音霊使いミュージ・第7話 〜魔王も恋も俺のもの!〜

「グォッフォッフォッ・・・所詮は人間ごときが我が前に立ちふさがるとは無駄な事よ。おとなしく我が下僕となれ。」

魔王ヴァルザスは翼を大きく広げ、弱る体力に鞭を打って威勢を張る。ヴィッツの大剣を幾度となく体に受け止め、ところどころに傷を作り、ミュリエルの爆裂の方術も受け止め、クリシュナの捕縛誓文もそろそろ限界に差し掛かってきている。3人は肩を大きく動かし、息が上がっている。

「馬鹿を申すな!我らは貴様に絶対に負けるわけには行かないのだ!」

額からは玉のような汗を流しながらも、闘志をたぎらせた視線をヴァルザスに向けるヴィッツ。

「そうよ、あんたなんかに負けないわ!」

両手で誓文放出の印を作りながら涼しい目で睨み付けるクリシュナ。

「あたし達4人を舐めてかかると痛い目に会うわよ!」

なおも爆裂方術を放ち続けるミュリエル。

「さーて、真打の登場と行きますか?」

それまで目深に被っていた帽子を脱ぎ、後方で見ている隠密戦士の方に投げるミュージ。帽子の中に包んでいた長い金髪がさらりと下り、顔をヴァルザスに向ける。

「む、貴様が”精”の力の持ち主か、先代には随分とやられたものよ。今ここで積年の恨み、晴らしてくれるわ!」
「果たしてそううまくいくかな?いくぜ!魔王ヴァルザス!」

ミュージは笛を取り出し、”勝利への賛歌”を演奏し始める。すると、タリスマンから風精霊シルフィード、水精霊ナーガ、火精霊イーフリー、樹精霊リーフェス、地精霊モンモ、雷精霊ヴォルタ、氷精霊アイシンクの元素精霊7体が一気に召喚された。音精霊サウンはミュージに融合している。

「フッフッフッ・・・懐かしい曲だ。前に聴いたことがあるぞ。」
「きっと先代の音霊使いのことだ。気をつけろ!ミュー。」

ヴィッツの喚起にもミュージは余裕だ。淡々と演奏を続ける。精霊力を音色に込めて、仲間の精霊達に力を送る。

隠密戦士1号2号であるバレルとメリルはその曲を聴き、懐かしさを感じていた。かつて魔封石にヴァルザスを封じたときに演奏した曲だ。息子の完璧な演奏に感動していた。

「2号よ、若き自由人は完璧だな。」
「ええ、心が洗われるようですわ、1号。そろそろイントロが終わりますわよ。」

そう、イントロで充分に力を蓄えた精霊達は、主旋律に入り、曲調が変化すると、一気に攻勢に移る。ミュージはヴァルザスの攻撃を笛を吹きながらも素早い動きでかわしている。音精霊の音速の動きだ。最初に仕掛けたのはナーガだ。

「ハイドロプレッシャー!」

ナーガの構えた三叉の槍から猛烈な勢いで水が放出され、ヴァルザスの足元を底なしの沼に変えてゆく。ヴァルザスは翼を羽ばたかせて脱出を試みるが、風精霊シルフィードはそれを許さない。

