沖縄編




娘よ、これが飛行機だ! In沖縄 2000.9



私も娘も初めての沖縄!今年はサミットということでTVや雑誌などでも取り上げられていましたね。そして娘にとっては初めての飛行機です。私たちも1年近くぶりの飛行機。楽しみだなぁ〜!!  
 
 
赤ちゃんと飛行機
国内線の場合、抱っこしていれば赤ちゃんは無料。これは行かないわけには行かん。でも心配なことも山ほどあります。離着陸時には気圧の差で耳が痛くて大泣きしてしまうとか、飽きて泣くとか、飛行機のエンジン音に怖がって泣くとか、オムツ替えはどうするのとか・・・。やっぱり泣いてしまうことが一番の心配でした。耳鳴り対策は「飲み物を飲ませる」「おしゃぶり」などと言われています。うちの子はおしゃぶり大好きなので、飲み物がだめだったらおしゃぶり!と思っていました。だって離陸時に合わせてミルクを適温で用意するのって難しいですよね。哺乳瓶を見たら欲しがって泣くと思うし、滑走路に移動する間に用意するのも困難。と思ったけど、何もミルクでなくてもいいのねと気づいた。

行きは満席でした。(空いている席がある場合、座席を替えてくれるかもしれないので一声かけてみるのもいいですよ。)空港でミルクを飲ませたのがよかったのか、離陸時に熟睡。1時間くらい寝てくれた。着陸時は熟睡したおかげと、機内であげたおやつでご機嫌だったのか、驚くこともなく到着。すごく心配していたのに、泣きもせず理想的な状態だったので驚く。隣の席の白人男性が娘をあやしてくれた。娘はどうしても鼻が気になるらしく、手を伸ばしていた。見なれない高い鼻だったのね?

帰りも搭乗前にミルクとオムツを済ませ、哺乳瓶にはお湯を入れておいた。席が空いているというので、3人席に移ってゆったりすることができた。後ろにいる乗務員が何かと娘に気をかけてくれ、あやしてくれたので退屈することなく過ごせました。例によって離着陸時に泣くこともなく、無事でした。ほっ。もしかしたら旅行向きの子どもなのかも?

機内でもらえる子どものおもちゃ、いいですよね。おかげでそれで時間をつぶすことができました。2時間ちょっとの飛行時間でしたが、親にとっては「まだ?まだ?」という気持ちがあって、長く感じられましたね。やっぱり自分たちだけのときとは違う。もし海外で8時間とか10時間って言ったらずっと抱っこしているのって本当に大変だと思うし、かといって2歳以下なのに席を取ったら料金も大人なみになってしまうし。難しいですよね。けど正直なところ、ちょっと海外にも行きたくなってしまいました。へへへ・・・。  
 
 
恩納マリンビューパレスホテル
本島中部にあるリゾート地帯の中、恩納村にあります。コンドミニアムタイプのホテルでプール、大浴場、サウナあり。高台にあり、海向きに立っているので、オーシャンビューが多いです。きれいな海が一面に見えるんですよ!部屋は玄関で靴を脱いで使うので、じゅうたんもきれいで娘がハイハイしていてもあまり気になりませんでした。(これは人によるかな。でも普通のホテルだとハイハイの時期ってじゅうたんが土足だといやですよね。)セミダブル、シングルのベッド、和室が4畳半くらいあって、布団も敷けます。広々としていてきっと5人くらいは泊まれます。籐で出来た応接セットや和室のテーブルがありました。TV、ゆうせんもあり、冷蔵庫、流し、電気コンロ(やかん、グラスや湯のみもあった)もある。有料で調理セットも借りられるそうです。また地の利もよく、目の前にローソン、ほか弁、隣にファミリーマート、居酒屋やレストランも徒歩で行けるので便利です。車でわざわざ出かけてもお酒が飲めませんもんね。ただ帰りに高台のホテルまで登るのが酔っているとちとつらい!?  
 
