ふじ丸ワンナイトクルーズ(FUJI MARU)


 1989年、「ふじ丸」のデビューによって日本の本格的な「クルーズ時代」が幕を開けた。このページでは、

私が参加した「初秋の鰺ヶ沢・青森ワンナイトクルーズ」(おぉ、何とローカルなネーミングのクルーズだろ

う!)を例に、日本では最古参の「ふじ丸」のサービスを私なりに紹介し、さらに例によって「おまけ」もたっ

ぷりと付けたいと思う。今回の「おまけ」は「青函連絡船」。津軽海峡の船の旅を楽しんでいただけたらと思

う。

 ところで「ふじ丸」といえば、富士山を連想させるファンネルから延びた斜めの外板が特徴的だ。しかし、

それが少しづつ改造されて今日に至っていることは皆さんご存知だろうか。

FUJI MARU (1989-1994)

 まず、この写真は1989年デビュー当時から1994年12月までの外観。商船三井の船の特徴であるオレン

ジのファンネルから斜めに外板が延びているのがお分かりになると思う。なるほど「富士」丸だ。しかしこの

斜めの外板はデザイン的には好評だったものの、船室からの視界が遮られるとして船客には評判が悪か

った。そこで次の写真のように改造された。

FUJI MARU (1995-1999)

 つまり斜めの外板に穴が開けられた。これが1999年12月までの「ふじ丸」。ところがこれもやっぱり視界

が遮られるとして評判が悪かったらしい。そこで2000年を迎え、とうとう外板が取り外されてしまった。

FUJI MARU (2000- )

 という訳で、これが2000年現在の「ふじ丸」だ。富士山のイメージはすっかり消えてしまった。すっきりした

が、御河童頭の女の子みたいだ。私個人としては初期のデザインの方が素敵だと思う。しかし船に乗ってし

まえば、外観は分からなくなる訳で、むしろ船室からの視界の方が重要となる。だからこれで良かったのか

…。異論のあるところだろう。

 ところで当サイトのゲストブックには、次のような書き込みを頂いていた。

 「ふとしたことでこのページを見つけました.皆さん豪華な船旅をされているようで大変うらやましく思います。実は私はある船会

社で航海士をしているのですが、弊社の関連会社の客船の人気投票が余りよろしくないようです。どういったところが人気に差の

出る最大の項目なのでしょうか。どなたか是非ご意見ください。」

 大変申し上げにくいことだが、ここに「弊社」とは、(株)商船三井であることは容易に想像できた。そんな

こともあって「ふじ丸」には機会があれば是非乗船したいと思っていた。できるだけ正確に私が体験したこと

を再現していきたいと思う。

 ところで「ふじ丸」は、2002年4月より、「日本チャータークルーズ(株)」に移管する。商船三井客船が主

催するレジャー・クルーズは、もう行われない。したがって、この乗船記は貴重な記録となってしまった(今

後は高校の修学旅行などのチャーターに使用される見込み。)。

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あぁ郷愁の青函連絡船


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02/02/24