エリミネーターシリーズ全ての始まりです。
当時のカワサキは
アメリカの二輪業界(特にハーレーダビットソン)が低迷していたらしく
V型エンジンでのアメリカンスタイルを出すことをせず、
DOHCでの市場展開(ZL以前のLTDシリーズなど)をしていたらしい。
アメリカよりの発注で開発された車体は、開発者たちが
よりアメリカらしい単車にしたいという思いから
考え出されたコンセプトが「速・簡・低・太」の
ドラッグスタイルという新しいジャンルだった。
パワーユニットは当時のフラッグマシンだったGPZ-900Rからの流用により
開発時のテストで0-400を10秒台を切ったらしい。
当初ガソリンタンクはダミーで今よりも薄いデザインで、
シートの下に本当のガソリンタンクが設置されるはずだったのだが
諸事情により認可が下りずあえなくダミーのはずだった物を
ふくらまして使えるようにしたなど逸話のあるバイクである。