ヨーロッパ編




さっさかまわったヨーロッパ四都!!97.10




ついに行ってきました。ヨーロッパ11日間の旅!!
ロンドン2泊、パリ3泊、ローマ2泊、ジュネーブ2泊のハードな旅!!

全体のはなし


気候について
ヨーロッパはよく東京より少し寒いと言われています。ローマは東京くらい。しかし!!今年は例外的に暖かいと現地の人たちが言っていました。ロンドンでは枯れ葉が散ってはいましたが、長袖ニットでOK!パリではプラタナスの葉が周りから焼けた感じに枯れていた・・・。ローマは半袖でも暑いくらいだし、ジュネーブも昼間は長袖2枚くらい・・・。持っていった洋服が長袖ばかりだったので、ローマで着る物がなくなってしまった。

寺院の比較
ロンドンのウエストミンスター寺院・パリのノートルダム寺院・そしてヴァチカンのサン・ピエトロ寺院。数々の寺院を見たけれどそれそれに個性がある。共通点は上から見ると十字架の形をしていて、 東に十字のてっぺんがくるようになっているそうだ。


ウエストミンスター寺院はダイアナ妃の葬儀が行われたので、知っている人も多いかもしれない。ヘンリー3世の命によって立てられたゴシック建築で、中には著名人のお墓や記念碑が並んでいる。とても重厚な雰囲気を持っている。

ノートルダム寺院と言えば、有名のなのはステンドグラスのバラ窓。これもゴシック建築の建物だが、ウエストミンスター寺院よりも暗い感じがする。内部も薄暗い。その暗さがバラ窓の美しさを際立たせている。あまりにもきれいで、華麗で言葉を失う。



ノートルダム寺院のバラ窓。暗い中から見るので、より一層鮮やか

そしてカトリックの総本山。サン・ピエトロ寺院。丸屋根が遠くからも見える。豪華絢爛!!これでもか!と言う感じの内装の華やかさと軟らかな線がきれいな彫刻。は、はぁー参りましたと言う感じです。金色の装飾が一層華やかさを強調。有名なのはミケランジェロが作ったキリストの亡骸を抱くマリア像「ピエタ像」中に入って右側にある。外の広場には円柱が円状に並び40万人が収容できるそうだ。すぐ近くにあるヴァチカン美術館、システィーナ礼拝堂は混んでいても行くべし!!


街並みの比較
どの国にも古い建物が残っている。石作りで地震のない国だからこそ。そして国民が大切にしているからこそ。

ロンドン
繁華街ピカデリーサーカスからオックスフォードサーカスへ続く、リージェントストリートは道に沿ってカーブした建物がきれい。王室御用達のお店が並ぶショッピング街なので散策に適しています。また郊外の庭付きのかわいらしい家が並ぶ。芝生のきれいさや手入れされた庭などうらやましい限り。ハイドパークでは散歩を楽しむ人たちが沢山いる。

パリ
建物はロンドンと似ているけれど、ベランダや窓枠に鉄の飾りをつけているのが特徴。全体的な美しさを大切にしているだけあって、奇抜なデザインや派手な看板は見られない。バランスのとれた街並みとなっている。庭も全体を見たときにバランスが取れるようにデザインされている。

ローマ
街中のいたるところに古代の建物や、何百年も昔のものが残っている。そしてとても無造作・・・。街の石畳もいい雰囲気です。ただわかりずらくて迷子になるかも!?真っ直ぐと思っていた道が実は曲がっているなんて、よくあること?

ジュネーブ
国際都市、ジュネーブ。スイスと言えば・・・、銀行そして時計。そう、この街は本当に銀行と時計やさんが多い。そして、ホテル。ホテルの前には女娼(時々男も!?)立っていたりする・・・。とても不思議な街!街自体は小さくて建物の作りはパリに似ている。そう、ここの公用語はフランス語でTGVの発着駅コルナヴァンがある。

そして言葉は通じるか?
OKっていい言葉だ・・・。それが今回の旅行で思ったこと。だんなも私も片言の英語しか話せない。でもくじけない!
ディズニーランドのインディジョーンズのアトラクションにて、白人カップルが前に並んでいた。自分の並んでいるアトラクションが目の前でループしたとき・・・「ううううう・・・!!」と男の方がうめき声をあげてよろめいた。(あ、恐がってる)とわかった。その後も胸を押さえて深呼吸・・・。リアクションが大きいのでわかりやすい。ちょうど2人ずつ乗って、その人たちが前だった。そしてスタート!!なかなかハードな動きのジェットコースターで、きりもみ状に落ちていったり、急カーブを曲がったり、ループしたりとGOOD!!満足!満足!んっ・・・?例の彼は・・・と見ると、めがねずり落ちケント・デリカットくんになっていた!かなり度が強いめがねらしく、目が変な風に歪んでいて、彼の気持ちを語っているようだ。そして目が必死に何かを訴えている。こういう時こそ「Are you OK?」#全然OKじゃなさそうだけど・・・。