「カオスウインド!」

乱気流を巻き起こし、翼の揚力を封じる。樹精霊リーフェスは、大地から数多の樹木の根や蔓を発生させ、ヴァルザスの体に巻きつけて捕縛する。

「ウッディロープ!」

更に地精霊モンモは地下に潜り、局地的地震を引き起こす。

「レゾナンスクエイク!」

地震によって液状化した底なしの沼に巨体を誇るヴァルザスの体は次第にずぶずぶと沈んでいく。

「ぐおーーーーっ!」

もがき苦しむヴァルザスは苦し紛れに口から灼熱の炎や、炎の玉を吐き、ミュージ達に撒き散らそうとする。しかし火精霊イーフリーがそれを許さない。

「おっと、火の攻撃かい?どれどれ?う〜ん、いい湯加減のシャワーだな。」

全身に炎を浴びて防御壁となってくれている。しかも気持ちよさそうだ。

「どれ、死なない程度に焼いておこうか?ヴォルタ、お前も手を貸せ。バーニングブロウ!」
「ライトニングサンダー!」

数百度の炎の鉄拳と、数億ボルトの雷撃がヴァルザスの顔面に炸裂する。思わず悲鳴をあげるヴァルザス。

「ぐおっ!」

その間も魔王の体は底なし沼に沈み、肩まで浸かった頃、満を持してアイシンクの凍結技が決まった。

「ケルヴィンブリザード!」

絶対零度の嵐が一瞬にして底なし沼を凍結させ、首から上を残して、ヴァルザスの動きは止まった。

「す、すげえ!さっすがミュージだぜ。」

ヴィッツはこれほどの連携技は見た事もない。思わず感嘆の声をあげていた。ミュリエルとクリシュナ、そして後方でミュージの精霊術を目の当たりにしていたマルスートを始め、ヴェナスの戦士たち、そしてオーギョクの近衛師団たちも驚きを隠せないでいた。ヴェナスの戦士の中にはミュージに親書を渡したファルゼンとヤーダーもいる。

「何と!あれが音霊使いの、若き自由人の力、なのか。ヤーダー。」
「噂には聞いていたが、すさまじいものだ。心地よい音色の奥に隠された熱き血潮。我らにも感じる。」
「ああ。こんな感じ、初めてだぜ。俺達、あんなすごい奴と、話をしたんだぜ。」
「ああ。ファルゼン、これは末代まで語り継ぐに値するな。」

二人は精霊達の見事な攻撃や防御に体中が熱くなっていた。こともなげにその精霊達を操るミュージの精霊力の高さに。そしてそのミュージに親書を渡しに行って直接話したことに。まるでスポーツ観戦をしているファンのように、子供に返った気持ちで興奮している。

笛を吹くのを止めたミュージは、様子をうかがいながらヴァルザスに近づく。そして丁度目の高さに、鱗がはがれて地肌が露出しているところを見つけた。

「ここだな。長い間、痛かっただろう。今、返してやるよ。」

ミュージはチョーカーからタリスマンをはずすと、台座の部分を向けて、その場所にぐっと押し込む。

「き、貴様、それをわしに返しにきたというのか!?」
「あ、ああ。そうさ。例えこれを取り戻して、本来の力を得たにしても、それはお前がお前なりの自由を得た結果だ。それにこいつには俺の、いや、俺の爺ちゃんの魂が込められている。俺の爺ちゃんや人々の気持ちを裏切るならば、全力でヴァルザス、俺はお前を滅ぼす。」

ミュージは祈りを込めてヴァルザスに話し掛ける。そう、ミュージはヴァルザスの弱点である逆鱗を元に戻したのだ。しかし、ヴァルザスはミュージの願いを裏切った。

「はっはっはっは!だから所詮は人間だと言うのだ!うおおおおぅ!」

唯一の弱点であった逆鱗を取り戻し、本来の力を取り戻したヴァルザスは精霊達に仕掛けられたトラップを断ち切り、以前よりまして凶暴にたけり狂った。

「ミュージ!なんて事を!あれがないと精霊が召喚できないじゃない!」

クリシュナは叫んでいた。ミュリエルも、ヴィッツも、そして後方の戦士たちも絶望感にとらわれていた。しかし、隠密戦士とマルスードだけは事の成り行きを動じる事もなく見続けていた。ミュージの選択はいつも自分達の予想を越えてきたからだ。

当然ミュージはたけり狂うヴァルザスを前に、一歩も引く様子はない。むしろ目に涙を浮かべ、哀れみにも似た視線を投げかけている。

「確かにお前は自由になった。しかし、人々を恐怖させたり、陥れるのは本当の自由ではない。お前自身が弱いから、強く見せようとしているだけなんだ。確かにお前を見れば、俺だって怖い。でも、俺は絶対に自分には負けない、信じあえる友がいるから、愛する人がいるから、その人たちのために、俺は強くなる。」
「何をこざかしい!わしに逆鱗を返した事、絶望の淵で悔やむがいい!」

