2000年5月上旬の公開ひとりごと
1(月)
- 先月はついに30冊(日数分)の本を読めなかった。
パソコンいじりしてたからか。とはいえ29冊だけど…。
- メーデーということで、北浦和公園にアドバルーンが上がっていた。
6階から見ると風で斜めに連なって倒れてるのが真横に見えて楽しかった。
もうちょっと風が強ければ将棋倒しみたいに見えたかな?
- 風呂へ入ろう…、と思ったらなにやらいきなり水風呂であった。
オレが最初だったので、看護助手さんが確認しなかったということだな。
まあちっこい風呂で給湯も速いので、さっさと入れ直して入ったが。
- 風呂に入っている間に昼飯前の配茶が回ってしまい、
外出したと思われて入れてもらえなかった。
悔しいので下の売店に行っておーいお茶のほうじ茶ティーバッグを買ってきて、
それでお茶を飲んだ。いつもの薄いお茶よりはこっちの方がいいや。
とはいっても金がかかるからいつもとはいかんよなぁ…。
2(火)
- 手術は10日午前と決定。はぁ〜。
- 来週手術予定の患者にガイダンスビデオが見せられる。
これまた映像的にはちゃちいが、まあ6Sお手製だから仕方あるまい。
とはいえ、内容は半年も入院してりゃあだいたい把握してしまってるわな。
- 同病室の全身麻酔手術患者が手術前にみんなぶーぶーうるさい呼吸練習用の、
スーフルとかトリフローIIとかやっていたので、
まさか買わされるんだろうかと思っていたら、前者は65歳以上、
後者は肺の手術患者だけらしい。助かった(?)。
- 予定外だったが、3時間だけ気分転換に急遽外出する。
とはいえいつもの通り買い物がメイン。
5/10発売の本が前倒しで出ていてちょっとびっくりした。
- 外出時間が30分ほど余ったので、久しぶりに病院の北側を歩いてみる。
なんかだいぶ変わってしまった。
常盤中までの道路の両側はマンションばかり…。
3(水)
- 今日から本格的な(?)ゴールデンウィーク。
でも看護婦さんは替わりばんこに出てくるんだよな。一日あたり日勤8人、
準夜、深夜各4人で、毎日6S看護婦の約半数が出勤。ごくろうさん。
- 大学院同専攻のS君と元同学科のS君が大分戦の寄り道にお見舞いに来てくれる。
来るついでにVINTAGE S等を頼んでおいたら、無事買ってきてくれた。
しかし喋っていたら金払うのを忘れた。(^^; すまぬ。今度絶対払うから。
- ところでこのVINTAGE S、オレは声優としてのめぐさんは評価してるけど、
別にビジュアル的にはどうでもいいので、
初回特典にビデオが付いてきても実はあまり嬉しくなかったりする…。
- 夕方からしばらく雷雨があり、また駒場の試合が中止になるんではと、
心配になったが、始まった当初は雨だったものの無事途中でやみ、予定通り行われた。
暫定2位の大分相手ということで、ヴァルディネイ、
ウィル等に対する守備陣が心配だったのだが、
前半10分以降は前線から速いプレスがかけられ、比較的いい試合ができたと思う。
得点も細かくつないでのものに、外からのクロスをヘッドであわせたものと、
流れもよかった。後半最初に失点してからどうもボールを待つようになってしまって、
中盤でのルーズボールを拾えなくなり、あまりいい試合ではなくなってしまったが。
ところでリードしている時のクビツァ、どう使うんだろう?
それとも使わない気? どんぐり状態だったFWに競争意識を植え付けるという意味では、
早くも貢献したのかもしれないけど、
それだけではまだコンビネーションが合いきらないうちのスタメン落ちだけに、
さすがにちと気の毒かなと、思ったりして。
- 夜のラブひなを見てみたけど、お約束のオンパレードってか?
それでもなにげに、テンポやメリハリ、絵はよさげなので、人気にはなるんだなと。
4(木)
- 入院して半年、オレが使った抗生剤は2種類だが、
6Sでよく使うのは8種類くらいあるらしい。それはともかく、
抗生剤アレルギーの体質はころころ変わるらしく、
ほんとは3ヵ月に一度はテストするのだとか。オイ、オレは入院した最初だけ、
その後6ヵ月検査してないぞ。
- 病棟を散歩していて気づいたのだが、北病棟の北側の窓だけ、
他の向きの窓に比べて小さい。やはり北風による冷えを抑えるためなのだろうか。
- 4月中旬あたりから「5/10看護の日」のイベントポスターが、
院内に貼ってあるのだが、なかに看護体験コーナーというのがあるらしい。
もしかして病棟によってはお相手させられる患者までいるのだろうか?
