大阪・京都 食道楽とユニバーサルスタジオ編




大阪・京都 食道楽とユニバーサルスタジオ編 2001.10



     
 
 
飛行機
今回の飛行機はJAL。バーゲンフェアなので片道7千円の安さ!飛行機の価格もここまできた。同行者もこの値段に惹かれて旅行を決めたに違いない。
 行きは伊丹行き。真ん中4席の2席で前がスクリーンの席。前に何もないので、子供が前の座席を蹴っ飛ばしたりテーブルを出せ〜とうなったり、乱暴に扱ってたたんでも迷惑をかけたりしない。いざとなれば床に置いて遊ばせることもできる。スクリーンが目の前なのでそれで時間も稼げる。なかなかのいい席なのだが娘は隣の方のスポーツ新聞の馬に目が奪われたようで、指を指しては「これ?これ?」と何度も何度も聞いてくる。うむ、そうきたか・・・。同行者は窓際好きなので、ちょっと不満のようだ。大阪までは45分。なのに飲み物をサービスしている。短時間の間に大変なのではないでしょうか・・・。そんな時はのどあめなどを配って終わり〜でもいいのにね。

 帰りは関空発。関空までは特急ラピートという鉄仮面みたいな電車で行った。変わっていて面白い。時間ギリギリだったために写真を撮れなかったのがちょっと残念。同行者は飛行機の座席はリクエストして窓際にしてもらったようだ。そうそうJALのチケットには搭乗優先順位が印刷されていた。子連れや体の不自由な人などが1位、窓際席2位、通路席3位・・・みたいな感じです。で子連れの場合、親のひとりだけ1位で、もうひとりが2位とか3位になっているのね。最初に親1子1で入らなきゃいけないのかな?なんてちょっと思ったけど、みんなで入ることができました。さて帰りの飛行機では娘はハイな状態で、遊びたくてしょうがない。あやせば大笑いのウッキャッキャッの猿状態、あやさなければ体をくねらせ右に左に脱出のチャンスをうかがうというすごい状態だった。周りの方々ご迷惑をおかけしました。あ〜、娘も手荷物と一緒に預けたい・・・。  
 
 
ユニバーサルスタジオジャパン
 ユニバーサルスタジオはハリウッドやフロリダで経験していた。そのすばらしさと迫力でも感心し気に入っていたので、大阪にできると聞いたときどこまで再現できるんだろうと楽しみにしていた。そしてハリウッドで見れなかったバックドラフトも絶対に見たいと思っていた。なのになんでまた妊婦の時に行くことになってしまったのだ・・・。(2年前のフロリダも妊婦で激しいのには乗れなかった。けっこう激しいのでも乗りたい方です。)それからこれでユニバーサルスタジオ、全スタジオ制覇!!なんて思っていたのに、スペインにあるそうですね。

 修学旅行の季節ということもあり、たくさんの学生がいて平日なのに混雑していました。人気の乗り物は2時間待ち。今回は子供もいるし、妊婦だしでハードな乗り物は避け、ショーなどを中心に回りました。ウォーターワールドはかなり濡れる可能性があるショーですが、温かいフロリダならいざ知らず、日本で水に濡れることを許すだろうか?と疑問でした。でもばっちり濡らしてましたね!!よかった!!日本人ってそういうのを嫌ったり怒ったりするかなぁなんて思っていたんだけど意外でした。それから前座のやりとり、ショーの内容が日本語ってのは内容が全部すっきり理解できるので、気楽に楽しめました。向こうでは頭をフルに単語を拾いつつショーを見ていたので、脳がだらけててもすんなり入ってくる言葉はうれしいです。ショーが終わったあとの観客のリアクションや賞賛する声や拍手がちょっと寂しかったです。もっと絶賛してもいいのでは〜と思ってしまいました。

 目的だったバックドラフトは妊婦不可のアトラクション。安定期で体調もいいのでたいしたことがなければ行きたかったので、聞いてみました。最後に1cmくらい床が下がること、ガスのにおいがすること、万が一の場合本人の責任であればOKだそうで行きましたよ!!よかった〜!!ただ爆発音などがあるので娘には刺激が強いかなと一番後ろで見ました。なかなかいいアトラクションで満足、満足でした。