笛を構え、聖姉妹の祈りと言う曲を演奏し始めるミュージ。すると、ミュージの周りには7体の精霊に合わせて、音精霊サウンまでが憑依を解き、くるくると踊りだす。ヴァルザスの攻撃を防御するためだ。

「我ら精霊、主をお守りするのが務め。決してお前になど、指一本触れさせない!」

精霊達もミュージと心を一つにしている。

<ファロストス、クロスター、出番だ。>
<はい。>

ミュージの願いで、逆鱗の位置にあるタリスマンから光精霊ファロストスと闇精霊クロスターが召喚された。

「お、お前達は!」
「魔王ヴァルザス、あなたの横暴もここまでです!」
「おとなしく主の前にひれ伏すのです!」

ファロストスとクロスターは胸の前で手を結び、祈りのポーズをとりながら、くるくると遠巻きに回りだす。そしてミュージの笛の音に合わせて歌いだした。

「お、おのれ!スレブの巫女め!ぐおおおおおおっ!」

バレルとメリルはにっこりとしていた。

<勝ったな。この勝負、ミュージの勝ちだ。>

(スレブの巫女。それはいにしえの昔、龍を信仰し、龍を制する力を持つ一族があった。人々は一族を龍の一族、またはスレブの一族と呼んだ。彼らの地は失われた大地、大マシリスにあったが、度重なる邪龍の一族との戦いの影響で天変地異を引き起こし、海に沈んだ。そのときに生まれたのが大マシリス海で、一族は滅んだと伝えられている。中でも一族の巫女は龍を操る力をもっていたと伝えられている。:大賢者、ラーマ=カーミラ=ヴォーダー著、大陸前記より引用)
そう、ファロストスとクロスターは邪龍が最も嫌う精神波動を歌によって体現し、その歌の旋律を奏でる者に従属する精霊だ。最高精霊に位置付けされるほどの強大な力を持つ精霊なのだ。

今、ミュージの調べと精霊の調べは一つになり、ヴァルザスの動きは制御されつつあった。しかし必死の抵抗をするヴァルザス。その様子を感じ取った、タリスマンにいる残りの2体の精霊が、いよいよ姿を現す。

「いい加減に観念しろ、ヴァルザス!」
「お!お前は!」
「主の思いを分からないのか!」
「貴様まで!」

金龍の姿の創造霊クリストと黒龍の姿をした破壊霊ブレクターだ。遂に根本精霊の登場だ。一気にこれだけの精霊を実体化させ、使役しているミュージは既に精神力の限界を超えているだろう、元素精霊達の励ましで気力を振り絞り、演奏の手を止めない。クリストとブレクターはそんなミュージの様子を見て取って、早めにこの戦いを終わらせようと自分の意思でタリスマンから現れたのだ。

「主よ、我が力を持って思いを成就せよ。」
「助かるぜ、クリスト、ブレクター。行くぜみんな!ファイナルポゼッション!」
「我が水のせせらぎを以って主の肩を癒さん。」
「我が風のささやきを以って主の腕を癒さん。」
「我が炎の雄叫びを以って主の拳とならん。」
「我が台地の揺らぎを以って主の足とならん。」
「我が樹木のさざめきを以って、主の腰を癒さん。」
「我が雷のきらめきを以って、主の目とならん。」
「我が氷の連なりを以って、主の胸とならん。」
「我が音の調べを以って、主の耳とならん。」
「我が光の恵みを以って、主の希望とならん。」
「我が闇の誘いを以って、主の夢とならん。」
「我が創りの楯を以って、主の愛とならん。」
「我が壊しの剣を以って、主の勇気とならん。」

