ワイルドブルーはあまり子供好みな仕掛けのある従来型の大プールとはいえない。ビッグウェーブも出るしボディボードも楽しめるが、基本的には大人のためのアーバンリゾートスポットなのである。コンセプトはトコナツのインドア人工ビーチであり、これまで的なドームプールとシティホテルのプールの中間にあたるものをイメージできればわかりやすい。そういうわけで、サングラス姿でオーシャンフロント仕掛けのデッキチェアに横たわるというやり方が、ボディボードをしたりソフトドリンクを口にしたりするのでなければ、いちばん気持ちいい過ごし方かも知れない。遊びにきている女のコたちもワイキキやグアムで遊ぶ時とおんなじように流行の水着を着ている。ほかのプールみたいに子供ばかりがプールサイドにいるせいで踏んづけそうになる、というようなこともなく、量的には子連れファミリーもやってくるグアム程度のものだから、アーバンリゾートビーチムードがむやみに壊されることもない。