しかしこの機材にリゾート便らしい爽やかさやクールテイストがないかといえば、それは違う、といえるアングルからのカット。ジェット化された八丈島でも、しばらくはボーイング737にこの機材が併用されて飛んでいた。ミニジェットでプロペラを回転させる方式のエンジンを持つYS−11はいわゆるセスナタイプについているレシプロエンジン(自動車やバイクと同じ方式)とは基本的に全く異次元の性能を有する。最高速度は時速500キロ前後、とほとんどジェット機並みなのだ。長らくリゾートのシンボルだった機材も、国内の島々の空港施設拡張のブームに乗って、2003年には伊豆諸島・大島線から全廃となるといわれている。乗りたければいまのうちに乗っておく以外にない。大島には9ホールのゴルフ場やプールを備えたリゾートホテル、爽やかなヤングイメージも漂うサザンファン的な民宿、美しい海岸等があり、マリンスポーツ愛好者にも隠れた人気路線。 |