読書履歴2000年10月


新刊16冊+古本4冊 = 合計20冊

16[10/31]堺三保/星方武侠アウトロースター 雲海のエルドラド(スーパーダッシュ文庫)
個人的にはあまり各キャラの描写がアニメ当時のイメージとあいづらくて, (時間の経過だけではあるまい)いまいちはまれなかった印象. 仕掛けのアイディア自体もそう悪くはないと思うけど, こちらも記述的にはスペオペとしてはあまりダイナミックではないような. 描写をうまくやればそうでもないように出来そうな気もしないではないが, 少なくともぱっと読みでは割と地味な映像が目の前に…. その辺は個人で補完しろってこと?
15[10/30]A.マクナブ/SAS戦闘員(上)(ハヤカワ文庫NF)
14[10/29]嬉野秋彦/フェアリーランドクロニクル 銀の剣(スーパーダッシュ文庫)
嬉野さんの本ははじめて. 話の軽さは主人公のせいだろうか.
13[10/16]後藤健生/サッカーの世紀(文春文庫)
こう書かれると, 日本にも早く「歴史」を, としかいえないような気も….
12[10/16]中村恵里加/ダブルブリッドIII(電撃文庫)
イラストが変った. 不評だったんだろうな. 優樹の最初の頃のなんとなく悟ったような斜に構えた姿勢にインパクトがなくなってきて, ちょっと「話独自の世界観」にたるみが出そうな雰囲気が感じられなくもない. ゲストキャラの使い方は悪くないと思うので, シリーズを続けるならレギュラーの雰囲気のマンネリ化はできれば避けてくれるとうれしい.
11[10/15]深沢美潮/新フォーチュン・クエスト 6.待っていたクエストエピソード1(電撃文庫)
全然話が進んでないじゃん.
10[10/14]時雨沢恵一/キノの旅 the Beautiful World(電撃文庫)
今時のイソップというには, ちょっと底が浅いかも. キノの持つ雰囲気がいまどきで, イラストとうまくマッチしはまることははまるのだが, アイディアから話を展開していくという部分でパンチ不足のような気が.
9[10/13]横井哲正/夢見が丘(ガンガンWINGノベルズ)
前半の特に沙夜に関する描写がやや不安定な気がして読みづらかったのだが, 読み終わってみると全体的に真っ正面から書かない事によって, 沙夜の性格を逆に浮きたてる効果を狙っていたのかもしれないとは思った. ポジティブな話の持って行き方は読者対象を考えるとこれくらいで悪くないのかな.
8[10/13]三雲岳斗/アース・リバース(角川スニーカー文庫)
三雲さんのはアイディアは今回も楽しめた. が, ヒロインのキャラ作りとゲートキーパーの存在意義がなんかありがちで, 話が薄くなっているような気がする. 女性キャラがうまく書けるようになれば, 今よりずっと広い範囲で活躍できると思うんだけど.
7[10/11]安井健太郎/ラグナロク EX.DIABOLOS(角川スニーカー文庫)
外伝&プレストーリー. 直球的なパンチはあるのだけど, こういうのは私としてはあまり読後の満足感が残らない.
6[10/ 9]千葉暁/聖刻群龍伝 昇龍の刻 3(C novels fantasia)
いいのかそんな半端というか, 一歩間違えると安直な話の展開のさせ方して. なんか回りの権力構造が大規模に, 明確になっていくに連れて話も発散していく気が. あまり権力話でどろどろやられても楽しめないだろうし, だからといってこの程度の頭しかない権力争いなら, あえてフィクションで読むような面白さもないような気も. そもそもデュマの味が薄くなっていくような. アーシェラに至っては, この扱いにきっと悲しんでいるファンが多いに違いないと思っているんだけど.
5[10/ 7]千葉暁/聖刻群龍伝 昇龍の刻 2(C novels fantasia)
4[10/ 5]R.ジョーダン/時の車輪第3部 神竜光臨 5.神剣カランドア(ハヤカワ文庫FT)
今春まで隔月で出ていたものをまとめて読了. どうせもとは一冊だったんだし. なんか本家アメリカでは第3部でブレイクという話を聞いたような気がしたのだけど, うじうじアルソアがそれほどカッコよくなった訳でもないし, 敵がそれほどすばらしい暴れっぷりをしてはらはらさせた訳でもないし, どんなもんでしょ. 世界作り, キャラ造形, 筋の展開, どれも骨はしっかりしていて, 読み応え自体は確かにあると思うのだけど.
3[10/ 4]R.ジョーダン/時の車輪第3部 神竜光臨 4.闇の妖犬(ハヤカワ文庫FT)
2[10/ 3]R.ジョーダン/時の車輪第3部 神竜光臨 3.夢幻世界へ(ハヤカワ文庫FT)
1[10/ 3]R.ジョーダン/時の車輪第3部 神竜光臨 2.白き狩人(ハヤカワ文庫FT)