それともまさか看護婦や事務が患者役とか…。
- 手術室は新館4Fなのだが、
いつも手術の時にストレッチャーやベッドにのって通るだけなので、
手術室入口脇にナースステーションがあるのに全然気づかなかった。
このナースステーション、ちゃんと各手術室の室温湿度などのモニターがあるのだが、
GW中で誰もいないうちにと覗いてみたところ、室温は24°C、湿度は40%位らしい。
- 4F中廊下沿いの豪華な個室、一部屋空いていたので覗いてみたら、
当然6Fよりきれいな上に、
奥にちゃんと応接セットみたいなイスとテーブルが並んでいた。
確かにこれならドラマでも使えないことはないな。
5(金)
- 朝からいい天気だったので、玄関の外でひなたぼっこなどしてみる。
本当は駐車場のベンチまで行こうかと思ったのだが、道がでこぼこしていて、
点滴スタンドが揺れてしょうがないのであきらめた。
2時間だけいただけなのだが、少し赤焼けした。
なにせほとんど日にあたらない生活だからな。
6(土)
- どうもとなりの部屋のおばあさんが早起きで、それだけならともかく、
朝っぱらからわいわい大きな声で話している。6時前だぞおい。
- 今日から点滴がソリタT3Gに落ちた。オペ前は減らすのだそうで。
- ナースステーション前の個室、入室者は皆出るときに、
消毒を霧吹きで吹きかけるのだが、はたして意味があるのだろうか。
どう見てもてきとーにシュッシュやってるだけにしか見えない。
- 久しぶりにJリーグ中継がVHFで2試合あったのではしごで見る。
ヴェルディvs.グランパス,ジュビロvs.アントラーズ、
どちらもパフォーマンスは疲れかいまいちだったが、
展開的には白熱して飽きずには見られた。
- 薬局から上がってくる点滴の中に、
ユナシンやセファメジンなどの抗生物質が混ざっていたが、よく見たら固体だった。
って、当たり前か?(^^; 生食に加えて落とすので、つい液体かと思い込んでいたが。
7(日)
- 入院患者の食事を作る栄養課は新館の地下1階なのだが、
看護婦さんたちの食堂も地下なのだそうだ。
しかしいままで看護婦さんたちが地下に降りていくのみたことないんだけど…。
- 今年の新人武藤さんは熊谷住まいだとか。すると通勤に1時間か。
普通の仕事だったらそんなもんだろうけど、3交代だと結構大変では。
ちなみに日勤→翌日の深夜勤とか、
電車のない準夜勤の帰りは寮の友人のところに泊めてもらっているらしい。
それなら寮に住めばいいのにと思ったが、おせっかいなのでいわなかった。
- 腹減ったぁ…。昨日からの点滴変更で、前と同じように散歩しているだけで、
腹が減ってしょうがない。少なくともあと2日耐えねばならんのか…。
- NHKマイルカップは内を縫って抜けてきたトーヨーデヘアを、
外を回ったイーグルカフェがぎりぎり差し切って1着。
有力馬2頭が故障で回避したとはいえ、
数少ない関東の重賞勝ち馬がきっちり結果を出した。
マチカネホクシンは追い込み一手だけに、3着まででもほぼ力を出したというところか。
まあ一番人気は武豊に負うところが大きかっただろうし、そんなもんでしょ。
- 夕方やったTVSでの山形戦録画。てこずってもまさか負けるまいと思っていたが、
負けてしまった。
最初15分くらいで面白いくらいパスがつながって、
それ以降選手がつなぐ方に夢中になって(?)、
もらいにいく動きが減ってしまった気がする。
また山形の、それサッカー?っていうタイマン攻撃で、
大柴と岡野がともに怪我で交代してしまい、いかにも情けない試合になってしまった。
シュートこそ28本あったらしいが、ふかすわフィットしないわポストに当てるわ、
キーパー正面に飛ぶわ、なんともはや。
最後に室井のファウルからのFKで中途半端なクリアをひろわれ、
2列目から飛び出した選手に出されて万事休す。
もちろん不安定なDFにも問題はあるが、
今日は点が取れなかった攻撃陣の方が問題では。
クビツァも、随所にいい動きは見せるのだけど、トラップミスが多かったり、
周りとのコンビネーションが合わなかったりと、いまいちであった。
- 23時頃便所に行って出てきたら、ナースステーションの前がざわざわ。
