シーンはすばらしいCGで描かれています。メカたちの質感や、オプチカル効果の精巧な事。

その二。個性的なキャラのオンパレード。
ヒロインが誰なんだろうかと思わせる展開。それと言うのも、主人公ヒビキの乗る蛮型機動兵器にディータ・メイア・ジュラの3名が乗るドレッド機が合体する事で主役メカの”ヴァンドレッド”が登場、それぞれのヒロインが乗るドレッド機がそれぞれの機体の外装になるのです。一応、私アニメマンとしては、主役メカの搭乗員を主役と捉えてしまう癖がありまして、この作品では、ディータ、メイア、ジュラの3名がそれぞれにヒロインと考えています。
3人のヒロインは、
ひたすら好奇心旺盛なUFOマニアのディータ、ヒビキを正義の宇宙人さんと追い掛け回す。
いつも冷静沈着、ドレッド隊のリーダー、メイア。ヒビキを戦友として認めていく。
セクシーフェロモン全開、とても戦闘をするような人には見えないジュラ。

3人が3人3様のヒビキとの接し方をします。それは主役メカのコックピットの席の座り方でお分かりかと思う。
ヴァンドレッド=ディータ・・・ディータがヒビキの膝の上に着座。当初からヒビキに積極的に接していたディータは、コックピットでも積極的。敵を倒して膝の上で腰をぐりぐりされた日にはヒビキ君ぐったり。
ヴァンドレッド=メイア・・・メイアの膝の上にヒビキが着座。トラウマや心の傷を受け入れる事が出来ないでいた彼女にとって、機体の強烈な加速で、ヒビキの体を自らの体に受け入れなければならない体勢で、背中にメイアの胸を感じてヒビキ君またぐったり。
ヴァンドレッド=ジュラ・・・横回転式複座形式のシートの配置は二人の関係が対等になったときに大きな力を発揮します。作戦成功で沸き立つジュラの隣で奇声を発せられるわ抱き疲れるわでヒビキ君更にぐったり。

私アニメマン的には戦闘中であろうと、艦内であろうと、”あたしと合体しよ。”なんて言われたら、違った意味で合体をお願いしたい感じです。はい。

そうそう、第2シリーズも開始されるようです。新メカとしては恐らく、上の3機体が全て合体して、攻撃力、スピード、防御能力全てを兼ね備えた最強のヴァンドレッドが登場する事でしょう。