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《レジェンド 光と闇の伝説》
レジェンド 光と闇の伝説
(LEGEND) 1985年作品
LD 国内盤(英日公開版)
トリミング,字幕
LD 米国盤(米国公開版)
トリミング
CD 英国盤 サントラ
ジェリー・ゴールドスミス盤
CD 米国盤 サントラ
タンジェリン・ドリーム盤
『
レジェンド 光と闇の伝説
』 (LEGEND) 1985年アメリカ作品
監督:リドリー・スコット/音楽:ジェリー・ゴールドスミス(英国版),タンジェリン・ドリーム(米国版)
出演:トム・クルーズ,ミア・サラ,ティム・カリー,他
魔王に奪われたユニコーンの角と、さらわれた姫を取り戻すために、森の若者が妖精他の助けを受けながらがんばる物語。ストレートな筋立てで、映像美に酔う事が出来る作品です。
なんと言っても冒頭の森!!この森が実に素晴らしい。劇場で映画が始まった瞬間に、私の身を包んだ清浄な空気!水気を含んだ空気の匂い!命に溢れた、生きている本物の森が目の前に広がったからです。圧倒的な存在感でした。これがまぁ、実はセット!信じられませんよ。なんでも木や草をセットに本当に植え、動物や虫を放ち、そこに全てが根付いてから撮影したとか…。この森だけでも一見の価値ありなのですが、残念ながらTVではここまでの全身を包み込まれるような感動は味わえないでしょう。
この作品には、英国・日本で公開されたものと米国で公開されたものの2バージョンあります。ストーリィはもちろん同じなのですが、一部シーンがさし代わっていて、編集も別、また音楽と効果音は完全に違うものです。簡単な見分け方は音楽。英国版(日本でも公開された方)はジェリー・ゴールドスミス、米国版はタンジェリン・ドリームです。
英国版はあえて言うなら、山猿な若者ジャックの単純明快な冒険物語の趣があって、英語で観た時より後にTVで吹替え版を観た時の方が、断然楽しめました。
一方米国版は、よりファンタジーなムードが強まっていてどきどき!しかも英国版にはなかった、ある非常に重要なカットがこちらにはちゃんとあり、その前後の盛り上がりは感動的でした。(なんでそのシーンが英国版にないかは謎)
なんというか映画のムードからすると、米国版の方が英国っぽくて、英国版の方が米国っぽい…。逆なんですから面白いですね。
◆レーザー・ディスク(国内盤):キングレコード K88L-5091
内容は、国内公開された英国版。ジャケットの写真は本編のワンシーンで、森で楽しく過ごすリリー(お姫さま)とジャック。
◆レーザー・ディスク(米国盤):MCA HOME VIDEO 40193
日本未公開の米国版。当然日本国内ではソフト化されていません。
◆サウンドトラックCD(英国盤):SILVA SCREEN FILMCD 045
ゴールドスミスらしい豪奢で華麗さのある音楽で、どちらかと言えば“陽”の曲調が、英国版本編によく合っています。美しくておすすめの1枚!
◆サウンドトラックCD(英国盤):VARESE SARABANDE VSD-5645
“陰”の強い米国版の音楽は、タンジェリン・ドリーム。オープニングの音楽がとても好き(^-^)サントラには、クライマックスに流れるボーカル曲も収録されています。
◇DVD(米国盤):2002年5月発売予定
米国版&英国版ダブル収録のDVD、数年前に一度発売予告が出たものの、なぜか延期になって心配していましたが、つい最近あらためて発売日が正式発表に!LDはトリミング版でしたから、ワイド映像のDVDが楽しみです!
◇DVD(国内盤):20世紀FOX
2002年3月に発売されたばかりの(今は2002年3月)国内版DVDには、日本公開の英国バージョンのみ収録。…残念、両方なら買ったのに。しかも吹替え入ってない〜!英国版は吹替えの方が楽しめるんだってば!
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