娘よ、これが飛行機だ2!In北海道・とかち 編




娘よ、これが飛行機だ2!In北海道・とかち編 2002.7



  昨年の北海道春夏秋冬のプランが残念ながら、春夏秋で中止になってしまい、なんとなく不完全燃焼だった私。(冬:函館を計画していた)二人目を出産し、赤ちゃんのお世話も安定してきたところなので、北海道へ再び出発だ!行き先は十勝平野、帯広!おいしい牛肉、小豆に乳製品。楽しみ、楽しみ!二人目の娘にとっては初めての飛行機旅行です。どうなることやら・・・。  
 
 
飛行機
JASで夫のバースディ割引を使い、チケットを用意する。片道一万円とお得です。同行者1名分も割引になり、子供はまだ2歳と0歳なので無料。そう、4人で片道2万円なの。

行きは夏休みの土曜日ということもあり、けっこうな混雑ぶり。上の子はずいぶん聞き分けもできるようになってきて、大好きな絵本やおやつで時間をつぶすことができるようになった。うれしい限り。しかし、その分体は大きくなっているので、ずっと抱っこは大変です。抱っこしたままだと、テーブルがおろせないので飲み物が置けません。下の子は離陸前のミルクで眠ってくれたので、そのままずっと抱っこでした。

今回の座席は、通路をはさんでの2席。本当は窓際2席を家族で使いたいのですが、窓際2席には、非常用の酸素マスクが2個。所々予備で3個のところがあり、子連れの人はそういう3個のところに座ることになります。そう、4人家族では1人分の酸素がないんです。なので、通路をはさんで座ることになるの。子供を連れているのに、窓際が取れず景色を見せてあげられないのは、親としてちょっと残念。まぁ子供の席をきちんとお金を払ってとれば実現できますけどね。(^^ゞ

空いている席があったので、夫が声をかけたのですが、都合がつかなかったらしい。何度もお詫びに来ていた。なんだか夫が怒っているし、お詫びも2、3度来た。不思議に思っていたら、私の座席の後ろ2席に移動してきた人がいたのですが、その人は単に荷物が多くて2席占有するためだった。が、夫+娘(2歳)の席が都合がつかないということだった。荷物がよくて、子連れの席が都合できないとは、優先順位がおかしいのではないか?と乗務員に言ったとか。まぁ席がなくなってしまったから、仕方がないと言えば仕方がないかもしれませんが、どうなんでしょ?荷物と子供・・・。子供はおまけみたいに乗せてもらっている身ですが、荷物もおまけでしょ。荷物だったら他の荷物棚に入れることができるけど、子供はできないでしょ?こういうことって旅の気分を害しますよね。昨年JASを利用して「天使のおでかけサービス」があって、子供用のやわらか毛布なども用意されていたり、お気に入りのぜんまいのおもちゃがあったりと、印象が良かっただけに残念でした。  

帰りは月曜日だったので、「3分の1くらいの乗客の予定ですよ。」という乗務員の言葉どおりすいていた。なので、のんびりと〜行きたかったのですが、最初に上の子が眠くてぐずりまくり。騒いで騒いでやっと寝たと思ったら、今度は下の子が奇声を発する・・・。ごまかし、あやしての40分でしたが、その後寝てくれたのでほっと一息でした。周りの方、ご迷惑おかけまして、すみませんでした。m(__)m  
 
 
観光地とうまいもん
  レンタカーを借りて、ベビーシート、チャイルドシートをセットしてさぁ出発!!北海道の道はまっすぐで気持ちよく走れそう。麦がすっかり黄金色になっていてきれいだったなぁ〜。牧草ロールがゴロゴロしててゆったりとした雰囲気でよかったなぁ〜。じゃがいもやそばが花をつけていた。北海道の人ってガーデニングが好きなのかな?今回も庭を花でいっぱいにしているお宅が多かった。牧場なら仕事の延長かしら?って気もしますが、一般でもそうなんですよね。ガーデニングの本場、英国と同じように短い夏を楽しむために、たくさんの花が咲くようにしているのかな。

