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銀盤グラフィティ 〜銀盤グラフィティ〜 《遠い空の向こうに》

遠い空の向こうに (OCTOBER SKY) 1999年作品
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ワイド
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サントラ
 

遠い空の向こうに』 (OCTOBER SKY) 1999年アメリカ作品
監督:ジョー・ジョンストン/音楽:マーク・アイシャム
出演:ジェイク・ギレンホール,クリス・クーパー,ローラ・ダーン,他

  1957年10月、夜空を見上げて人工衛星スプートニク号の光の軌跡を見た田舎の炭坑町の普通の少年が、ロケットへの想いにとりつかれて、友達と一緒に自力で小さなロケットを打ち上げようと頑張る。笑えて泣けて心の温まる素敵な作品で、もう私は大好き!
  極々普通の少年が難しい力学やらなんやらを独学でものにしてしまうあたり、一見そんな無茶なと思いきや、これは実話で主人公のホーマー少年はなんと本物のNASAの技師になってしまったというから凄い。この映画は、その彼の自伝『ロケット・ボーイズ』を映画化したものです。
  炭坑の廃坑問題で揺れる町で、ホーマーと衝突する頑固な炭坑夫の父親がとてもいいです。単に頑固なわからずやではなくて、指導力や行動力に溢れた本物の男で父親で、本当の意味で格好いいのなんの!もうこの父子関係には感動でした。

  しかし、この作品のタイトルはいいですね。ストレートな原作『ロケットボーイズ』は言うに及ばず、原題『OCTORBER SKY』も、邦題『遠い空の向こうに』も、どれも内容と合っていてとてもいいです。
◆LD(国内盤):パイオニアLDC PILF-2848
  “10月の空”をモチーフにしたDVDやCDとは違い、LDは物語の中心となる人々“ロケット・ボーイズ”と主人公父子をコラージュしてます。爽やかな青春を感じられるようで、こういうのもいいですね(^-^)
◆DVD(国内盤):ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント SUD-31163
  DVDは、ホーマー本人のインタビューが見れるドキュメンタリー付きで発売になりました。これがまたいいんですよ。機会があったら是非このドキュメンタリー込みで観てください!
◆サウンドトラックCD(米国盤):SONY CLASSICAL SK-61696
  サントラは、マーク・アイシャムのスコアと50年代のノリノリなオールディーズを収録したもの。本編中でもオールディーズにのって元気にワーワーとロケット実験を行うので、歌が入っているのはとても嬉しいです。スコアは一転して郷愁あふれると言うか、正に10月の空を憧れとともにしんみり見上げるような曲で、とても美しいです。ジャケットもきれいですね。これはとても素敵なCDですよ。

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