日光編




日光 社寺・江戸村・ワールドスクエア編 2001.3



  我が家のコーディネータがまたまたお得なパックを発見した。最近の彼の愛読紙は「じゃらん」。というわけで、日光に行くことになりました。中学3年のときの修学旅行は東京と日光だった。でも今思い返すと本当にほとんど覚えていない、なんていうことだ。昨年の大河ドラマでやっていた「葵 三代」は欠かさず見た。以前は「NHKなんてお金払いたくないぞ、何にも見てないもんね〜」と言う気分で集金のおじさんともめたこともあった私だが、「元禄繚乱」から大河ドラマを見るようになり、今「アリー My Love」にはまっている。(3rdシーズン終わっちゃったよ〜)そして娘が「おかあさんと一緒」を毎日見ている。娘がじっとしてくれているので本当NHKさまさまなのだ。えっと、話をもどして多分修学旅行でも習ったのだろうけど、すっかり忘れてしまっていて「葵 三代」で日光東照宮が家康の墓所であると知りました。世界遺産になっています。コーディネータの最近の傾向、城・路面電車以外にまだあった。「世界遺産」今回はそれを見に行くぞ。  
 
 
移動は東武鉄道スペーシア、けごん・きぬ
 浅草から出ている東武の「けごん」で東武日光へ。ヘッドレストにスピーカが内蔵されていて、ゆったりくつろいで移動できる電車です。きれいな車内で売店もあり、オムツがえの台もついていて、子連れには助かりますね。ただベビーカーを置く場所がちょっと見つからなくって帰りはサ−ビスカウンタで預かってもらってました。行きも帰り(鬼怒川温泉から「きぬ」に乗りました)もほぼ満席状態でした。これが紅葉のシーズンだったらもっともっと混むんでしょうね。車内で配られているメニューは「東武ワールドスクエア」が割引になる券になっていました。1時間40分程度でいけるので、都心からちょっと旅行に・・・という手軽さがいいですね。なんだか訳あり風のカップルをちょくちょく見かけたわ。ちなみにパックに含まれていたのは乗車券だけ。子連れなので席がないとつらいなぁというわけで、コーディネータにリクエストしとってもらいました。  
 
 
日光の社寺とうまいもん
 東照宮・輪王寺・二荒山神社などを見ることができる共通拝観券があり1000円でした。それぞれを見るよりもずっとお得です。時間がなくて東照宮だけ・・・と言う場合以外はおすすめです。印象に残っているのは東照宮の陽明門、本地堂の鳴龍、輪王寺の三仏堂。鳴龍では係りの方が説明の後に拍子木を鳴らしてくれ鳴龍を聞くことができます。見学者の聞き逃してはいかん!という緊迫感の中、「カンーーー」と鳴らされる拍子木。それに相槌を打つかのように「あ?」と発する娘。次は大声を発するのでは?とドキドキでした。小さい声を拍子木に合わせて出したけど、支障なく鳴龍を聞くことができほっとしました。

 日光のうまいもんについて、友人のSさんから仕入れた情報により有名な「ゆば」「明治の館のチーズケーキ」を欠かしてはならん!社寺を見学したあと、とあるお土産や+食堂(こういう形式のお店が多かった。で、食事は2階でというのが多くベビーカーで行くのは大変だった。そんなときに限って娘はベビーカーで寝ているし。)でひかれてしまった「ゆばラーメン」と「宇都宮餃子」。ゆばはしっかりの味が染みていて、食べると含んでいるだしがじゅわって感じでおいしい!餃子もにんにくがきいていてビールに合う、合う!宿の夕食でもゆばが出て、刺身、煮物も味わう。同行者は気に入ってお土産に買いました。それからチーズケーキ。駅前のお店に行くとホールでしか売っていないとのこと。お店で食べていけばケーキセットなどでピースがあるのですが、部屋で食べたかったのでホールで買いました。食べられるだろうか?と思いつつ、私も娘もすごく気に入って夜にほとんど食べ、残った分は翌朝のおめざにもしちゃいました。濃厚なチーズの味がとってもおいしかった!またぜひ食べたいです。それに他の焼き菓子もおいしそうでした。日光のけっこう漬けなどのように漬物もよくみかけました。我が家では漬物が好きで、食卓には欠かしません。なので観光地では必ずチェックします。いろいろ試食し、たまり漬けのらっきょうを買いました。漬物はおいしいんだけど、お土産にすると重いのが難点ですね。  
 
 
日光での宿
 駅前にあるホテルに泊まりました。ホテルの方々みなさん対応よく、愛想もよく本当に気持ちよく過ごせました。それから部屋にお茶を入れに来てくれたのもびっくり。最近こういうことってなかったし、安いパック旅行なのでそういうサービスはいち早くカットされてしまうでしょうに、うれしいことです。前回の旅行でもそうだったようにまたまた角部屋でした。12畳もある大きな和室に大人2赤ちゃん(幼児?いつから赤ちゃんじゃなくなるのかな?)1で広々と過ごせます。娘も早速電話でいたずら、リモコンを隠し、テーブルにのぼり、つぼに手を突っ込むと目が離せない状態になっていました。急いで悪さしてもいい状態に片付けました。ふぅ〜。お風呂は24時間OKだったので、大人は夜も朝も入ってリラックス(娘は夜だけね)食事は部屋食でまたまた気兼ねなくリラックス。のんびりすることができました。しか〜し、問題は夜やってきた。娘がなかなか寝付かずに大声・奇声をあげてしまいハラハラ・イライラしました。普段と違う様子や環境に神経質になっているのでしょうか。あまり昼寝もしなかったので眠いはずなのになかなか寝ない。当人もイライラしているのかもしれないが・・・。周りの部屋の方、ごめんなさい。  
 