1日目:十勝川花火大会
 空港について移動。ちょうどお昼だったので、すぐに焼肉を食べた。「開拓村」という空港から程近いお店。帯広市内でも「JYU JYU」などの焼肉やさんを持つ、チェーン店だそうです。ランチがお得で、開拓村定食では、ジンギスカン・ミノ・ホルモンが味わえ、スープ、サラダ、ご飯、飲み物で千円。これとサガリ定食を頼む。他の単品も値段が安いんですよ。その中で気になった「小肉」を頼む。鶏の首の肉とある。なんだかおいしそうな予感!定食はボリュームがあり、味・量・値段ともに満足満足です!!ジンギスカンは脂身のないロースのようで、柔らかで肉そのもののおいしさが味わえました。ホルモンは脂が少なく、ミノの歯ごたえはコリコリと、サガリはしつこくない脂でジューシー。そう、しつこくないお肉なんですよ。そして小肉は・・・美味!塩味で、はしの方はちょっと軟骨みたいな歯ごたえがあり、じゅわっとしみでる脂がうまいっ!へんな癖もなく、鶏のうまさが広がる。350円で6,7本(長さは20cm、幅2〜3cm)あったのではないでしょうか。安くてうまくて、文句なしの一品でした。

その後のんびりとドライブ。でっかいどー!ほっかいどー!ほんと気持ちがいい。芽室方面を走り帯広市内で、デザートを調達。帯広は北海道で人気のお菓子、バターサンドの「六花亭」本店があるのです。バターサンド、シフォン3種、サクサク感を保つために3時間以内に食べよう!のパイなどを買った。おいしいお菓子ばかりなのに全部百円程度とお手ごろな価格でいいお店だなぁ〜と思う。

気温は意外と暑いなぁ〜なんて思っていたのですが、夕方から十勝川の花火大会に出かけたら・・・寒いっ!家族みんな半袖しか持っていなかったので、もう外にいるだけでブルブル。周りを見るとしっかり長袖の羽織ものを着ているんですよね。それもけっこう厚手の。トレーナーなどもみかけました。 なので川原に車を停めて中から花火見学。考えようによっては、車で座って見れて、かなり近くで音も楽しめて、とっても贅沢かもしれない。ホテルへの帰り道、道路にあった電光掲示板の温度計は19.8度でした。川原だったから風があって、体感温度はもう少し寒かった気がしました。

夜ご飯は居酒屋で。ウニ、姫たらなど海の幸をいただく。ザンギ、ポテトも食べました。あ〜、北海道を満喫しているなぁ。(^o^)丿


2日目:新得そば祭り・かんの温泉・然別湖・十勝牧場・豚丼・十勝ビール
 十勝平野では、そばも多く作られているそうですね。新得でやっていたそば祭りに参加しました。味は?ですが、百円で食べられます。流しそばやそば殻の宝さがしなど、いろんなイベントがあり面白かった。庶民的なお祭りでほのぼの♪

かんの温泉はまさに秘湯。舗装されていない道を10キロくらい走ってやっとたどり着きます。夫は今温泉にはまっているので、どうしてもはいりたかったそう。混浴なので私は子守りをしつつ車で待った。ガイドブックには500円と出ていたけど、1000円になっていました。露天風呂もあったそうですが、アブやブヨが多くて長く入れなかったそうです。

然別湖は蒼いきれいな湖。ホテルが2件くらいしかなく、売店も数件でした。以前リスグッズがたくさん売っていると聞いた憶えがあったのですが、ラベンダーキティちゃんにのっとられ、全然ありませんでした。残念です。キティちゃん、恐るべし。

十勝牧場、白樺並木、展望台からは壮大な景色が見渡せて、これぞ、北海道!!と言った感じです。時間があったらぜひ!

