裏山の宇宙船
- 朝日ソノラマ文庫刊
- 前・後編の全2巻
- イラスト: そうま竜也
- あらすじ : 佐貫文はとあるド田舎町,
河奈見町に住む高校生. たった3人の部員の民俗伝承研究会の部室を潰さないため,
会長である彼女はこの町に伝わる天人伝説を証明
しようと提案した.
のり気ではない部員や, 駿河先輩であったが,
文の家の裏にある逆さのぼりの坂という, 体が軽く感じる坂の土砂崩れにより
宇宙船の一部分が露出したことから自体は一変.
機械オタクの昇助は物理はさっぱりの文, 晶, 駿河先輩
を相手に宇宙船の発掘を開始した. その中からは….
- 作者曰く, 現代地上の特撮なしのスペオペだそうですが, まあ確かになにも
アクロバティックなことはしていませんからね. でもスペース云々より, 彼らと
宇宙人の心の交流でしょうか.
昇助とミューのコミュニケーション成立がなかなか早いなとは思いましたが,
この作品も最後まで興味をそぐようなことはなくうまくまとめてます.
笹本祐一さんのページへ