読書履歴2000年9月


h3> 新刊10冊+古本8冊 = 合計18冊
10[9/29]R.ジョーダン/時の車輪第3部 神竜光臨 1.魔人襲来!(ハヤカワ文庫FT)
9[9/17]岩本隆雄/星虫(ソノラマ文庫)
新潮版で読んだ時はなんか甘ったるい印象が残ったのだけど, だいぶすっきりしたかな. 人に勧めやすくなったと思う.
8[9/16]久保田弥代/アーバン・ヘラクレス(ソノラマ文庫)
第3回ソノラマ小説賞佳作. 話のつなぎや中たるみさせない文章はなかなかよかったと思うが, なんか読み終わってみると話のスケール感がイマイチ. 別に風呂敷き広げりゃいいってもんじゃないけど, 物足りない気もした.
7[9/16]庄司卓/それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ 12.純白のディスティニー(富士見ファンタジア)
終わりも近いはずなんだが, Optシリーズキャラの増加とともに話が間延びしてしまって, あまり濃い読書時間が期待できなくなったのがなによりも残念. 最初ほど作品ごとに出ていたSF的設定も切れなくなってきたし.
6[9/14]小川一水/イカロスの誕生日(ソノラマ文庫)
発売当初は買わなかったのだが, 3週間悩んで結局買ったもの. 個人的には「敵側」描写にもう少し厚みが欲しかったが, それが本題ではないし, ジュブナイル的にはこの程度で勢いで押してしまっていいのかもしれない.
5[9/13]村山由佳/おいしいコーヒーのいれ方II.僕らの夏(集英社文庫)
恋の鞘当てバトル話(?)な割に展開がさわやかなのは, 作者の技量か. その分少々甘味だけど. ところで勝利のコーヒーとアルファさんのコーヒー, どっちが飲みたいかな?
4[9/10]フィリップ・K・ディック/シビュラの目(ハヤカワ文庫SF)
3[9/ 9]賀東招二/フルメタル・パニック! 同情できない四面楚歌?(富士見ファンタジア)
最初は軽すぎてどうしようとすら思ったフルパニの連載短編集だが, 少し作品ごとに色が着いてきたか. まとめて読むにはその方がメリハリがあっていいかも. もっとも今回はこれぞ! というものがなかったのも事実. 人気作品の宿命ではあるけど, あまり月刊に拘って質を落とすのは避けて欲しいというのが本音.
2[9/ 8]泉麻人/地下鉄の穴(講談社文庫)
別に地下鉄とは関係無いコラム集なのだけど, 前回の地下鉄の素よりは, 少し笑えるネタが多かったかも.
1[9/ 4]篠田節子/ゴサインタン―神の座―(双葉文庫)
なんだかオカルトなんだか社会派なんだか危ういラインの上の作品だったような. 輝和に重ねつつさんざんもどかしさを感じている時点で作者にのせられているような気もしないではないが, 正直やや苦手な作品ではあった.