2000年1月下旬の公開ひとりごと
21(金)
- 症状が落ち着いたら, 適当に点滴はクランプして外出していいというので,
さっそく4時間程外出する. 早速本屋さんで30分時間を潰してしまう.
やっぱり本屋さんで本を眺めるのは好きだ.
- 運動不足もあるので, 点滴が外れている時くらいはと思い,
行き帰りは6Fから1Fまで階段を使う. 下りはともかく, 上りは4Fあたりで疲れた.
一応ノンストップで上っては来たが.
- 思わずいつもの院内のスリッパで外出しそうになる. てへっ.
- 隣のOさんが23時近くまでTVを見ているため, どうもそちらを向いて寝てると,
カーテンがチラチラ明るくなって気になる.
別にその時間ならまだ眠っている訳ではないので, 眠れなくて困るとか,
そういうことは無いのだが.
- どうもIVHの流れがあまりよくないらしく,
外出から戻っていつもよりハイペースで点滴を…, と思ったら,
ちっともスピードが上がらず, 結局いつも22:00交換のところを2時間待って,
900mlのうち250ml近く残して交換されてしまった. ああっ. 命の源がっ.
22(土)
- シャワーの申込をしておいたら, 同部屋にもう一人Sさんが頼んでいたらしく,
自分だけ入ったらさっさと次の部屋の人に回してしまった. オイ.
結局他の人が全員終ってから最後に….
- 昨日の外出のツケで, 少々筋肉痛.
- 昨日親が持って来た飲料水ペットボトルが垂水温泉の
「温泉水88」とかいうのだったのだが, 回診の時にこれが話題になる.
自分でもまだちゃんとパッケージを読んでいないので聞かれても困るのだが,
酸化還元と酸性アルカリ性がごちゃごちゃになりかけて油汗を垂らす.(^^;;
- 朝の検温の時部屋担当だった瀬名さんを,
隣のKさんが「こわいオバサン」呼ばわりし, 瀬名さん一日ご機嫌斜めだったらしい.
そりゃそうだな, まだ1年目21歳の新人さんだもんな. 若い若い.
23(日)
- 日曜恒例の体重測定. 僕の前に女性のオバサン軍団(?)が測っていたのだが,
ことごとく僕より重かった. 僕が軽すぎなだけか. 46.5kg也.
24(月)
- 遂に床屋さんに行く. 昨年の6月以来なので,
実に半年以上床屋に行っていなかったことになる. そりゃうっとうしい訳だ.
病院の2階の廊下の十字路沿いにあるのだが, これがまた目立たない.
一度気がつかずに通り過ぎてしまった. なんせ隣に院長室とか並んでるんだもん.
- 床屋から戻ると, よっぽどインパクトがあったのか,
ナースステーションにいた看護婦さんたちに思いきり笑われる.
まあ別にけなされている訳ではないので, 手を振って応えておく.
すっきりした.
- いよいよ今日から栄養剤(エンシュアリキッド)を飲むことに.
とても食事とはいえないけど, 内服薬, 水, 茶以外を経口摂取するのは,
3ヵ月ぶり!
- 夜からだったのだが, エンシュア自体にいろいろな味がある訳ではなくて,
アミノレバンとかいう,
他の似たような栄養剤のためのフレーバーをいれて飲めということらしい.
れがまたとけなくて…. ずっと食事が無かったため,
スプーンも手元に無かったので, 何か混ぜるものが無いかと上野さんに言ったら,
なんと用具室から綿棒を持って来た. その尻で混ぜてくださいと.
なんだかなぁ. やはり結構無理があり, ちっとも溶けない.
25(火)
- いきなり熱発する. 39.7°C. 抗生剤点滴をいれる.
セファメジンαキットとかいう, セファリンナトリウム水和液を生食に加えたもの.
- 婦長さんがふらふらとやって来ていてひとこと「さっぱりしたね」
どうやら髪を見に来たらしい. 見せ物かい. なんだかなぁ.
- 朝から下痢便となる. やっぱりエンシュアだと下痢するんだよなぁ.
3回目でいい加減尻が痛くなる.
- 親に持って来てもらったスプーンでフレーバーをエンシュアに混ぜてみるが,
やはりどうも良く溶けない.上に浮いてしまい下の方に行くと全然残らない抹茶味に,
下に沈んでしまい, 上の方にはさっぱり味のつかないアップル味. なんだかなぁ.
26(水)
- 今日も37.9°C. IVHによる熱だろうということで, IVHを抜いてしまう.
- のだが, ワンテンポ遅れて咳が出始める. もしや今回は風邪?
- 一気に点滴をなしにしたので, その分エンシュアリキッド(栄養剤)が,
1日4本になる. 最初は5本といっていたのだが,
さすがにあの味を5本飲むのはシンドイので, 4本にしてもらった.
- フレーバーが溶けぬなら, 混ぜて振って溶かそうということになり,
薬剤師さんがそれ用の容器を持って来る. これもアミノレバンのための容器らしい.
まあ用途が用途だけに,
違うエンシュアリキッドでもこれなら一応ちゃんと混ざるようだ.
27(木)
- 今日も熱が37.5°C. 咳が悪化する. どうもせっかくしゃっくりを止めても,
咳が出ると一緒にまた始まってしまうので, やってられない.
- 西部さんにうがい用のイソジンガーグルをもらう. 効くかな?
- 下痢便は止まったものの, 増えだしていた患部からの膿が血膿になる.
さすがにまずいんでは.
- 一方で順調に熱が下がったら, そのまま週明けにも退院にしようかと,
主治医が言い出す. 大丈夫かオイ.
28(金)
- 朝起きると, いきなり痛みが走る.
押すと, また患部が開いて中にエアが溜っている感じ.
これはまちがいなく再発なんだろうな. がっかり.
- 回診時に話し, 週明けにCTをいれてもらう.
- Kさんが退院する. 年末に入院して年越しを挟んでほぼ1ヵ月だから,
まずまず順調に出られたんだな. あやかりたい.
- 今日も熱は最高37.8°C. 咳は減って来たが, やっぱりこれは風邪じゃぁ?
- 気がつくと昨晩からしゃっくりが止まっている. ほっ.
29(土)
- かなり痛みが強まる. 歩く時につい足をひきずってしまう.
- 熱は下がる.
31(月)
- 窓際のSさんが退院したので, この機会にそこにベッドを移らせてもらう.
そこの場所の患者さんたち, 結構回転が速い(どんどん退院していく)という,
縁起かつぎ込みで.
- いれかわりに入院して来たのが正月前まで同じ部屋にいたYさん.
そういえば点滴治療の時だけ集中的に短期入院を何度かすると言っていたっけ.
「まだいました」
「またお世話になります」
なんだかなぁ.
- CT の検査. 点滴を抜いてしまっているため,
今回は久々に手に造影剤用の針を刺す.
- とはいえ結果が出れば点滴につながれてしまうのは火を見るより明らかなので,
その前にと思って急きょ外出許可をもらって出かけて来る.