さすがに6ヵ月もいると経験で、これは人死にだなと分かる。
- 0時まで起きていたので、本当に久々にTBNを聞く。
といっても早口言葉は聞き損ねたが。
やはりこの番組ははがきの枚数が多いせいもあってか、結構楽しい投稿が多い。
8(月)
- 朝の採血ではいつもよりサンプル数が多く、途中で血管がつぶれてしまい、
2回針を入れて取るはめになった。むぅ。
- 朝から手術前の検査があった。
- 肺機能の検査では、肺活量などをトイレットペーパーの芯みたいなのを咥えて、
吸ったり吐いたりするのだが、思わず咥えすぎて、
装置から芯(?)を引っこ抜いてしまった。(^^;
- 出血時間の検査では、耳に針を刺し、どれくらいで止まるかを調べるのだが、
なんと5分半。通常は1分半くらいまでには止まるはずなので、
こりゃ硬膜外麻酔は無しだな、多分。
- 回診で動脈採血があった。むぅ。
- 昼頃麻酔医が回ってきて説明をしたが、
なんか硬膜外麻酔もする予定でいるらしい。おや、と思ったら、
今日の結果はまだ聞いていないようだ。もしかしたら変わるかも。
まあ背骨から針刺すのは結構痛いので、なしでもいいや。(^^;
9(火)
- いよいよ手術前日である。手術そのものは軽いけど、
やっぱりその後を考えると滅入ってくる。
こういう時は素敵な看護婦さんに励ましてもらうのが一番いいかなぁ、
なんて考えたけど…。
- 前日は剃毛があるのだが、うれしはずかし(?)素敵な看護婦さんの当番を、
ちょっとだけ期待してみたけどなんと一人しかいない看護士であった。
だからって嫌とは言えないしね…(既に壊れかけ)。
- 見事に快晴だったので、今日は駐車場出入口のところで、
1時間半ほどひなたぼっこをした。このくらいじゃあまり焼けないか。
- 3時に下剤を飲んだのだが、3月の注腸検査の時は6時くらいに効きはじめたので、
そのくらいだろうと思っていたらあっさり4時過ぎには出始める。下痢便になると、
また腸から開いている患部に菌が流れ込んで痛むので、
痛む時間が長くなるということ。きびしー。
手術明けで、開いたところより患部の方が痛かったらどーすんねん。
- 17時から手術説明。途中でやっぱり便所行きたくなってやんの。
我慢できるレベルだったので我慢しちゃったけど。
あー憂鬱じゃぁ。
- やはり硬膜外麻酔はなしになった。
10(水)
- 朝から38.6度。麻酔に問題が出るかもしれないということで、
打ち合わせがあり、9時半からの予定だったが、結局30分延期でスタート。
とはいっても、9時半に鎮痛剤を打った時点から意識が飛んでしまっていて、
ほとんど覚えていない。前回は手術室まで完全に起きていたから、
やっぱり体調が効いたか。
- 手術室で唯一覚えているのは、背中から打つので横向いて体丸めて…、
というところ。やっぱり硬膜外麻酔をするのか、と思ったのだけ。
あとはいつ回復室に戻ってきたのかも全然覚えていない。
- 13:30位から記憶が戻り出している。しかしまぁ、
「深呼吸して」と話しかけているのが西部さんで、
リカバリーなら普段全然こちらの病室に来ない、
鈴原さんとか中原さんとかのお世話になれるかという密かな期待が裏切られて、
がっかりしたという気持ちだったのが、結構情けない。(^^;
- 気がついたら鼻から胃に管が入っていた。
全身麻酔の手術後はみんなやるようだが、喉が痛くてたまらなかった。
早く抜いて欲しい…。
- 眼鏡もなかったため、時計がよく見えずあまりよく時間がわからなかったのだが、
夜になって寝返りを打ったら目の前に腕時計が…。
一応気をきかせて親が置いていったらしい。しかし最初逆をむいて寝たばかりに、
記憶が戻って6時間は役に立たなかったことに…。(^^;
結構時間を気にする人間だから、その間結構つらかった、かな?
- 夕方から午後の手術の人が隣のベッドに入ったのだが、意識がアヤシイらしく、
大丈夫大丈夫といいつつ管をぶら下げたままふらふらベッドから降りそうになったり、
挙げ句はIVHを引っこ抜いてしまったりしたらしい。
それで一時期拘束帯を使ったみたい。なんか夜勤の看護婦さんもご苦労であった。