アニメーションGIFには次のような欠点があります。 アニメーションGIF未対応のブラウザでは、全くアニメーションしない。 読み込みが完了していない時点でストップボタンなどが押されると、アニメーションの途中で止まってしまい、中途半端なアイコンのみが表示される。 NetscapeNavigator2.xでアニメーションGIFを表示すると落ちる事がある。 アニメーション無しのアイコンと比べると、かなり容量が大きくなってしまう。 まず、１については、NetscapeNavigator1.xやInternetExplorer2.x等のブラウザが該当しますが、アニメーションはしなくても、アイコンが表示されない訳ではありません。 これらのブラウザでアニメーションGIFを表示した場合は、１コマ目のアイコンのみが表示されます。すなわち、アニメーションGIFでアイコンを作成する場合には、これらのブラウザの事も考慮し、１コマ目に一番メインとなるアイコンを設定する事で、一応対処できます。 ２については、特に容量の大きすぎるアニメーションGIF等を作成した場合で、見ている人が読み込み完了まで待ちきれず、途中でブラウザにのストップボタンで止められてしまった、等が該当します。途中で止められたアニメーションは、その止められたコマのアイコンのみが表示され、アニメーションも全くしません。 ３は、理由は良く分かりませんが、主にNetscape2.xで、１ページに数多くのアニメーションGIFを表示すると、何故かエラーが表示され、強制終了されてしまう事があります。 自分のホームページであれば、アニメーションアイコンの数を減らす事で、ある程度対処は出来るようですが（１つだけでも落ちる時は落ちます）、他人のホームページで使う事をメインとする、リンク用のアニメーションアイコンでは、対処方法はちょっと・・・・。 NetscapeNavigator3.xからは、この不具合は特にありません。また、InternetExplorer3.x以降の場合についても問題はありません。 最後に、４については、要注意です！ アニメーションGIFは、滑らかにアニメーションさせるほど、コマ数が多くなります。コマ数が多くなると、当然容量も大きくなり、容量が大きすぎるアイコンは２の欠点につながります・・・。これへの対処は、コマ数を減らすか、もしくは１コマ１コマのサイズを小さくする事で、とりあえず解決？できます。 少し欠点もあるアニメーションGIFですが、上手く使えば普通のアイコンよりも、一段と魅力のあるアイコンが作成できます。 ただし、アニメーションGIFのリンク用アイコンを作成する場合には、通常のアニメーションしないものを、別途用意しておいた方が良いでしょう。 その方が、リンク用アイコンを使用してくれる側の人にも親切ですし、より多くの環境で、あなたのリンク用アイコンを使用してもらえるはずです！