2005年8月中旬の公開ひとりごと
11(木)
- [げしげし] ここしばらく満足に仕事をしている余裕がなかったので,
今日はのんびり残業三昧. いろいろ進めないと行けないことが山積だ.
12(金)
- [せっかくの飲み] 先月から職場に来ていたI君が今日でおしまい, 週明け帰国ということで,
セミナー後, グループメンバーで飲みに行く. しかし行き先が丘の上, 自転車で100mの上り.
しかもあろうことか先導したV氏が道を間違えて違う坂を上り, 途中で引き返して改めて上りなおす羽目に. うちらはもうサイクリング慣れしているからいいけれど, 肝心のI君はすっかりへばり,
ビールの味もイマイチだったとか. ご愁傷さま.
13(土)
- [せっかく睡眠時間削ったのに] 2時間睡眠で朝からハイキングへ出かける.
行き先はBad AusseeのLoserという岩山. 比較的お手軽なコースだ.
ところが予報に反して天気はさっぱりでガスの中. 強行して登ってみたものの,
肝心のLoser Fensterという石門から見えるのは吹き抜けてくるガスばかり.
これじゃ意味ないじゃん.しかもガスで道に迷い,
もう一つ肝心のLoserの頂上にたどり着くことなく, ショートカット道を下りてきてしまった.
追い討ちをかけるように昼からは雨になり, 滑り易い岩山コースに上り直すわけにも行かず,
そのまま諦めて下山してきたのだが, あろうことか下りてきた途端雨も上がり, ガスが飛び,
麓からはLoserの頂上がくっきり.
ああ, なんてタイミングが悪いんだろう. こんなことならもう2時間のんびり寝て,
遅く予定を組めば全然違う楽しいハイキングになりえたのに. 疲れ4倍増でがっくし….
14(日)
- [休養日] 一応ハイキングの予定は考えてあったのだが, 下り坂予報ということで取りやめ.
しかし実際は夕方まで天気はもった様で, むしろ昨日より良かったような気が.
なんでこう外すかな, 俺は. ここ連日の疲れが抜けていないので,
この際ということで結局家でごろごろ転寝しつつ読書.
ただ午後は駅までちょっと食料品の買出しには出たけれど.
15(月)
- [祝日] 本日は祝日. 仕事が溜まっているので職場に出ようかと思っていたのだが,
天気がイマイチだったので取りやめ. それにしてもひんやり. 20度越えたのかな?
2000mより上は雪だとか. ほんとにこれでも夏なのだろうか….
- [ごちゃごちゃ] で, 家でごろごろしながらやっていたのは,
読書とドロミテの旅行記書きと, 論文整理. まあすることはあるということで.
だいぶ疲れも取れたし.
16(火)
- [終わらない! 増える! 前倒し!?] ただでさえ仕事が片付かないのに,
連休明けでタスクがさらに増加, しかも下手すると締め切り前倒し.
さあ, 夏休みは果たして取れるのか!?
- [現実逃避] …している場合ではありません(爆).
- [真意は?] 我が職場の便所は大と小の個室が左右に並んでいるのだが, 何故か二箇所の便所で左右が逆である. 未だに時々間違える.
T氏に言わせると, 建物の中心に近いほうが大, 理由はより切羽詰まる方だから,
だそうだが…まさか, ねえ? 却って入る方間違えて大慌てって方があり得そう.
17(水)
- [サラリーマン的…] ようやく先週から書いているプログラムのメドが立ってきた.
明日のセミナーのプレゼンも, 中身の質はともかくまあネタはもうだいたい何とかなっている.
しかしまたも仕事が降ってきた. ポスドクでマイペース研究をしている間は世間のペースとはだいぶ違う人生なのだろうが,
こうやって雑用などの締切に追われていくようになると, そのうちサラリーマン化していくのかな.
まあ今回はまだ単に運悪く重なっただけなんだと思うが, この程度でへこたれてちゃいかんのだろうな….
- [朝より低い] 今朝はあまり気温が下がらず, むしろ生暖かいくらいだったが,
どんより曇り空の下, 昼になってもまったく気温が上がらず, 一日中20度付近をうろうろ.
今日の雲は中欧部にぽつんとある弱い低気圧がらみで, 回りがよく晴れているだけに哀しい.