 
レンタカー多し
空港に着いて、レンタカーを借りる人はまとめてバスに乗り込んだ。ざっとみても40人近くいる感じでした。私たちが到着したのは日曜日、そんなに混んでいるとは思わなかったのに・・・。近くの営業所で手続きするのもけっこう時間がかかりました。確かに沖縄は車のほうが断然便利ですね。街中でもレンタカーをよく見かけました。あっちにもこっちにも似たような車が・・・。そういう我が家もレンタカーを借り、ナビもついているのにした。これがすっごく便利でしたよ。子どもに一人世話役でついてしまうので、ナビ係がいない。ほんと助かりました。

沖縄は事故が多いと聞いていたけど、レンタカーは多いし、タクシーは荒っぽいし、Yナンバー(米軍の人)もいるからかな?私は運転をしなかったのですが、みていてだらだら走っている感じがしました。そのくせ強引なのんびりした割り込みとか、信号無視とか、のろのろ運転とか多いんですよね。不思議な状態でした。

返却時は水曜日だったせいか、借りる人が私たち以上にいて、営業所のそばの道路は上下線とも路肩に車の列ができていて警察も来ていました。あんなに借りる人がいるんですね!!びっくりしました。おかげでこっちの返却はさささっと済んでしまいましたけどね。  
 
 
魅惑の沖縄料理
自分の味覚は東北育ちなのでやっぱり南に行けば行くほど合わないのかも・・・、そう思った数年前の九州旅行。なので沖縄料理もあまり期待してはいなかった。有名なラフテーは好きだけど、自分で作ったゴーヤチャンプルはあまりの苦さに食べられなかったし。もずくは好きでも嫌いでもないし、あとはパイナップルくらいかしら?なんて思っていたのですが、おいしいものが多かった。

私のお気に入りは「ジューシー」という炊き込みご飯でした。お店によっても味は色々のようですが、最初に食べた居酒屋のがもうすっごくおいしくって感激!!次の日も行ってしまいましたし、旅行中チャンスがあれば主食はジューシーを食べていました。海藻や豚肉を使ったシンプルな炊き込み御飯です。コンビニのおにぎりもあるし、スーパーもあるので一度試してみてくださいね。

それから「ゆし豆腐」。湯豆腐のようなものですが、ちょっと味がついていてスープのようにも見えます。シンプルで大豆の味がきちんとしておいしいです。朝ご飯がわりにもいいし、お酒のつまみにもいいですね。今回は離乳食にも使いました。

「サーターアンダーギー」という揚げ菓子。ぜひぜひ揚げたてを食べてください。素朴でおばあちゃんの手作り風のお菓子です。そうそう、スーパーで実演販売をしていたので、黄色い(かぼちゃ?)のと紅芋のを試食。黄色いのは売りきれたそうなので、紅芋のほうを購入しました。かごに入れてしばらく歩いていたら、実演販売の人が走ってきて「黄色いの売りきれてなかったから・・・」と揚げてあった試食用のを紙に包んで持ってきてくれたんです。なんて温かい心遣いなんでしょうね〜!!店員さんはほんとみんな温かくっていい方ばかりでした。普段都会の冷たい対応が当たり前となっているので、温かい優しい対応がうれしかったです。

それからだんなのおすすめは「グルクン」という魚のから揚げ。ぜひお店で揚げたてをどうぞ!!他にも、紅芋菓子、チンビン、チャンプル色々、豆腐よう(私は好き、だんなはダメ)、テビチ、ミミガー、ソーキ、沖縄そば、ソーキ汁、アーサ汁、てんぷら、かまぼこ、SPAM、タコス、タコライス、ステーキなどなど、幅広くいろんなものがありますね。またいつか沖縄に行って食べるぞ!!  
 
 
沖縄の名物お土産?&お店
Tシャツやさん:ホテルのそばにあった「Habu Box」というお店は、沖縄にちなんだデザインのTシャツが色々売っています。かわいくっておしゃれなお店です。旅行中2回も買い物に行きました。

どこでも見かける?シーサーとガラス製品:これはどこでも見かけましたね。ホテルのそばは2割引くらいが多かったので、お店をいろいろチャックすれば安くかえるかも。ガラス製品は本当にきれいでいっぱい欲しくなってしまいます。しかしうちの食器棚はすでにパンク寸前。箸おきとミルクピッチャーだけであきらめた。花瓶に花やちょうちょがデコレートしてあるハデハデの品って高値で売ってるけど、こういうの買う人いるのか!?と思っていたら、2個も買っている人を発見。飾り1つ1つを保護して包んでくれてましたよ。そうか、やっぱり買う人いるのね。置くとこあるのね。