 USJは人がたくさん入ってこそ、ショーなども盛り上がる。たくさんの人にず〜っと支持されていって欲しいです。そして娘が大きくなったら一緒に激しいアトラクションにも乗りたいものです。  
 

京都観光
 嵐山方面と南禅寺周辺を一日でまわるちょっとハードなスケジュール。嵐山はそろそろ紅葉の季節のせいか、人出が多くにぎやかでした。修学旅行で訪れたときは確か車中から渡月橋を眺めただけだった嵐山。今回は自分でじっくり歩き、山を眺め、川の音を聞きと楽しむことができてよかったです。天竜寺や竹林を散策し、野宮神社では安産を祈願してきました。竹林はぼ〜っと歩きたい場所なのですが、タクシーや人力車がひっきりなしに走るのでちょっとイメージぶち壊しと思いましたが仕方がないんでしょうね〜。その後トロッコ電車で観光をした。満席でした。シーズンがハロウィンということで、車内はかぼちゃのシールが貼られ、車掌はガイコツの絵の帽子をかぶり、電車の正面もかぼちゃでした。そしてあっけにとられたのが、車掌さんが車内放送のマイクで「おもちゃのチャチャチャ」の替え歌でハロウィンバージョン「かぼちゃのチャチャチャ」を歌いきったこと!いや〜、まさかそんなシチュエーションで聞かされるとは!!内容はともかく・・・いい思い出になりました。山々はまだ紅葉とは行かなかったけど、時々見つける真っ赤な木が山の中で映えてこれはこれできれいでしたし、線路沿いに流れる渓流もきれいでした。

 南禅寺に向かいながら、哲学の道を歩く。ところがこれが砂利道でベビーカー泣かせでした。なかなか思うように進まず、しかし道は遠くなかなか大変でした。南禅寺の近く、永観堂は「もみじの永観堂」というように、きれいなもみじを見ることができました。夜にはライトアップするようで、これもきっときれいだろうなぁと思いました。南禅寺は入口も門が見ものでした。登ることもできるようです。子供がいるとなかなかできないことなのですが、歳をとったら、夫婦でのんびりとじっくりと寺院めぐりをしてみたいですね〜。  
 

大阪観光
 なんば周辺で食いだおれ人形を見たり、グリコのネオンを見たり、かに道楽のカニを眺めたりと派手派手な様子は、私の中の大阪のイメージそのものって感じでした。休日前の夜ということもあり、にぎやかでした。翌日は黒門市場でお店を覗きながら探索したり、ジャンジャン横丁や通天閣を見に行った。ゴチャゴチャしてて楽しい街並み。そして意外とシンプルな色の通天閣。私はとっても気に入った(どて焼きが)いつかまた行きたいと思う。  
 

うまいもん
 大阪は食道楽の街というけど、本当においしいものに多く出会った旅行でした。中でもジャンジャン横丁で食べたどて焼き。思わずビールを追加してしまったくらいうまい。また絶対に行こうと思ったほどおいしかった。あれが100円なんて安いぞ。串揚げもおいしかった。それからみんな短時間でお店を出て行ってしまうのね。ビール+串数本で千円くらいで収めてパパッと食べて出て行っちゃう。それに比べると隣が3回も代わってしまう私たちは長っちりなんでしょうね。大阪のお好み焼きも捨てがたいし、イカ焼きの安さとおいしさとイカの多さに感心し、蓬莱の豚まん、チャーシューまん、中華ポテト、ミンチかつ、みたらしだんごもおいしいよねぇ〜。と、短い旅行にもかかわらずおいしいものをたくさん堪能しました。京都では竹林のそばで買ったいもきんつばが上品な甘さとしっとり感でおすすめです。歩きながら食べれるのもいい。娘は気に入って1個ぺろりと食べました。USJではいろんなアメリカ的なものが楽しめるので、これも面白いですよね。味はともかく雰囲気はばっちり!値段はちょっと高めですけどね。  
 