土曜日にかろうじて25度行った時, 俺はどこぞで雨に降られていたので,
クロアチアより戻って以来, 先週の火曜がまずまずだった程度で,
全然といっていいほど暖かい日がないという感じだ. …これでも夏なんだよねえ.
もう終わり間近だけど.
- [最終戦] W杯予選の最終戦, vs.イランは既に両国突破を決めているだけに消化試合だったが,
2-1で勝利, 首位突破となった. 前々回の初突破は3位決定戦だったし, それくらい実績は欲しいね.
まあ今回はそれ以上に国内組のレベルアップが課題だったのだろうけれど.
18(木)
- [とりあえず] セミナーで来月の日本の学会で話す予定の話をプレゼンする.
既に2月3月の会議で話した話の若干整理改良版なので, 自分にとっては特に目新しくはないのだが,
この話は職場内の人とはメイン共著者を除いてディスカッションしていないので,
実質初めての人もいる. …例によってあまりつっこみは出ず, 特に不評ではなさそう. ふむ.
- [夜な夜な…] 昨日降ってきた雑用を片付ける. 今日中にやると言ってしまったのでやるしかないのだが, これがまた面倒くさく, 終わったらとっくのとうに日付が変わっていた.
ああ疲れた.
- [天候不良予報につき] 今週末から週明けにかけて計画していた夏休み旅行は,
週末〜週明けにかけての天気予報が芳しくないどころかかなり悪そうなので,
早々見切りをつけて変更, 休暇を明日に繰上げて, 明後日との二日で別方面へ出かけることにした.
という訳で, 大慌てでルートプランニングと, 見所チェックと, ホテルの予約をする.
土曜は降雨の有無の両対応プラン付. まあ当日になって断念, 家で指くわえているよりはいいでしょ. しかしプランニングでだいぶ時間をとったため, ああ, また睡眠時間が….
19(金)
- [晴れ] 結局4:40から5:20の間に軽く横になっただけで休暇旅行に出発.
まあ晴れていれば起きる気力は沸くもんだ. これで曇っていたりしたら寝てたかも(苦笑).
もっとも行きの列車はほとんど寝ていたが.
- [裏路線] 本日の目的地は北ザルツカンマーグート. StroblからWolfgangseeの東岸を掠り,
Schwarzenseeを越えてAtterseeの南岸まで歩き, ここから船でAtterseeへ出る.
St. Wolfgangまで行けば日本人も山のようにいたのかもしれないが, さすがにこんなところを歩く日本人はいないよね(苦笑).
ところでSchwarzenbach沿いにSchwarzenseeへ上がる道は, ハイキングコース案内にもある一方で,
入口にNur geübed表示があったりする. まさかハシゴとか狭い岩尾根とかじゃないよな,
とか思いながら行った訳だが, 実際はひたすら階段の連続であった.
ステンレス製階段は山道にしては実に規則正しく段が組まれていてむしろ上りやすく,
一気に高度が稼げるが, かなり長いので途中で息が上がった(苦笑).
- [地図は良く見ましょう] SchwarzenseeからBurggrabenklammへ向かう途中一度道を間違え,
20分ほどロスしたためAtterseeの船の時刻までの猶予がなくなり, 後半はかなり急ぐ羽目になった.
前半よりむしろ楽しい路だったのにもったいない. 結局は10分ほど早く着けて,
船に乗り遅れることはなくすんだが, ハイキングコースではない作業林道を地図で見落としたのがミスの原因. ルートファインディングには標識と地図は両方大事ですな.
- [久々夏] 朝はやや雲が多かったが, 午後から久々にいい天気になり, Atterseeの湖岸などは,
水遊び行楽客で賑わっていた. 内陸国だけに, 湖岸のリゾートはよく整備されているよな,
この国は.
- [早くしてえ!] 今日の泊まりはBad Reichenhall. ドイツ内ということで,
Salzburgで乗車券を改めて購入した訳だが, なにやらDBの窓口は工事中で開いていたのは一つだけ.
約10人ほどが並んでいた. 乗り換えに30分近く余裕があったので大丈夫と踏んで列に並んだが,
例によって列の進みはノロい. しかも7人前が一人で窓口を10分近く占拠したため,
余裕が一気になくなる. 残り6人で10分, じりじり. 3人前がまた引っかかり, 残り3分,
ここで同じ列車に乗る予定の, 前に並んでいた人は車内で買うといって抜けていった.
そして前の一人は幸い1分で片付き, 速攻で切符をゲット, 1分で列車へ駆け込んだのであった.
