67°と言うのはeliotにインパクトを与えようとした企みかと思ったのですが(笑)、確かに左の67°を打った後、60°を持ったらヒールが浮いて先っぽにしか当たらない。水性ペンの痕が如実に物語っていますね。
一般的な60°ではeliotにはフラットすぎるようで、67°はオーバーにしても66°が適正のライ角(!)だそうです。
「フラットなアイアンは右へ飛ぶ。ともすればスイングの中で無理矢理ボールをつかまえにいく動きが出てしまう。」
浅野さんが示してくれたようにライ角の合わないものはスイングを壊す原因にもなりますね。
「eliotさんはダウンスイングで右肩を下げて手の位置を低くすることでフラットなアイアンに対応しようとしています。その動きが時にインサイドアッパーの軌道になって現れ、左へのミスになるのです。」
まさしくそのとおりで、クラブが悪いスイングを作ってしまう好例ですね(^-^;)
「eliotさんは非常に複雑な動きを今までしてたんです。まずはライ角を適正なものにして、あとはスイングの修正ですね。」
クラブフィッティングとレッスンは両輪ですから、クラブだけなんとかすればいいというものではありません。クラブフィッターは浅野さんのようにスイングを見る目とレッスンの技術を持っていなければ意味がありません。