大菩薩嶺(山梨県塩山市)     
中央高速を勝沼I.CからR20号線をへて、411号線(青梅街道)に入って、塩山方面に向かいあとは大菩薩ラインを登って行きます。他に、勝沼I.CからR20号線を大月方面へ。甲斐大和駅の先で左折して、田野鉱泉・嵯峨塩温泉・上日川ダムを通るルートと2つ有ります。今回は、先に述べた大菩薩ラインからのルート紹介です。大菩薩ラインの上小田原を過ぎ裂石の右側に松葉荘がありそこを右折、雲峰寺方面に進みます。左の写真がその分岐点です。
雲峰寺を過ぎ、丸川峠分岐を右に進み後はひたすら道なりに快適な林道を登って行きます。
上日川峠につくとそこに、長兵衛山荘があり、そこに駐車場が有ります。
車はここに駐車することになります。長兵衛山荘の横に細い林道が有り、そこを車で5分ぐらい走ると福ちゃん荘がありますが、そこの駐車場はAM6:30前は山荘宿泊者しか駐車することが出来ません。長兵衛山荘から福ちゃん荘までは歩いても10分かかりません。登山者用の道と、車用の林道は平行して続いていていますが、車用の道を歩く方が楽なようです。
中央の道が、長兵衛山荘から福ちゃん荘に向かう林道です。登山道は、林の中の小屋の後ろを林道とほぼ平行して進んでいるようです。駐車場は公衆便所方向に約100台ぐらい置けるスペースが有りますし長兵衛山荘の向かいにも10数台駐車出来ます。
林道を道なりに進んで行くと、まもなく福ちゃん荘が左側に見えて来ます。福ちゃん荘からは向かい側上空に大菩薩の稜線が見えます。いよいよ登山道へと、突入です。
ここから、雷岩までは唐松尾根を登ります。富士見新道というコースもあるようですが、落石等多く危険なので唐松尾根をお勧めします。なだらかな道を進むと唐松林になり快適な道が続きます。登りと平坦な道が続くためか以外に楽だな〜と思いながら進むと少しずつ登りのみとなりますが小峰あたりにくると木々の間から富士山の姿がチラチラ見えはじめます。直ぐに草原の中の道になりますがここからしばらく急登がつづきます。ただ後には富士山が山並みの上に見えていますので、疲れを忘れさせてくれます。
後は、撮影しながらの登りとなるので疲れは何処かに吹き飛んでしまいます。今回登った時は、とても寒く雷岩に着くと回りは霧氷になっていました。風が強くシャッターをきるにもなかなかきれず、挙句の果てにはカメラは真っ白に氷ついていました。
霧氷の写真の所が雷岩付近になります。ここから左に10分ぐらい行くと大菩薩嶺(2057m)ですが、木々に覆われていて展望は有りません。ここは右に尾根道を進みます。尾根道は、展望に恵まれていて右は絶えず富士山・南アルプス又、右後方には、八ヶ岳連峰・金峰山を望めます。前山に送電線が気になりますが、前景でうまく隠しながら撮影すれば問題ありません。尾根道は殆ど下りですので快適そのものです。
撮影を満喫しながら進むと、小石がゴロゴロとしている賽ノ河原(サイノガワラ)ここの先の峰が最後の登りとなります。登りきると180°の展望ですので、ここで一休み。5分ほど下ると大菩薩峠(1897m)目の前には赤い屋根の介山荘が見えます。ここには、ベンチや中里介山の文学碑があり方位盤が設置されていて色々な山々を確認することが出来ます。
介山荘と休憩所の間を通り、広い登山道を下山します。沢音がしだすと三界庵(登山者が地図を見ている写真)。途中、富士見山荘を左に見ながら福ちゃん荘〜長兵衛山荘へと進み今回の撮影は終了しました。
とても手軽に登れる山ですが、かといって山は突然姿を変えます。福ちゃん荘の方に聞いた所、12月に入ったら必ずツウェルトを携帯して下さいとの事でした。実際、今回の撮影中も上空は晴天なのですが、雷岩付近のみ霧氷になりガス・風がひどく、視界も悪くなりとても怖い思いをしました。
皆さん、どんな山を登る時でも十分に計画を立てて、登りましょう。また、皆の山ですので自分のゴミは必ず持ち帰りましょう。