読書履歴2000年8月


合計新刊9冊+古本5冊 = 14冊

9[8/29]山形琢也/気がきく人気がきかない人(知的生きかた文庫)
どうも会社セミナー向けの話らしい. あまり気がきく人になるのは楽ではないということはよく分かったが.
8[8/28]香山リカ/サイコな愛に気をつけて 深層心理の恋愛学(河出文庫)
サイコな方へ行ってしまうのってちょっとしたものなのかなと思う. どうもこの辺の女性的見方という奴に対応出来なくて, 申し訳ない思いをしたことはあるけど….
7[8/20]上遠野浩平/殺竜事件(講談社ノベルズ)
風の噂では大分不評だったので, どんなもんかと思いつつ読んだが, あまり本格ミステリと思わなければそこそこ楽しめたかと.
5,6[8/18]グレッグ・ベア/斜線都市(ハヤカワ文庫SF)
最近のSFのご多分に漏れず, 各キャラグループが動き出して話が絡み合うまでが長く, 読みづらい.
4[8/ 6]浅田次郎/活動寫眞の女(双葉文庫)
涙腺の緩ませ方が相変わらずうまい. そこに主人公と結城の関係が…, あれ, ちゃんと絡んでたの?? 読み込み不足だったかしらん.
3[8/ 4]川上稔/機甲都市伯林〜パンツァーポリス1937(電撃文庫)
今度は猫娘かい. 前回より短い分もあってか, 話の書き込みにやや不満が. もちろん長けりゃいいってもんではないが.
2[8/ 2]秋津透/放課後宇宙戦争 5.幻霊への直接連結(ファミ通文庫)
最初はあちこち違和感を感じたこのシリーズだが, ここへ来てだいぶキャラが安定してきて, 読みやすくなってきた. でも次で終わりらしい.
1[8/ 1]日向真幸来/夢売り童子陰陽譚(ソノラマ文庫)
第3回ソノラマ大賞佳作. なんだけど, 近年の受賞作にしては珍しくまったくといっていいほどはまれなかった. 思うに強烈な個性を持っているように見受けられる主人公だが, その割には描写がおとなしかったかなと. それから脇役の自己主張が弱めで, 脇役が中心になった話部分でなんとなく主筋がふらふら引っ張られる印象がした. はやりの陰陽師ものではあるが, 題材自体はきちんと練られていると思うので, それを十分にストーリーに生かすキャラ造形を希望.