いろんな沖縄限定菓子:ハイチュウ、ハイソフト、エリーゼ、ぺコちゃんのキャンディ、コロンなどの沖縄限定菓子がたくさん!味はパインや紅芋、黒砂糖など。値段はお店によって割引しているところがあるので、時間があればチェックしてみるといいかも。普通あんまりこういうのは割り引きしないと思うんだけど、値段はほんといろいろだった。

万国百貨店:恩納村にあるちょっと怪しげな雰囲気のお店。売っているものは輸入物からお土産品(安くなってる)、Tシャツや米軍関係のものなどほんといろいろです。

なぞのしまぞうり:旅行前に読んだエッセイに出ていたのですが、その中ではいまや入手不可能!とかいてあった。でもけっこう「しまぞうり」として売っていたのです。本当はどうなの?本物はどれなの?なぞです。

恩納そば:ガイドブックに出ている人気のお店。食券を買って注文。客、さばいてます!って感じかしら。早い時間に行ったので、すいていてよかったです。娘は天井のハリセンボンに興味津々でした。店内の雰囲気もいいですよ。もちろん味もおいしかったです。

恩納まつり:ホテルそばの居酒屋。メニューが豊富で料理もおいしいと思う。ここのふぅチャンプル+ジューシーは私のおきにいりの食事です。

ちゅら海:ガイドブックに出ていた居酒屋。店名は「美しい海」の意(だよね?)。魚介類がおいしくって、店員さんも気さく。ただ早い時間に行かないと席がないかもしれません。

  <ファーストフード>

まずはタコス:有名なのはセニュールタコやチャーリータコスでしょうか?私は前者を食べました。皮が固くなくてでもしっかりしてておいしかったです。いっしょに買ったオニオンリングもGOODでした。

JEF:車で注文、車に持ってきてくれる。で、何を買ったかというと「ゴーヤバーガー」。これが苦味があまりなくてGOODでしたよ!ゴーヤ苦手な方も試してみては?

A&W:ルートビアで有名?飲んでみましたが、すっごく甘いの。アメリカ的な品物ですね。ハンバーガーも、ホットドックもおいしいです。

ブルーシール:沖縄のアイスといえばここ!いろんなとこでみかけますね。お土産の宅配も可。

公設市場の2階:市場の勢いもすごいけど、ここもすごく雰囲気のあるお店。繁盛している店もあれば、カウンターで客が寝ている入りにくい店もあった。メニューも豊富なので食べたいものが食べられると思う。また下で選んだ食材を調理してもらうこともできるそうです。  
 
 
観光地いろいろ
海中じゃないのに海中道路?:平安座島へ渡る橋。海の上を走る感じで道路の両側は海!すごくきれいですよ。

プラザハウスショッピングセンター:いろんなお店は入っているショッピングセンターでレストランやスーパーもある。

首里城:行った日しか見れないと知り(害虫駆除と点検のために3日間閉鎖でした。)、レンタカーを借りて直行。ここを見なくてどうする?ですよね。

ひめゆりの塔:ひめゆりの塔ってどんなことがあってできたものか、詳しく知らなかったのですが、入り口で読んでからはなんだか涙が出そうで・・・。中では語り部の方が当時のことを話していました。私は泣いてしまったので、よく聞けませんでした。10代の若い人たちが亡くなったこと、もう繰り返さぬよう・・・。

万座毛:とても景色のきれいなところです。のんびり散歩しながら、きれいな海を眺めることができます。

琉球村:昔の建物や、エイサーなどのイベント、ハブとマングースが見られたり、いろいろな陶器が売っていたりと盛りだくさんの観光地です。  
 
 
最後に感想をちょこっと・・・
久々の飛行機、旅行ということでわくわくしていた旅行でしたが、本当に楽しかったです。また娘も全然平気でタフなやつで、プールも海も入ったのに、元気で戻って来ることができました。帰る日には夫婦とも「あ〜あと1日いたい」と心から思いました。真剣に飛行機代や宿代を計算したら、あまりの値段であきらめましたけど・・・。沖縄の温かい人たち、さまざまな食べ物、そしてなによりもきれいなきれいな海!!!またいつかもう少し娘が大きくなったら行きたいです。と、沖縄ムードに浸っている横で、旅行中毒のだんなは「ANAの超割!!」と騒いでいます。さて次はどこ?