そして応用もきく。「Creditcard OK?」カードを見せながら(^_^;)「Stamp OK?」 絵葉書を見せながら(^_^;)「Takeaway OK?」 商品や残った食べ物を指差して(^_^;)あとはジャスチャーと笑顔で勝負!! #文章にすると、よけい哀しさが増すね・・・。

今回思ったこと、街中でぶつかったり、相手を遮ってしまったときだいたい「Sorry!」とか「Pardon!」とか言われる。でも日本じゃ言わなくなったよね。なんだかゆとりがなくってとげとげしい。ゆとりがないと言えば、どの国のガイドさんも「日本のようにしっかりしていない」「てきぱき仕事をしていない」という感じに言います。#特にローマ?
ふむ・・・。これは国民性なんでしょうね。ゆっくりやっていると、ますますやる気がなくなってしまう気がしないでもないですが・・・。これが日本人的発想か?





ロンドンのはなし




いい場所を取る事ができたので、写真もばっちり!!
衛兵交代があるときは観光客がたくさんいて、すごい混雑。

そしてロンドンを思い出す
4年前に訪れたロンドン。今回もツアーなので市内観光は似たような感じ。だんながロンドン塔の側のホットドック屋を見つけて「あれ、食べる!」とすたこら買いに行った。かじりながら戻ったところに「どう?」と聞くと、「まずい!」 そうだ、ここはロンドンだった。前回の旅行では、友人がやつれてしまったのだった。そうか、ロンドン、味で思い出すよ。

おいしいかって聞かれれば・・・
ロンドンの料理は、おいしくない事で有名だ。ソーセージはもそもそするし、煮干しのフリッターみたいなのは出てくるし。そんな中で助かるのは中華料理。チャイナタウンで入ったお店は、まずまずおいしいのだが、塩気が足りない感じ。思わず塩を振って食べる。お店の中国人に片言の日本語で「おいしいか?おいしいか?」と聞いてくる。こう聞かれれば10人中9人の日本人は「おいしい」というだろう。でも実は・・・。(^_^;)ロンドンで働く人においしいお店はないかと聞いた人は「せっかくロンドンに来たのだから、中華を・・・」と薦められたそうだ。へんな感じ。

なぜここまで来て・・・
夕食まで時間があったので、買い物に興味のない私たちはハイドパークへ散策に出た。芝生に寝そべったり、子供が走り回ったり、犬の散歩したりと思い思いに楽しんでいる。私たちもぶらぶらと歩いていると・・・どんぐり発見!!これはうちのシマリスにおみやげだわ!!とせっせと拾いまくる。ダイアナ妃が住んでいたケンジントン宮殿の方に向かうとなんとリスがいるではないですか!さっそく拾ったどんぐりをあげると近づいてきた。うーん!かわいい!!写真も撮りまくりさ!!でもここまで来てリスにえさをやり、写真を撮りまくってる私たちって・・・。苦笑・・・。

ハイドパークのリス



パリのはなし



ベルサイユ宮殿。ルイ16世の頃に中は破壊されたそうだが、
今はいろいろな装飾で飾られている。トイレが大混雑だったぞ。

シャンゼリゼ通りで再び・・・
おーシャンゼリゼ!!「パリに行ったらシャンゼリゼ通りを歩く。そしておーシャンゼリゼを歌うんだ」というだんなの一声でシャンゼリゼ通りへ。そしたらここではくりに似た木の実が落ちてるではないですか。「おーシャンゼリゼー♪」とくりを拾う2人。日本人のイメージを悪くしたかしら・・・。

セーヌの流れ
エッフェル塔の横から観光船が出ている。1時間かけてセーヌを遊覧する観光客向けのもの。それぞれに個性のある橋をくぐりながら進むので、本当におすすめですよ。映画「ポンヌフの恋人」のポンヌフもばっちり見てきました!1時間の遊覧で45FFでした。