牧場が多い帯広で、なんで「豚丼」が名産なんでしょうね。昨年の旅行で食べた「豚丼」そして買った「豚丼のたれ」により、いまや豚丼は我が家の定番メニューになりました。あの醤油のあまからだれが、ご飯に合う合う!!今回はこんな庶民の味の有名店に行ってみました。スペシャル1500円を頼む夫。(ごはんの?)量がかなりあります。肉の質がスペシャルなんだそうです。私は普通よりもちょっと大目の肉盛900円。原価だよっていうけど、肉は思ったよりは少なく、タレはちょっと濃い目の焦がし風ですが、しつこくなく、食べれてしまう感じ。お店の人のしつこいおすすめ宣伝は、ちょっとひいちゃいました。いまどき、「はい、2400万円〜!」なんて言うのはどうかな?「ポテトサラダは?味噌汁もあるけど?スペシャルにする?」とファーストフードのような攻撃でした。

夕方に豚丼を食べたので、夜は地ビールを味わいに十勝ビールのビアレストランへ。こじゃれた雰囲気に蝶ネクタイのきどっているけど、なまっているおじさんが案内役。「ハイチェアは必要ですか?」って言われたんですが、子供のイスのことって分かるまでに時間がかかったわ。私たちが案内されたコーナーは我が家と同じ子連れが3組と男女4人のグループと、男女カップルがいました。つくりのせいか、声が響きます。子連れの片方のグループでは赤ちゃんが泣いたら、すぐに抱っこをしてあやしているのですが、もう片方は、全然おかまいなしで騒がせて置いたまま、夫婦で会話をしているのです。うちは前者なので、後者の人の態度がなんだか納得いかなかったです。子供は騒ぎます。子供がいない人にとっては、(今回の場合子供がいる私たちでも)うるさかった。店の構造上余計に響いていた。でも騒がないようにと、あれこれやってもダメだったら仕方ないでしょうが、何にもしないのはなぜ?子供が騒ぐのは当たり前だから?旅行中外食が多く、いろんな方の中で食事をする機会が多いわけですから、場をつなぐようにおもちゃや絵本を持っていこうとか、眠りそうな時間に行こうとか、混雑しないように開店してすぐに入ろうとか手を打ちます。それでもダメだったら、片親があやしている間に片親が飲食していたり、早めに切り上げたりします。よね?そういう人に限って、子連れには外食する権利はないのか!とか怒り出すのかもしれませんが、そうじゃないと思います。子連れでそういう場所で食事をしたいならば、周りに迷惑をかけないように、最低限のマナーは守るべきだと思うんです。義務があっての権利ですよね。子連れでいながら子連れに対して腹がたつのは、子供のいない人にとっては同じ穴のむじなに見えてしまうこと。でもそういう人がいれば「子連れは・・・」という目で見られてしまいます。周りの目が厳しくなり、子連れお断りのお店も出てくるでしょう。どんなに対処しても泣き、騒ぐ時だってあります。そしたらそれに対して最善の方法を取りたいものですよね。と・・・腹がたってしまった十勝ビールですが、味わいよく、食べ物もピザやチーズ、ポテトがおいしくておすすめです。やるな、十勝・・・おいしいものばかりだな。  


3日目:十勝正直村・旧愛国駅・旧幸福駅
セルフサービスのガソリンスタンドってTVで導入時に見たことはあったのですが、本物を見るのは初めて。もともと好奇心の強い夫は、ガソリンを入れに行きました。しかし〜ノズルの使い方がいまいち分からない上、あふれてくるのでは?の恐怖にモタモタと時間がかかってしまいました。それになんだか正しい使い方がわからないままだったので、気分もすっきりしないぞ。また機会があったら行ってみよう〜!

