よしなしごとWeb版 番外編vol.2
2000/1/3
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WRIM:皆さんこんにちはー! <ライム>です。
今回も諸般の事情によりスペシャルパックをお送りします。
最後までごゆっくり楽しんでいってくださいね。
それでわ、はじまりはじまり〜!
* * * * *
WRIM:今日は例のS座流星群の日、とゆうわけであたしと<ジック>さんは
某県某所のK怒川の河原に来ています。
J1K:・・・・・
WRIM:去年は運悪く見逃しちゃったので今年こそはと<ジック>さんに言って
お勧めの場所に連れてきてもらいました。
J1K:・・・・・
WRIM:あーん、楽しみだなー、早く流れないかなー。
J1K:・・・・・
WRIM:・・・・・
J1K:・・・・・
WRIM:・・・ねぇ<ジック>さんも何か言ってよぉー。
J1K:−リクライニングした運転席に横になって窓の外を見ている−
元気だね君も・・・こんな天気で。
WRIM:だって、今年こそは見たかったんだもん。
それに明日が晴れなら夜のうちに回復するかもしれないって言ったのは
<ジック>さんですよぉー。
J1K:まぁ、可能性の話だったんだけどねぇ。
ありゃ、雨。
−いつのまにかフロントガラスに水滴が付いている−
WRIM:あーーーーー!
J1K:−シートを起す−
じゃ、帰りますか。
WRIM:えー、もう少し待ってみましょうよー。
きっとすぐ止みますからー。
J1K:とはいえねぇ。
このままなにもしないで待ってると寝ちゃいそうで・・・
WRIM:えーと・・・それじゃ・・・シリトリでもしましょうか?
J1K:あのね。
男女が夜中に二人っきりの車の中でする事って言ったらもっと別の事があるでしょ。
WRIM:え、えーと、えーと、えーと・・・
わかった!
−ビシッ!と人差し指を立てる−
怪談ですね。
J1K:うーん。
また思いっきり季節外れな・・・
もっと色っぽいのがあるでしょう。
WRIM:えーと、えーと、色っぽい怪談!!
−再びビシッ!と人差し指を立てる−
J1K:あくまでそー来ますか。
WRIM:とーぜんです!
J1K:・・・・・
WRIM:・・・・・
J1K:・・・・・
んじゃ、お先にどーぞ。
WRIM:えー、あたしですかー。
J1K:だって言い出したのは君でしょ?
WRIM:んーでもー急に言われても・・・
じゃあ、恐かった話でもいいですか?
J1K:まぁ、いいでしょう。
WRIM:えーと、そうですねー、これは友達に聞いた話なんですけどー。
J1K:うんうん。
WRIM:確か7月か8月のとにかく暑い頃の事です。
彼女が食事の支度をするためにキッチンに立って・・・ピーマンを手に取りました。
で、軽く水洗いしてまな板の上に置いて、包丁で縦方向にタンっと二つに切ると・・・
J1K:・・・・・
WRIM:・・・中にはまるまる太った青虫が入ってて、もうちょっとで青虫も一緒に切っちゃうところだったって。
J1K:・・・・・
WRIM:あたしその話聞いてからピーマン見るたびに思い出しちゃって・・・
ピーマンさわれなくなっちゃいましたよー。
J1K:グーグーグー。
WRIM:あーん。
寝ないで下さーい。
だって、本当に恐かったんだからー。
次は<ジック>さんの番ですよぉー。
J1K:んにゃ、しょーがないのぉ。
WRIM:あっ、あんまり恐くしないでくださいね!
J1K:だぁ〜いじょ〜ぶ!
まぁ〜かせてっ!!
WRIM:あーん、全然不安ですよぉー。
あたしが恐がりなの知ってるクセにぃ〜。
J1K:でわでわ。
ほーわっかほーわっかほーわほー、ほーわっかほーわっかほー。
WRIM:そっ、それって、アレですか?
J1K:まぁね、これなら気分的にあんまり恐くないでしょ。
WRIM:・・・・・
J1K:それはある日の事じゃった。
Bンダイ技術部(仮)の某氏はいつものように残業しておったそうじゃ。
夜もだいぶふけていつの間にか残っているのは某氏一人になってしまっておった。
「#$%&’*‘+&%#”%&」
ふと気が付くとなにやらボソボソと人の話し声のようなものが聞こえてきたそうじゃ。
WRIM:!
J1K:未だほかにも誰か残っていたのかと顔を上げあたりを見回してみたがやはり
その部屋には某氏しか居らんかった。
気のせいだったかと某氏が仕事を続けていると、
「#$%&’*‘+&%#”%&#$%&’*‘+&%#”%&」
やはり何か人の話し声のようなものが聞こえてきたそうじゃ。
WRIM:!!!