「ビ」も「ヴ」も同じ
ホテルの近くにはあまりお店がなかった。深夜になってから水が欲しくなったので、飲んでいたバーでVittleをテイクアウトしたいと言ったところ、「ビッテル」の発音では通じなかった。ちょっとルパン似の店員さんがやっとわかってくれて
店員「ノン、ヴィッテル!!ヴィ、ヴィ、ヴィッテル」
私「ビッテル、ビ、ビ、ビッテル」
店員「ヴィ、ヴィ」
私「ビ、ビ、ヴィ、ビ、ヴィッテル」
仏語講座になってしまった。笑いながら何とか納得してくれたようで、テイクアウトできた。ほっ。ちなみにウォッカも通じなかった。店員「ヴォッカ」私「ウォッカ」って感じ・・・。

縦列駐車とカリブの海賊
パリでは縦列駐車が多い。街中も並木の間も車が停まっている。ガイドさんの話では、ある人が車を停めていたら、前をメルセデス、後ろをジャガーで挟まれて出れなくなったそうだ。その人は迷う事なく、前のメルセデスをガン!!と衝突して動かし、バックでジャガーをドン!!と動かして出るスペースを作った。そこへ駆けつけたメルセデスのオーナーに「メルシー」と挨拶して去っていった・・・。バンパーはそのためにあり、車は動けばいい。なんて日本と違うのだろう・・・。 日本では顔が映るほど磨く人がいるというのにね。でもこの考え、好きだわ。そう言えば、タクシーに乗っっていたときも追突されたっけ。

パリのディズニーランドは東京ディズニーランドと似ているアトラクションがある。カリブの海賊はほとんど内容が同じで、なんだぁと思っていたところ、終盤に大きな違いがあった。そう、混んでいるので出口付近では追突ばかり。ちょっと進んではゴン!ゴン!ゴン!とぶつかり、また進んではゴン!ゴン!ゴン!そうね、この船にもバンパーがあるからね・・・。




ローマのはなし




「ナポリを見てから、死ね」の言葉通り、きれいな港と海




ヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂は必ず見て欲しい!
写真の天井は絵画をつなぎあわせたようになっている。


雰囲気はアジア
スリが多く、物売りも多いアジア的な雰囲気のローマ。私たちは慎重に歩く。しかし点在する古代の建物、豪華絢爛なサン・ピエトロ寺院。そしてラテン系の陽気な感じ。うーん。対照的でおもしろい・・・。

パスタ・パスタ・パスタ
ここではパスタが前菜!?滞在中に食べたのは「ポルチーニのフィットチーネ」「ツナのトマトソース」「ムール貝」「ボンゴレ」「ミートソース」「うずまきパスタ(?)のクリームソース」そしてどれもおいしかった!!そしてピザもおいしい!!特にドーム状に焼き上げ、中に生ハムやチーズ、トマトソースの入ったピザはもうほんとおいしくって、お腹いっぱいでも入った。全体的に油は多く使っているので、お腹の弱い人は注意ね。ナポリで村山元首相が入院していた病院も名所案内に入ってましたよ。

ポンペイ遺跡
そこは古代の遺跡がつくる街。歩道と車道に別れていて、車道に残る車輪の跡。約2千年前に火山の爆発の火山灰に埋もれてしまった街、ポンペイ。一気にタイムスリップしたような錯覚に陥る。豊かな文明があったことを思わせる住居や浴場の跡を見る事ができる。火山灰に埋もれていた人骨から、復元された苦悶の顔で死んでいった人たちも・・・。




ジュネーブ・シャモニーのはなし




シャモニーで見た山。本当はリフトで登って、モンブランを見るはずだった。
悪天候のためにだめだったけど、地上からはいい山並みが見えたので良かった。


市場の風景
シャモニーで市場を散策した。試食用のチーズを食べてみる。くせが強くて、後味が残る。スイス名物のチーズフォンデゥはくせが強すぎて、日本人には不評だそうだがわかるような気がする。他には防寒着・野菜・木の実・ハム・小物類などが並んでいて、見ているだけでも楽しい。

そしてまた、くり拾い
ジュネーブは国際都市で有名だが、街はさほど大きくなく、歩いて横切る事も可能かも。街中には銀行と時計屋が驚くほど多い。オービーブ公園でまた発見!!くりだ!!一生懸命ひろう。そして松ぼっくりも発見!!手に抱えて観光バスに乗ろうとしたら、運転手さんも近くにあったくりをひろっていて、私にくれた。ちょっと照れる・・・。