ゲームの部屋第4回です。

今回は〜KANON〜を特集します。

簡単なストーリーですが、主人公(プレイヤー)は雪の降る季節に7年ぶりに転校して来ます。親戚の水瀬家に厄介になる主人公。ここの家にいる従姉妹の名雪は、陸上部の部長さん。朝はめっぽう弱く、猫アレルギーの癖に猫好き。そして、名雪と一緒に買い物に出かけた主人公は商店街でたいやき好きな少女、月宮あゆと出会う。あゆと一緒にたいやき店の店長から逃げおおせると、病弱で、長期休学中の美坂栞との出会いがある。また、この商店街では、記憶を失った少女、沢渡真琴とも出会う。そして、名雪と同じ学校に通うことになった主人公は、同級生の美坂の妹が栞である事を知り、さらに、夜の学校に忘れたノートを取りに行く事で、謎の退魔士、川澄舞と出会う。

ヒロイン達は、主人公との7年前の約束や、姉妹同士の夢を叶えるために一生懸命だ。主人公は彼女達の支えになれるように一生懸命にがんばるのだが・・・というのが大まかなところですね。

印象的なのは、各ヒロインを攻略する際に、必ずといって良いほど、ある人物がキーパーソンとなるところでしょうか。
例えば、名雪、あゆ編では名雪の母親、秋子さん。栞編では栞の姉。真琴編では以前関係のあった天野。舞編では舞の親友で反生徒会連合の旗頭、倉田佐祐理(この人とのエンディングもあるんだけどね。舞編をクリアすると攻略可能だよ。)といったところか?

各ヒロイン別にジャンル分けをすると、
水瀬名雪編は、近親相姦ホームドラマ。
月宮あゆ編は、生霊と交流するミステリアスドラマ。
美坂栞編は、薄幸の美少女萌え萌えドラマ。
沢渡真琴編は、妖孤に魅入られた少年編とでもしておくか。
川澄舞編は、妖魔退治&生徒会体制との確執のスクールバトルドラマ。
といったところでしょうか?

まあ、これも一種のノベルゲームの部類で、単純に読み進めるだけの退屈(筆者にとってですが)な作品となってしまいまして。いやはやなんとも。(KEYだからしかたないのか)

ただ、一つだけいいなと思ったのは、川澄舞編をクリアすると、主人公は舞の親友、倉田佐祐理と共に3人でいつも一緒と言う事で、二人のヒロインと3P状態に突入するであろうエンディングを迎える事になる事かな。(年上のおねいさんを2人もゲットするとは侮れない主人公。でも、舞を怒らせると命の保証がないかも)

この作品はドリキャスでもあるようなので、そちらはフルボイスなのかな?声優さんが声を当てているとまた違う楽しみがあるのかもしれませんね。

いささか簡単ではありますが、第四回をここいらでお開きにしたいと思います。