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銀盤グラフィティ 〜銀盤グラフィティ〜 《ロック・ユー!》

ロック・ユー! (A KNIGHT'S TALE) 2001年作品
DVD 国内盤 ロック・ユー! CD 米国版 ロック・ユー!スコア盤 CD 米国版 ロック・ユー!コンピ盤
DVD 国内盤
ワイド,字幕
CD 米国盤 サントラ
(スコア盤)
CD 米国盤 サントラ
(コンピ盤)
 
ロック・ユー!』 (A KNIGHT'S TALE) 2001年 アメリカ作品
監督:ブライアン・ヘルゲランド/音楽:カーター・バーウェル
出演:ヒース・レッジャー,ルーファス・シーウェル,シャニン・ソサモン,他

  由緒ある騎士(貴族)しか出場する事が出来ない馬上槍試合に、主の突然の死を機会に彼になりすまして出場した平民の従者ウィリアム。彼はその試合に手応えを感じ、ウルリックと名乗って身分を偽り、数々の試合で勝利し勇名を馳せて行く。
  貧しい平民の子が自らの力で人生を変え、騎士の誇りと美しい恋人を手に入れる青春ドラマ。ばりばりの中世が舞台でありながら、オープニングで歌われるのは、おそらく誰もがどこかで耳にした事があるであろうロックの"We Will Rock You"である。柵や足などを鳴らしてあのリズムを取り観客が歌う中で、激しい馬上槍試合が行われる。ただでさえ血が沸くのに更に燃え上がる事間違い無し!
  このオープニングが物語るように全編どちらかといえば現代風の造りになっていますが、若者の熱い血は時代が違えど同じせいか違和感はありません。むしろ不偏的な若者のパワーがストレートに伝わってきて、斬新ではなくオーソドックスにすら感じます。ですから邦題には不満があります。お話はきっちり“騎士の物語”ですもん。

  私はとにかく馬上試合なんて物には惹かれまくりで、この映画はばっちりツボ!訓練された馬たちが、とりどりの防具や房飾りなどをつけて疾走するさまなんて、もうたまりませんー♪(なので馬が転倒するシーンなどは、訓練済みとわかっていてもハラハラしてしまいます)
  劇中、祝宴でウィリアムとヒロインのお姫さまや他の客たちがダンス(群舞)をするシーンがあるのですけど、極めてクラシカルに始まったその踊りがいつの間にか現代のステップに変わって行くシーンは、ワクワクするくらい魅力的に感じました。勿論そこも全く違和感が無いんですよね。なんか凄いです。
  オープニングが"We Will Rock You"なら、エンディングは"We are the Champions"。最後まで良いです〜♪
◆DVD(国内盤):ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント TSDD-31828
  このDVDには映像特典としてカットシーンがいくつか収められているのですが、これがどれもなぜカットしたのか理解できないものばかり。私が本編を観ながら“あれ?”と思ったことが説明されているのですよ。例えば、なぜウルリックの紋章が“三羽のフェニックス”になったか。あの世界で紋章は非常に重要な意味があるので、このシーンは是非入れて欲しかったですねぇ。カットされたのは、単に時間の都合でしょうか。
◆サウンドトラックCD・スコア盤(米国盤):COLUMBIA CK 85947
  カーター・バーウェルによるスコア盤です。若々しい勢いのある本編に似合った元気のいい曲で、肩の凝らない聴きやすいサントラです(^-^)
◆サウンドトラックCD・コンピ盤(米国盤):COLUMBIA CK 85648
  (写真提供:プチトマさん。どうもありがとう!)
  劇中でも効果的に使われた"We Will Rock You"他の歌を収めたコンピ盤。アーティストもなかなか豪華で、このあたりの歌が好きな方にはおすすめかも。チョーサーの台詞付きのカーター・バーウェルのスコアも一曲入っています。

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