愛は静けさの中に
 おすすめ度 ★★★★★/ラプラプ度 ★★★★★

('86年、アメリカ)
 監督:ランダ・へインズ 
 出演:ウイリアム・ハート、マーリー・マトリン

<あらすじ>聾唖学校の新任の教師ジェームズ(ウイリアム・ハート)は、心を閉ざし掃除婦として働いている卒業生サラ(マーリー・マトリン)に興味を持ちます。気が強く、わがままで嫌われ者のサラ。しかしジェームズは、彼女の頭の良さや感受性、真っ直ぐな生き方に気づき、何とか伸ばしていこうとしていきます。徐々に心を開いていくサラですが・・・・。
<コメント>サラ役のマーリー・マトリンは耳の不自由ということで、かなりリアリティがあると思います。普通こういう映画は、ベタベタの同情ものになりやすいけれど、この映画では、現実的に健常者と聾唖者との恋愛の難しさや、心のすれ違いなどが、きちんと描かれています。だからこそ、本当に感動できるのではないでしょうか?この映画は、ふっと優しさを忘れてギスギスしてきたかも?と思ったときに、見てください。現実逃避の単なるロマンスではないので、心の内側から温かくなってくるはずです。生き方や前向きな気持ち・・・そんなものが湧き上がってくる、そんな1本です。

HOMEBACK (1999.9.20 UPDATE)