クリストとブレクターの言葉に、ミュージは秘儀中の秘儀、ファイナルポゼッションを敢行した。これは先代の音霊使いの技ではない。ミュージオリジナルの技だ。先代はミュージの両親それぞれにクリストとブレクターが仕えていたために発動不可能だった。今、ミュージが両方の精霊の主であるから出来た技だ。これは全部の精霊が姿を変え、ミュージの全身を包む甲冑と、楯と剣になったもので、ミュージの全精霊力を消耗する諸刃の剣とも言える精霊術だ。

これには友らは勿論の事、周囲の戦士たち、更にはバレルとメリルも驚いていた。単なる音霊使いから、精霊戦士とも言えるレベルになったのだ。我が子の事ながら、驚くべき成長を為しえたミュージに涙していた。

「す、すげえ。精霊が甲冑や武器になりやがった。」
「な、なんて神々しい。まさに戦の神。」
「そうね、さすがミュージだわ。うふふ。」
「あなたのミュージはやっぱり刺激的ね。こんな隠し玉を持ってたなんて。」

クリシュナはミュリエルの脇腹を小突きながらささやく。ミュリエルは耳を真っ赤にしてクリシュナにささやく。

「な、なんで!?」
「夕べ聞いちゃった。ミューから。」
「やだ、もう。まだみんなには内緒よ。」
「わかってるわ。ほら、まだ終わってないわよ。ミューに回復方術をあげなきゃ。私も手伝うわ。」
「ミュリエルの愛がたっぷりの、ね。」

いよいよ最後の仕上げだ。ヴァルザスは更にたけり狂って火炎攻撃をミュージに加える。しかし、ミュージは楯をかざして構わず前に進む。水精霊と氷精霊の精霊力が直接ミュージに作用し、熱さなどは感じない。

「この!分からず屋め!行くぜ!ヴァルザス!みんなの力をくれ!ファイナルエルフィングスラッシュ!」

ミュージの一振りは最大の弱点の逆鱗を一瞬の内に抉り取り、タリスマンは見事ミュージの手に戻った。抉った後から大量の血液が噴出す。それをミュージは全身に浴びていた。精霊達はミュージの体から離れ、タリスマンに戻っていく。するとどうだろう、身の丈十数メートルはあったはずのヴァルザスの体が縮み始めた。
タリスマンからファロストスとクロスターの声が聞こえる。

「今です、高らかに宣言しなさい。」
「隷属の誓文を。」
「わかった。」

それはミュージの最後の力だ。もう立っている事さえ辛い。

「我はここに宣言する!ファーランド皇国皇太子、フリースト=ミュージ=ヴォーダーの名において、魔王ヴァルザスを聖龍ヴァルザスに清め、我が僕と為すことを!更に精霊の御心に従い、ルーン王国貴族、ミュリエル=ミスティ=クレードルを我が妻に迎える事を!」
「うおおおおおおおおおおおっ!」

ミュージの宣言を以って、タリスマンが輝きを増して、ミュージとヴァルザスを包み込む。ひとしきりの閃光の中で、ミュージはもうこれ以上立っていられないと思い、どさりと座り込む。背もたれになったのは精霊達の力で浄化されたヴァルザスの足だった。

「キュオ〜ン。」

閃光が収まると、身の丈4メートルに縮んだ青い龍が一声鳴いて、ミュージの頬をぺろぺろと舐めている。浴びせ掛けた自分の血液を詫びるように綺麗にしているようだ。

「きゃはは、くすぐったいよ、ヴァルザス。」
<大変失礼を、そしてご迷惑をおかけしました。>
「ヴァルザス、お前、お前の声が。」
<はい。聖龍となった私は主としか会話をしません。声を失うのは贖罪の証です。>
「なるほど。ちなみにお前、空を飛べるんだよな。」
<人間2〜3名ぐらいなら平気ですが。>
「よしよし。」
<ちなみに、私は主殿が私の世話の仕方を分かっていないように思えるのですが。>
<ファロストス、クロスター、お願いできるかな?>
<主の命ならば。>