ふう間に合った! 俺も, 前の人(英語スピーキングアジア人)がどの列車の指定がどーのこーのとか言い出したら抜けようと思ってたが, 幸いBayern Ticketだった(苦笑).
20(土)
- [予報よりも] 天気予報では今日は「遅くとも昼から崩れる」だったが,
Bad Reichenhallでは夜があける前から雨になってしまった.
昨晩寝る前には快晴だったのに. やれやれ.
- [雨天コース] という訳で, 雨天コースに.
その前に日本から持参の折り畳み傘がぶっ壊れたので, 朝から開いているお店で購入(苦笑).
で, 早速傘を広げつつその博物館へ行くと, …のっけから引っかかった.
10時からとは! 予定の列車は10:18発. …ダメじゃん.
しかたなくBad Rechenhallは雨の中市内をのんびり散策し, Berchtesgadenへ.
列車移動だったが, 駅で発車まで15分ほど時間があり, 駅の本屋で鉄道本を眺めていたら乗り遅れそうになった(苦笑). Berchtesgadenは塩鉱山だけ見て, 街をちょっと歩いておしまい.
晴れればきれいなところらしいが, 今後ハイキングや船に乗りにもう一度来ることはあるだろうか?
- [塩鉱山] オーストリア付近は塩鉱山が幾つかあり, かつてはこれが潤沢な資金源であった.
名前からして塩の町, Hallstatt, Hallein, Hall in Tirol, だ.
現在もあちこち現役だが, 同時にそれぞれ観光ルートになっている. しかしそれらを差し置いて,
初めて塩鉱山の見学したのがまさかドイツのBerchtesgadenになるとは(苦笑).
ちなみにここの鉱床はHalleinと繋がっているらしい. 鉱山の穴が繋がっている訳ではないが.
まあおなじみ滑り台とトロッコ列車に限らず, 船とケーブルカーまであるところがサービス満点,
かな?
- [お墓参り] 雨のお蔭で(苦笑), かねてよりの念願だったカラヤンのお墓参りに行ってきた.
AnifというSalzburg郊外の町の教会墓地だ. 場所は知らなかったが, まあバス停から見えた教会の塔の方へのこのこ歩いてゆき, 墓地内の墓石を一つ一つ見ていったら無事発見.
写真が飾ってあった. 安らかにお眠り下さい.
- [たくさん] 帰りも乗り換えのためSalzburgに出たが, 今日は3時間ほど余裕があったので,
少しだけ街をふらふら. いやあ日本人多いねえ(苦笑). あっちもこっちも.
しかしまあ能動的に出かけてくるだけあって, 表情が生き生きしているコが多いのはいいね.
- [日本好き] 帰りの列車で, ドイツから引っ越して現在ザルツブルク州の田舎に住んでいて,
ドイツへの帰省から戻ってきたという父子と同じコンパートメントになった.
オレが日本人と知ると, 日本が好きでよく行くんだよと, 25年前からの話をいろいろと.
本当にいろいろ行っているらしい. 実家は東京の近く, 北側だというと, 即, 大宮?
と聞き返してくる辺りが素晴らしい. 外れだが(苦笑). 東京大阪の話はもちろん,
広島に箱根に白馬になんだっけ? まさかザウスの話が出るとは(苦笑).
この人は列車も好きらしく, 毎度Japan Railpass愛用らしいが,
例によって列車ダイヤの正確さを褒めまくっていた.
特に近年のドイツのダイヤは見るも無残な遅れ具合なので,
分以内で正確な新幹線のダイヤを目の当たりにすると,それはもう驚異の範疇らしく,
日本に行ったことのある人はほとんど間違いなく日本の鉄道のことを褒める.
もちろん先日の事故のことなんていえない….
もっともオーストリアに関しては, 比較的頑張っていると, オレは思う.
まあ3分程度は目をつぶることは多いけれど, 接続で冷や汗をかいたこともあまりない.
今日も途中, 徐行があり一時10分遅れたが, しっかりその後取り戻したし,
大きく遅れるのは大抵国際線だよね.
ところで子供の方はなにやらWien行ICS-3に乗りたかったらしく, Linz経由でオーストリア入りに妙に拘っていたが, Linzからあなた方の目的地は国内線があまりよく繋がらないのですよねえ(苦笑).
父親の言う通り, Salzburg経由が順当だと思うよ….