2000年3月上旬の公開ひとりごと
1(水)
- 助手さんが3階の中央材料室に取りに行く備品用の一覧表があるのだが,
コネクタ(イモ虫)なるモノが. その名の通り, イモ虫型のコネクタなのだが,
なんともかんとも.
- 病室前にある普通の洋式便所にもウォッシュレットがついた.
今までは車椅子トイレだけだったために, 順番待ちなんてのもあったが,
これでもう大丈夫か?
- 今日からステロイドが5mg になる. 朝晩2.5mgずつで,
ご丁寧に1mg錠を半分に割って0.5mgにしたのをつつんで持ってきた.
朝3mg夜2mgとかでいいと思うのだけど, そうでもないのだろうか.
2(木)
- どうも一日2時間でも, 座り続けるとあまりよくないのか,尻が痛くなって来た.
というわけで, ロビーでの読書は中止.
- どうも間違えて覚えていたらしい. 6FSは中心にナースステーション,
東側と西側に廊下が伸び, あと, 北病棟方向に中廊下が伸びている.
僕等の西側がBチーム担当というのは知っていたのだが,
東側がAチームだと思っていたら, 中廊下がAチーム, 東側は左側がAチーム,
右側がBチームで, 夜勤などはABチームの担当ということらしい.
つまりそちら側だと, Aチームの看護婦もBチームの看護婦も,
両方回って来るということで, うちらみたいに,
4ヵ月以上いるのにさっぱりBチームに来ない看護婦さんもいる,
なんてことはないようだ.
3(金)
- 朝起きると, 大きい方の布団を蹴落としていた. もう3月一応春だもんな.
取り立ててネゾウの悪い方ではないようだが, どうも足グセはいまいちらしい.
下宿でもよく蹴落とす.
- どうも症状がいまいち.
あまりよくない状態で注腸の検査(月曜予定)をやってしまうと,
更に悪化させてしまう可能性があるので, 場合によっては延期という話も出た.
それはちょっとなぁ.
- 毎晩21時消灯, 22時頃に廊下の電気も消すのだが,
23:30に包交してもらった時には珍しくまだついていた. 指摘したところ,
いろいろ忙しくて消すのを忘れていたとか. なんだそりゃ.
べつにまぶしい訳でもないのでいいのだけど.
4(土)
- 朝の回診の時に, 誰だか知らんが僕の当番の看護婦がすっぽかしてくれて,
医師が当てたガーゼをテープで貼ってくれないだけでなく,
消毒の残骸などの後かたずけすらしていかなかった. ざけんな.
- 昼の検温の時に部屋担当看護婦が点滴の流量調節をしていくのだが,
砂田さん, おもむろに電卓を取り出し…, ベッドの上から見上げると,
裏にひらがなで名前が…. なんというか….
5(日)
- 15時に明日の注腸検査のための下剤が来る.
外来の時に家で飲まされたような, 量が多く,
飲んでるそばから腹が冷えて来るようなのではなく,
グレープフルーツ味の量もそこそこで, 効くには数時間かかるのだった.
これなら飲むのは楽. あくまで飲むのはだが.
- 18時くらいから下痢をし出す. 夜になってから頭痛が出る.
朝までに4回程便所に行き, 結局寝られず.
6(月)
- 案の定というか朝から熱. 8時には38.9°あり,
解熱剤を打って38.2°で注腸検査に. 延期しようかという話もあったのだけど,
どうせ延期したって下剤をかければまた熱を出すのだからといってやってもらった.
- 検査室で出て来た看護婦は先日CT室にいた人. 顔は覚えていたらしく,
「この前見たね」などと言われた.
- 注腸は, その名の通り, 大腸にバリウムを肛門から注ぎ込むのだが,
これがちょいと気持ち悪い. 腸内にバリウムを行き渡らせるために,
あっち向いたりこっち向いたりさせられるのが,
下剤後でふらふらしている時にはちょいときつい.
内科の方の外来にかかっているO先生も来ていたので,
特に症状が活性化していることは無いというのは, 終ってすぐ分かった.
- 夜になってまた熱が39.0°まで上がる.
注腸の時に腸の動きを押える注射も打っているので,
夜の解熱剤で今日3度目の筋肉注射. 横向きで寝るから肩が痛くなるし,
嫌になってしまう.
7(火)
- 夕方になってようやくバリウムの白い便が出切り, 茶色になる. ほっ.
- 熱はまだ下がらず, 37.7°C. とはいえ, 前回も速やかに下がったので,
今回も多分大丈夫だろう. 気分はもうそんなに悪くない.
- 注腸の写真を見せてもらう. 前回から3年くらいたつので,
余りよくは覚えていないが, だいたい似たような感じで, 弱い閉塞部分,
ハウストラ(しわ)消失部分など, 現在は特に悪化していないようだ.
まあ飯喰ってないんだから当り前だけど.
僕の症状は全大腸性だが, 過去の症状の名残は主に上行結腸に偏っており,
下行結腸, S状結腸の方の症状は特にひどくはないので, 手術は可とのこと.
まあ余り喜べはしないが.
8(水)
- だいぶ元気になったので, ぶらぶら散歩する.
エレベーターは6Fまでしか行かないが, 階段では屋上に行けるので,
例によって点滴スタンドの上部だけ外して上ってみる.
もっともこの病院は屋上へは普通出られないので, 扉から覗いただけだが.
- 北病棟側のロビーでお見舞に来たらしき少年が2人程,
マクドのハンバーガーを喰っていた. そういうのは匂うんだってば. あー腹減った.
9(木)
- 朝からいきなりレントゲンに呼ばれる. 多分CTの前に,
注腸のバリウムが残っていないか確認したのだろう.
- CT検査は午後. いつもガストロ水400mlは一気飲みするのだが,
今日は何やら水が冷えていて, とてもそれどころではなかった.
- そのCTだが, 普段は造影剤を栄養剤点滴の脇から合流させていれるのだが,
今日の看護婦はつまると嫌だと言って, 手に射してくれた.
別にたいしてたいして痛い訳ではないけど….
- 久しぶりにイントラリピッドの点滴があった.
どういう基準でこの点滴が来てるんだか? そんなことをぼやいたら,
点滴をつないでいた鈴原さん, しっかり処方箋を確認に行ってくれた.
確かに出ているらしい. うーむ.
- 6FNの病室のネームプレートの色分けだが,
どうやら主治医によって色が違うらしい. 6FSも病室こそみんな白だが,
ナースステーションのナースコールを受ける所ではちゃんと色分けしているそうだ.
10(金)
- 外出する. 本とともに前回買い忘れたドラゴンマガジンの増刊を探すが,
見つからず. 発売一月近くもたつとさすがにダメか.
SFマガジンの増刊も探す. 1999ベストSFということで, 手に入れたかったのだが,
やはり見つからない. こっちはまだ出て1週間のはずなのだけど….
- 包交してもらいながら点滴倉庫を眺めていたら,
アミノレバンには経口だけでなくて, 点滴もあるらしい.
名前からしてまずそうなだけに, 点滴の方が平和かも….
- MOTER MAN by SUPER BELL"Z. いやぁ楽しい楽しい. ♪オナカイタ〜イ
思わずにやけてしまう.