スレブの巫女なら安心だ。そう思ったミュージは一息つくと、ヴァルザスを連れて一同の前に歩み寄る。

「終わったのね。ミュー。」
「ああ、終わった。どうだい?隠密戦士さん。これが俺の結論だ。しっかり見ててくれたかい?父上、母上。」
「やれやれ、やっぱりミュージにはかなわないな。」

ミュージは黒ずくめの二人の前に出ると、片膝を付いて敬意の礼をする。バレルとメリルは仕方なく覆面をはずす。更に周囲からどよめきが起きる。

「大変ご苦労様でした。ミュージ。まさか婚約のお土産もついてくるなんて。ねえ、あなた。」
「あ、ああ。大儀であった。我が息子よ、父として感謝する。」

ミュリエルもミュージの隣に座り、敬意の礼をする。

「はじめてお目にかかります、バレル陛下、メリル王妃。」
「あなたがミュリエルさんね。まあまあ、よくぞこのミュージを助けて戦ってくださいました。今日から私達を親と思って、甘えてくださいな。ねえあなた、綺麗なお嫁さんね。ミュージにはもったいないくらいね。」
「そんな、王妃様。」
「うん。よくやった、これで我が国も安泰じゃ、わーっはっはっは。時にミュリエル、我が皇太子殿は多分に放浪癖があるゆえ、注意せよ。」
「畏まりました。」
「おいおい、もう花嫁修業か?早いなあ、父上も母上も。」
「じゃ、友たちとの積もる話もあるじゃろうて、先に帰ってるぞ。なるべく早く顔を出せ、さらばだ。」

バレルとメリルはシリウスダーシュに騎乗すると、母国に帰っていった。残った者達はミュージを囲んでときの声をあげていた。

「ミュージ殿の見事な戦いに、そして婚約に祝あれ、エイエイオー!」

その最中、当のミュージはミュリエルの手を引いてヴァルザスに騎乗していた。

「ち、ちょっとミュージ。どこ行くの?」
「帰るんだよ。オーギョクに。」
「え?」
「だって、もうすぐ建国祭だろ?俺がいなきゃ、楽士団が引き締まらないだろ?」
「うふふ。そうね。」
「そうと決まれば。ヴァルザス!オーギョクに向かってくれ。」
「キュオ〜ン!」

ヴァルザスは二人を乗せたまま、一鳴きすると、翼を羽ばたかせ、空に舞い上がった。
若き自由人は誰もその歩みを止めることは許されない。
愛する者を手に入れ、魔封石を打ち壊し、少しは親父に近づいたかな。そう思うミュージだった。
ミュージに肩を抱かれ、体を預けるミュリエルは、やっぱりミュージは刺激的。とても幸せだ。
暫く飛んでいると、気が抜けたのか、精霊力を消耗したミュージはすやすやと眠りについてしまう。ミュリエルはミュージに膝枕をし、朝焼けの空を目指して風を受けていた。

「キュオ〜ン」

二人を祝福するヴァルザスの鳴き声がヴェナスの空に響き渡っていた。

音霊使いミュージ・第7話・完。

(作者あとがき)
いや〜、みなさんこんにちは。
よかったですね〜。すごいですね〜。精霊達が甲冑になるなんて思いませんでしたね〜。破壊霊が変化した剣ならば、この世の如何なる者も切り裂いてしまうすごい剣に間違いなし!きっと剣王ヴィッツも太刀打ちできないでしょう。ミュージ君とミュリエルはラブラブで、ハッピーハッピー。よしよし。
さてさて、次回は何と最終回。本編のエピローグとして、ファーランド皇国と、オーギョク王国でのお話です。ミュージ君とミュリエルの結婚式を巡るお話になります。どんな騒動がおきますやら。
つ〜ことで、次回”音霊使いミュージ”最終話。〜ウェディング・ベルは盛大に〜をお楽しみに。