SOUL・FOOD
 おすすめ度 ★★★★★ /泣けます度★★★★☆

('97年、アメリカ)
 監督:ジョージ・ティルマン、JR
 出演:ヴァネッサ・ウィリアムス、ヴィヴィカ・A・フォックス

<あらすじ> アマッド少年(ブライアン・ハモンド)は“ビック・ママ”の愛称で呼ばれている祖母マザー・ジョー(イルマ・P・ホール)が大好きだ。ビック・ママは家族のトラブルも解決する名人でもあり“日曜ディナー”には南部の伝統ある最高の料理で一族を集め楽しい夜を過ごした。その習慣は長く続けられ一家を強い絆で結びつけていた。
 だがそんなある日、ビッグ・ママが糖尿病のせいで片足を切らなくてならなくなった。しかもその手術中に脳卒中を起こしてしまい意識不明のまま入院したままの生活が始まってしまう。ビック・ママの病気をきっかけに、それまでの幸せがウソの様に家族の間に亀裂が生じてしまう。相次ぐ不倫騒動、金銭トラブル…。アマッドは家族が争うようになったのが悲しく、ビッグ・ママのベットの傍でビック・ママが早く良くなってくれるように願った。
 数週間が過ぎ、アマッドが見守る中ビック・ママの意識が戻る。ビック・ママは「これから家族をひとつにするのは、あなたの役目・・」と彼に言う。アマッドは、ビック・ママの為に、家族の為にどうしたらいいのか悩む。そして彼が考え出した方法は・・・。

<コメント>タイトルの“ソウル・フード”とは黒人料理のこと。アフロ・アメリカンの文化を支え、アイデンティティーを呼び起こす。 まさにソウル・魂のためのフードといえます。そしてそれは彼らの家族愛の象徴でもあるのです…そんなタイトルのついたこの映画は“ビック・ママ”を中心に繰り広げられる、笑いとペーソスいっぱいの家族のドラマ、それが『ソウル・フード』です。 かのケネス“ベイビーフェイス”エドモンズがプロデューサーとあって、最強のR&S、ヒップホップを満載。 ソウルフルなサウンドトラックが薬味となって、最高にデリシャスでホットなムービーの登場です。
 ビック・ママ3人の娘を演じるのは、今注目のブラック・アクトレス。長女テリーには舞台、テレビ、映画で幅広く活躍し、『イレイザー』ではシュワルツェネッガーの相手役として主演したヴァネッサ・L・ウィリアムス。次女マキシーンには『インデペンデンス・デイ』でウィル・スミスの相手役に扮して売れっ子になったヴィヴィカ・A・フォックス。末の妹バードに『メイド・イン・アメリカ』『ボーイズン・ザ・フッド』などのニア・ロング。いずれも美しくしなやかな肢体で新しいブラック・パワーを強烈にアピールしています。

※R&Bが好きな方は、是非サントラも聞いてみてください。私の1番大好きなBoyzIIMenもこのサントラに『A SONG FOR MAMA』という曲を提供しています。サントラの視聴がしたい方は、ここからどうぞ。映画のオフィシャルサイトはここ(いつ無くなるか分かりませんが(^-^;;
  

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