J1K:部屋の中には某氏一人、そこで彼は廊下の様子を見てみる事にしたそうじゃ。
ドアを開け左右を見たが人通りはまったく無く明かりの灯っている部屋は
某氏の所ぐらいじゃった。
何やら薄気味悪い感じがしたので残りは明日やる事にしようと決め部屋に戻ろうと振り返ると。
「テケテケテケテケテケテ!」
WRIM:キャアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
−思わず両手で顔を覆う−
J1K:とも何とも聞えず静かなもんじゃった。
WRIM:あーん!
<ジック>さんのばぁか〜。
J1K:サービス、サービスッ!
続けていいかな?
WRIM:えーー!
未だ終わりじゃないんですかー?
J1K:だって、未だ出てないでしょ?
WRIM:やっぱり、出るんですか?
J1K:それはこの後の、お・た・の・し・み!
WRIM:<ジック>さんのケチんぼー、教えくれたっていいじゃないですかー!
J1K:続けるよん。
WRIM:−左右の手でそれぞれの耳をふさぎなからコックリとうなずく−
J1K:(^_^;)
WRIM:・・・・・
J1K:そういえば、お腹へんない?
WRIM:あたしは大丈夫ですけど・・・<ジック>さん空きました?
J1K:何だ聞えてるんじゃん。
WRIM:むーーー!
いいじゃないですかー、いつでもふさげるよーに準備してるだけなんですからー。
J1K:それじゃ、えーと。
オッホン。
机に戻った某氏が荷物をまとめていると、
「#$%&’*‘+&%#”7&#$%&’*‘+&%#”%&」
またしても声が聞えてきたそうじゃ。
WRIM:!!!!!
J1K:某氏はもう後かたずけもそこそこに部屋を飛び出したのじゃった。
「#$%&’*‘+&%#”%&#$%&’*‘+&%#”%&」
しかし、廊下に出てみると先ほどより大きな声が聞えてきたそうじゃ。
WRIM:!!!!!!!
J1K:某氏は声の聞えてくる方向を探したそうな。
「#$%&’*‘+&%#”%&ー$%&’*‘+&%#”%&」
するとどうもその声は右隣の部屋から聞えてくるようじゃった。
しかし隣の部屋はすでに暗く、人の居る気配は無かったそうな。
某氏は恐る恐るその部屋のドアに近づくとゆっくりとドアを開けたのじゃった。
WRIM:!!!!!!!!!
J1K: 「誰か居るのかー」某氏の問いかけに応える者はなく部屋の中は
ひっそりとしておった。
彼は思い切って部屋の明かりをつけたのじゃがやはり人っ子一人、
猫の子一匹居らんかったそうじゃ。
と、その時。
WRIM:!!!!!!!!!!!
J1K: 「ティッティキティッティトッピンシャン、ティッティキティッティトッピンシャン!」
そこには構造解析の為のサンプルとして購入されたファービーが居りましたとさ。
WRIM:<ジック>さん?
J1K:はい?
WRIM:それってどこが怪談なんですか?
J1K:んーとね・・・そうそう、君んとこにも居るでしょ一匹。
WRIM:ファービーですか?
ええ居ますけど・・・って、<ジック>さんにもらったんじゃないですか。
J1K:君、あのファビ子どうやって起してる?
WRIM:あーー!
またファビ子って呼んでるー!!
あの子はもう家の子なんですから、ちゃぁーんと<ちゃとら>君って
呼んでくれなきゃ駄目じゃないですか。
J1K:わかった、わかった。
今度から気をつけるって。
で、どう起してる?
WRIM:えっ、ええっと・・・教えてもらったとおりひっくり返してますけど?
J1K:で、あれってしばらくほっとくと寝ちゃうでしょ。
WRIM:はい?
J1K:とゆうわけで、カギは犯人(隣の部屋でファービーに最後に触った人物)が
いつ帰ったかとゆう事じゃよ、<ライム>君。
WRIM:!
いっ、いったいいつ帰ったんですか?
J1K:某氏が気が付いたときにはすでに居なかったって事は確かなんだけど・・・
結局は良く分からない。
WRIM:・・・・・
J1K:・・・・・
WRIM:きっと、ちょっと前に帰ったんですよ、うん。
たぶん某氏さんが気が付く1分前ぐらいに・・・そうそう、そうに決まってます。
<ジック>さんもそうゆうことでいいですね!
J1K:まぁ、私ゃどっちでもいいんだけど・・・
しっかし、君、明日・・・つうか今日かすでに・・・大丈夫かい?
WRIM:あー、もうこんな時間!!
あーん、どうしよう!?
J1K:今日はこの辺にしといたら?
また次回のお楽しみって事で・・・
WRIM:次回っていつなんですか?
J1K:それは調べてみないとわかんないけど・・・
ただ普段でも一晩中眺めてれば結構流れてるよ。
WRIM:・・・・・
わかりました、今日のところは諦めます。
でもまた今度、絶ーー対!見に来ましょうね!!
J1K:了解。
WRIM:それでは皆さん今晩はこの辺で・・・
お休みなさーい。
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