十勝正直村は花畑があり、名産品があり、花が販売されていて、レストランがある場所。パンフレットで見たときは、そんなに期待していなかったんですが、行ってみたら面白かった!ゴルフで使うようなカートを貸し出しているので、それに乗って中を見学します。子供がいて歩く速度やベビーカーの走りづらい道が苦手な私たちにとって、カートはありがたかったし、面白かった!寝ていた上の子もすぐに起きて大はしゃぎ!ソフトクリームもおいしかったです。

愛国駅、幸福駅は観光客も多く、帯広を代表する言わずと知れた名所ですね。私は下の娘が寝ていたので、夫と上の子で観光し、私と下の子は車で待っていました。なので残念ながら見れませんでしたが、眠いときに眠らせておかないとその後で機嫌が悪くなる可能性が高いように思います。この後、1日目に行った「開拓村」にいってジンギスカンと小肉を食べて、空港入りするつもりだったのに、なんと月曜日は定休日・・・。とほほ。残念!無念!




宿泊した温泉宿・ホテル
 ・十勝幕別温泉ホテル緑館
 帯広市内を見下ろす高台にあり、夜景がきれい。プールがあり上の子と夫はさっそく泳ぐ泳ぐ!!温泉は露天風呂からは市内が見下ろせ、中にあるお風呂は温度が分かれていて、低いほうには赤ちゃんでも入れるので良かった。温泉は温度が高いところが多く、なれないお風呂で泣いてしまう子も多いから、ドキドキしつつの赤ちゃん入浴でしたが、大丈夫でした。下の子は人を見るとにっこり笑う愛想のいい子なので、親の知らぬ間に、愛想を振りまき話し掛けられることが多かった。けど、おすわりができないとずっと抱っこのままなので大変です、はい。なので、次の日の朝、ゆっくり入って庭を散歩。朝の涼しい気温が湯上りに気持ちいい!しか〜し、ホテルに用意されている外出用サンダル、新品なのか堅くてまめができました。

部屋は残念ながら市内が見えるほうではなく、山や丘、公園が見えるほうでした。でも広くてきれいだった。室内も和室で広くて、娘たちは大喜び!縦横無尽に動いてました。またフロアでは子連れを多く見かけたので、もしかしたら子連れフロアだったのかもしれないですね。  

 ・北海道ホテル
 帯広市内にありながら、豊かな緑に囲まれた煉瓦色のホテルです。結婚式も行われるようで、ロビーのそばには教会があったり、庭には芝生が青々としていたり、それでいて十勝川温泉から温泉をひいているあんんでもありみたいなホテル。売店で売っていたケーキはお手ごろ価格でおいしい!

部屋はガーデンツインで庭が見下ろせるタイプ。リラックスできそうな1人用ソファ?があったり、枝が分かれた木を壁に並べて飾ってあったりと、おしゃれな感じです。ベビーベットを1泊1100円で借りたのですが、ベッドがセミダブルくらいの大きさで壁に接していたので、添い寝もできそうでした。従業員も挨拶や対応が丁寧で、とても行き届いていて感心感心!よかったですよ〜!

 
 
 
旅行中の娘たちの様子
 上の子は大好きなアイスが毎日食べられるのでニコニコ!それにおいしいものばかりだからか、普段は食が細いのにいっぱい食べてくれてうれしい!(普段はまずいの?)車の移動では、絵本をみたりおもちゃで遊んだり、CD聴いたり。CDで聴いた歌をすぐに覚えてしまうのはびっくり!まあっうちの子ったら天才?なんて親ばかも出ました。えへへ。下の子はまだ欲求も少ないので、泣いてもだっこすれば済んでしまうし、楽でした。これからだよね。動きたくて仕方がなかったり、遊びたかったり、寝ぐずったりは・・・。

そうそう、荷物の量がすごいですね。オムツ2人分、洋服も日数分より+αにしているので余計増え、上の子のご機嫌を取るための絵本やおやつ、赤ちゃんはミルクなので、哺乳瓶・お湯用のポット・携帯パックのミルクとどんどん増えてしまう。洋服も自分のに加えて、娘たちの分も考えるのでこれもまた手が抜けないわ。準備するときはリストを作って念入りにチェックしています。ふぅ。でも準備しているときがまた旅の楽しみですよね。さて次回はどうなるかな?