 
宿泊したホテル
 ・近鉄ユニバーサルシティ
USJそばのシティウォークにあるホテルです。できたばかりでとってもきれい。窓からUSJが見渡せてとってもいい部屋で満足!満足!室内はコンパクトにまとまった感じで、機能的。家具、装飾類はちょっと安っぽいと言うか、ワンルームマンション風な造りでしたね〜。お風呂の湯船が広くてよかったです。シティウォークではマックをはじめいろんな飲食店、御土産屋や服飾雑貨があるので探索してもいいし、コンビニがあるので安価で飲食物が調達できて本当に便利でした。USJの中で食べたアメリカ食(?)で胃がもたれ気味だった私はコンビニうどんで復活しました。  


 ・なんばでのホテル
 今年の初め同行者が一人旅で関西に行ったときに泊まったホテルなのですが、なんばにあって地の利もよく安いということで今回ダブルをとった。ダブルになったら建物が別棟だったようで、中がとっても広いし、雰囲気がカラオケやさんのようで普通と違う?とすぐに思った。お風呂場が広く洗い場と湯船があってどうせ狭いユニットだろうと予想していたので不思議に思った。同行者つぶやく・・・「これはラブホだったに違いない。」洗い場があるのがラブホの定番だとか。なんで知っているのか?えーっ!?まぁそれはさておき、家族にはうれしい広いお風呂でみんなでワイワイ、のびのびと入れるし、湯船はリラックスできるデザインだし、天井は高いしで満喫。家のお風呂もこういうお風呂だったらいいのになぁって思うほどでした。しかもルームサービスもいろいろあって値段が安いのですごく便利だと思う。コンビニもすぐ近くで外に出ればなんばの街で地の利もいいし、これで二人で9000円なんて安い!!家族連れにおすすめですよーっ!  
 
 
旅行中の娘の様子
 娘はかなり自己主張が強くなり、自分で歩きたいときにはもう弾丸のように走り去ってしまうし、手をつながないし、服をつかもうとするとうなって道路にしゃがみこむしと手がつけられなくなってきた。中でも大変だったのは電車やバスを待つ間。じっとしていないので交代で列係とあやし係になって待ってみたり、遊んで気をそらせたり・・・。一度バスの前から道路に飛び出しそうになったときはもうダメかと思った。本当に一瞬たりとも目が離せなくなってきた。抱っことせがまれたら絶対に降りないので、ベビーカーも荷物もあるときには本当に大変だった。早くいうことを聞いて守れるようになって欲しい。最近レンタカーでの旅行が多かったせいか、街中や地下鉄の乗り継ぎを子連れでこなすことが少なくなっていたせいか、親のほうはかなり疲れてしまいました。都会での子連れ観光のしんどさを味わいました。

当の娘は何でも食べ、元気に走り、寝たいときに寝て、自分のリズムで動いているせいかずっと元気に過ごしました。夜も熟睡の快眠だった。娘の寝顔を見つつ、「この子が一番元気で丈夫」とつぶやく親たちでした。  
 
 
最後にちょこっと感想
 興味がありながら機会がなかった関西方面。大阪は2度しか行ったことがなく、10年位前の出張以来、京都は修学旅行以来だった。いろんな面で興味深く楽しい旅行でした。できたら娘がもっと大きくなったときの方が楽だったかもしれないですね。街中での移動にはヘトヘトになってしまったので。それとお店(特に商店街など)ではお店の人と話すことが多いんですね。関東ではあまりないように思うのである意味新鮮でした。例えば奈良漬を買おうとしたら、「そのままでもしばらく持つよ。切っておいても大丈夫だよ。」と説明されました。こっちも「切っちゃうとついつい食べちゃうからすぐなくなるよ。」などと答えてしまう。関東では客が聞かないと答えないことを、関西では聞いてもいないのに言ってくれるって感じかな。だから自然と買い物のときに会話があるんですよね。こういうやりとりが関西らしさなのかもしれません。

 食道楽の大阪ではおいしいものにたくさん出会えて、満足!満足!でした。今回たこ焼きを食べる機会がなかったのが心残り。今度はたこ焼きを食べに行くぞ!