 
 テーマパーク多し
日光江戸村・東武ワールドスクエアに行きました。それにしても日光周辺にはいろんなテーマパーク(というのでしょうか)、多いですね。本当ならもっともっとゆっくりいろんなものが見たかったのですが、私たちは江戸村とワールドスクエアに行くことにしました。江戸村では人づてに聞いたがっちりした「にゃんまげ」を見たかったのですが、残念ながら見ることができませんでした。聞いてみたら「神出鬼没なんでねぇ」とのこと。仕方なく門のところの置物と記念撮影。パーク内のお店の方々がみんな着物やかつらを見につけ、江戸さながらの雰囲気。あ、江戸がどんな雰囲気かはわからないが・・・。お店の金額表示がすべて「両」なのも笑えます。「はい、おつり300両!」とかおやじギャグのように言ってくれるので面白い。実生活で間違って言うことはないのだろうか。ちょっと心配になる。ここで私たちは鴨の足を焼いたものやつくねなどでちょっといっぱい。ビールが750両もした。

 「ワールドスクエアはよかったよ〜」という話を何度かきいたのですが、行く前に大体想像がつくパークだな・・・なんて思っていた。でもね、でもね実際に見るとその精巧さにため息!一気に世界旅行をした気分ってのもうなづけます。私たちもヨーロッパの精巧な建物や日本の伝統的な建物に感心してしまいました。同行者、カメラ・ビデオ撮りまくりです。小さい建物にあわせて小さい木々があるのですが、これが97%は本物で盆栽を使っているそうです。梅の花が満開になっているんですよ、ミニチュアの世界で。いや〜これこそ日本の伝統的な技術を生かしたパークですね。うむうむ。途中疲れて足早になった私に同行者は「もっとゆっくりみたかった。また行きたい。」とつぶやく。ごめんなさい。あら、謝ってばかりの私。  
 
 
旅行中の娘の様子
 存分に遊びたいっていう状態になるとベビーカーやひざの上に乗せておくのはもう困難。そのくせまだ一人前に歩けるわけでもなく、よろよろと他の方の迷惑になりかねない。すいているところで時々歩かせたり、遊ばせたり、おもちゃで気をひいたり、食べ物でつったり。なかなか大変になってきました。それから今回のような寝ぐずりも親のほうはもうヘトヘトで酔いもあって眠りたいなぁと思っても、そうもいかず・・・。大きくなってくると同時に「いつもとちがう」ということにも敏感になっているのかもしれません。今回はじめて私と大きなお風呂に入りました。泣きはしないのでその点は心配ないのですが、べったりとくっついてきてちょっと困ってしまいます。でも子供がいるとお風呂でも話し掛けられて、人とのふれあいがありうれしいですね。その間娘はその人を見ることはなく、べったりと親にくっついて張り付いて顔すらみないんですけどね。もう少し大きくなったら、話し掛けてくれた人に挨拶くらいはできるようになって欲しいぞ。それからお風呂からあがったときにオムツをするのって大変ですね。脱衣所にあったイスを使いましたが、そんなところに横にされた娘は不満げにうなってました。  
 
 
最後に感想をちょこっと・・・
 短いながらも充実した旅でした。社寺を眺め、おいしいものを食べ、江戸を回って、世界を旅した。天気もまずまずで暖か。ただし私には途中から過酷な試練が待ち受けていたのです。それは日光杉の花粉の嵐。10年以上前から花粉症なのですが、ここ数年は症状が軽く、「私花粉症を克服しちゃったのかも〜。私の体でワクチン作れないかな?」などとのたまっていたのですが、イヤイヤそんなことはなかった。日光の杉林にはかないませんでした。もやがかかったように花粉が降っているんですよ!かゆい目、ぐずぐずの鼻、くしゃみに襲われ、そりゃあもう大変でした。箱ティッシュを持ち歩き、マスクで防備して2日目を過ごしました。くしゃみしつつ洟をかみかみ歩いていると、同じような人を見かけることが多々ありました。店員さんにも社寺の受付でもマスクの方をみかけました。いまや日本人の5人に1人は花粉症だそうです。そんな人をみかけると「おぉ、同志よ!ともに頑張ろう。」と心の中でお互いを励ますのでした。日光では外国人も多かったのですが、マスク姿の日本人が多いので驚いたでしょうね。特にヨーロッパ方面ではマスクは隔離しなければならないような病気の人しかつけないらしいから。また日光に行く機会があれば花粉の時期を外して、同行者のためにゆっくりとワールドスクエアを見学、そして日光猿軍団も見たいなぁと思うのでした。