阿久津さんはそのへんを明確に答えてくれました。
「今からゴルフをやる人は300Mのドライバーで始めるわけですから、この大きさをさほど違和感なく受け入れてくれると思います。」
「それに、今はクラブの進化に使う人間のほうがついて来られなくなっている部分も出てきていると思います。」
人間より道具のほうが先を行っている・・・う〜む、SFの世界になってきました。
「250Mのヘッドが300Mになるのに4年かかりました。300Mが400Mになるのに2年しかかかっていません。」と阿久津さん。それを考えれば噂される500Mのモデルも現実味を帯びてきました。
ことドライバーに関してはもっと大きく軽く長くなっていくのは確かなようです。ヘッド体積1リットル!の時代もやがて来るのでしょうか?ドライバーだけ大きくなって。アイアンとのつながりはどうなるのか?という方もいると思いますが、ティーアップして打つドライバーは芝の上から打つアイアンとは別のものと考えれば、あとは慣れの問題かもしれません。
それに、チタンを使えばX−ZONEのアイアン版を作ることはできるそうで、コストの問題をクリアできれば実現するかもしれませんね。
「5年、いや3年後どんなクラブを使っているのか想像もつかないね。」と言ったのはG・ノーマンですが、1000Mのドライバーに団扇のようなアイアンでゴルフをする時代が来るかもしれません。この先、ゴルファーは2極化していくと思われます。コンベンショナルなクラブを使う人と、X−ZONEのようなクラブを使う人と。上手いとか下手とかいうことではなく、その人のゴルフのスタイルとかスイングタイプとかによって。
パーシモンにフラットバックのアイアンしか無かった時代からくらべれば、いろいろなバリエーションがあるというのはゴルファーにとってはありがたいですね。