1999年12月中旬の公開ひとりごと
11(土)
- 主治医が夕方来て、来週の火曜に手術をしようといっていく。
わぁ、急だ。慌てて日曜に外出許可をもらう。
12(日)
- 約50日ぶりに外へ出る。4時間程度なら問題無いというので、
その程度の予定、といっても、webページのメンテとメールのチェック。
- メールの方は趣味関係MLを全部読んでいたらとても間に合わないので、
研究関係とhomepage関係のみチェック。
研究室の忘年会のメールなんか来ていたりする。(^^;
- web homepageの方はいったん終了していたアンケートの方を延長し、
一部訂正を入れる。
13(月)
- 手術説明を受ける。一応聞きたいことはちゃんと聞いておくべきだと思い、
先にメモっておいて質問を挟む。
なんかちょっと騙されているような気がしなくもないが、一応了承。
- 手術の際には必ず承諾書にサインしなければいけないのだが、
印鑑を忘れたことに気づく。しょうがないので拇印ですませたが、
どうも指紋押捺は嫌い。
- 手術前日は必ずシャワーを浴びることになっている。
患部とIVHを入れているところを防水するのだが、患部はともかく、
IVHの方は何とサランラップ。確かに破れなければそれで良いのか…。
とはいえ、これまた最初の手術当日以来のシャワーだけに、
いくら毎日蒸しタオルで体を拭いたり、時々頭を洗ってもらったりしているとはいえ、
やはりだいぶすっきりする。
14(火)
- 手術は通常木曜日の医師の会議で翌週の日程を決めるのだが、
僕のは簡単なのということで、その日程のものが終わった後に、
on call(時間未定、呼ばれたら行く)だった。
とはいっても、ほぼ午後の手術は予定通りいったようで、3時過ぎに呼ばれる。
行く前にストレッチャーに乗って、安定剤を打たれるのだが、これが結構痛い。
- 手術室は4階。入口で病棟看護婦から手術棟看護婦に引き渡される。
手術棟も結構広いので、何部屋あるのか聞いてみたら9部屋だとか。
- 今回は腰椎麻酔(腰から下だけ)ということで、頭は起きたまま手術。
しかしこの腰椎麻酔を打つのがこれまた痛い。背中を丸めた状態で打ち、
「打つとき背中を伸ばさないでください」といわれるのだけど、
どう頑張っても反射的に動いちゃうから、多少はしょうがないよな。
手術中は体にはカバーかけられてしまうし、
麻酔のおかげで何やってるんだかちっとも分からないが、
いかんせん骨を押されると上半身まで響いてくるので、それだけはよく分かる。
- 手術時間は1時間21分。途中で眠くなったので、
足の指先をひくひく動かしてみたりする。
感覚がなくてもちゃんと動いているのは分かるし。
で、手術中一番びっくりしたのが、広瀬香美と河村隆一の曲なんかが流れていたこと。
手術後に看護婦に聞いたら、その辺にあったのをかけただけということで、
別に医師の趣味とかいう訳ではないようだが、
手術なんてみんな厳めしい顔をしながら粛々とやるものだと思っていたから、
かなりびっくり。
- 全身麻酔の場合は必ず一晩はナースステーションの隣の回復室で過ごすのだが、
腰椎麻酔ということで、病室に直帰。
手術後の迎えのベッドも回復室用のではなくではなく、病室のベッド。
枕元の柵にフレンディアのぬいぐるみをぶら下げているため、
手術室の前で待っていた親は、それで手術が終わったのを知ったとか。
- 部屋に戻ったのは17時半くらい。麻酔が切れきっていないせいもあるけど、
たいして痛くない。一時間安静を言い渡されたので、おとなしく本を読んでいる。
麻酔が切れたらちょっと痛いよと脅されたけど、
実際切れても、それほどではなかった。
15(水)
- 昨日はたいしたことなかったものの、一晩明けて、いろいろごたごたし出すと、
変なところに力を入れてしまったりするとなかなか痛い。
- 朝の回診での強酸性水(pH2だそうだ)での患部の洗浄は、
さすがに手術直後だけに、最初の手術の後しばらく続いたようにしみまくった。
- 回診の前に週に一度のシーツ交換が来たのだが、交換したとたん、
回診で早速イソジン(消毒)を滴らして汚す。なんだかなぁ。