プレイステーション用ソフトに「電車でGO!」という電車運転シミュレーション ゲームがあります。このゲームが最初に発売されたとき、専用コントローラも 同時に発売されましたが、このコントローラが発売開始後しばらくの間非常に 品薄なかなか手に入りにくいという状況が続いていました。 発売開始から数カ月が経ち、やっと品薄が解消されそうになってきた頃、 私はようやくこのコントローラを買うことができました。
しかしその後しばらくして、メーカーのタイトーがこのコントローラの販売促進 キャンペーンを開始しました。そのキャンペーンとは、コントローラを買うと 缶入りのお茶がついてくるというものです。ゲームソフトの名前をもじって、 そのお茶には「電茶でGO!」という 名前が付けられていました。
私はこのお茶もとても欲しかったのですが、電茶はあくまでおまけなので、 手に入れるためにはもう一回コントローラを買う必要がありました。お茶が 欲しいばかりに同じコントローラをもう一つ買う気にもならず、電茶の入手は あきらめていたのでした。ところがある日ゲーム販売店に立ち寄った知人が、 電茶がコントローラのおまけとしてではなくなぜか単品で売られているのを 発見し、買ってきてくれたのでした。
わざわざキャンペーンを展開してコントローラを売りさばこうとしたという ことは、もしかしたら品薄状態の経験からメーカーが需要を過大評価し、 今度は逆にコントローラの供給過剰となってしまっていたからかもしれませんね。 なぜ電茶が単品で売られていたかを想像したのですが、電茶が余ってしまうと いうことは、キャンペーンも思ったほど成果が上がらなかったのかもしれません。 確かに、電茶に魅力を感じてコントローラを買う人はそう多くはないように 思うので、販売促進キャンペーンとしては成功ではなかったのかもしれません。 個人的には電茶もこのゲームも好きなんですけどね。
販売場所:ゲームソフトの販売店
製造元:久保田製缶所