《シーン4》 
 

ニャンコ空軍トーキョー基地(新中央航空竜ヶ崎飛行場)のランウェイ。エンジン回転が猛烈な状況となり、与圧装置のない、「窓のある軍人席」いっぱいに、轟音が響いている。ロシアンブルー猫のDolaさんも久々の任務にやや期待が高まっているようだ。「大空が俺(♀)を呼んでいる」とニャンコ語で言っているようであった。新中央航空のチャーター便については、千葉成田の航空科学博物館あたりにフライト料金表が置かれているので、YS−11を見物に行ったついでにでもチェックすれば諸君でも難なく搭乗可能なのである。勇者はニヒルに大空へとテイクオフするのみなのだ。