July 2nd NKHall
今日はアリーナでスタンディング。 Aの800番台だから、それほど悪くないと思ったけど番号順に整列させられるのに、えらく時間がかかり、「3000人の人と一緒に聞く」事がどういうことか肌で感じた。 待っている人達の雑談を聞くのも楽しい。 30近い女性の2人組の話:”凄い人だね。 6,300円とグッズ代で一人小10,000円落として行くから、一晩で3000万近く入ってくるんだ。 その内、吉井は1000万くらいは獲るんだろうから、ツアー1本やれば4,5年遊んでも食べていける訳だわよ。" そういう見方もあるのだ。 引き篭もっていた4年間がひたすら煉獄の日々と思い込む私は、相当、おセンチ野郎というわけだ。 が、モンキー時代の器材を自分で買って宅録したりで、それなり出るものも多かったのではないかな。
土曜日だけあって、カップルが目立った。 男性は明らかに彼女のボディ・ガード役で付いて来たカップル、モンキーファン同志で結婚されたと思われるカップル、ロビ・エマ男性バージョンも女性バージョンも。色んな人達の期待・憧れ・情熱を託されて、1時間40分の航海に出るんだね、キャプテン・ロヴィンソン。
1日目もアリーナで聞いていろいろ学習したyeeちゃんのお蔭で、ブロックの最後尾のど真ん中の位置を取る事ができました(ありがとう、yee!) 。 汗が掛かるくらいの距離ではないけど、吉井さんの表情も読み取れるし、腕も挙げられるし縦ノリも出来る、良い場所でした。 "私も参加してるんだ!”という嬉しい気持ちでいっぱいだったのでしょう、全身耳と目と化すような観方が出来ず、2週間経ってこれを書いているのですが、1時間40分を再現するような書き方が出来ません。 ストーリーを紡ぐことはできませんが、その分、フラッシュの記憶は鮮明になっていると思います。 と、言い訳をしたところで。
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Phoenix から始まるセットリスト。 この曲から始まると『楽しませてやるぜ〜っ!』という姿勢が伝わってきて、TALIで早くも一つのピークがやって来る。 ショウ全体が言わば八ヶ岳状の構成になるように思う。 グレーのブレザーに、黒のT・シャツ。 欲望の途中でブレザーは脱いだかな。 既に、”狂った目”が数回現れた。 昨日のTV撮影で、紳士を演じてた反動からか、立ち上がりから"自分も熱くなりたい"というはっきりした意思が伝わってくる。 観客のノリも非常に早く立ち上がった。 そしてTALI.。 泣いてる人がいた。ー "♪人間て虚しいもんだ♪” ー ううん、違うよ。 歌い手と聞き手のそれぞれが、祈りにも似たような思いを共有できるんだから、ちっとも虚しく無いよ、吉井さん! この曲も聞くたびに違った魅力を見せてくれる。 いい歌だ。
TALIを歌い終わると、穏やかな笑顔。 そういえば、エマちゃんのギター、今日は冴えてたな。 だから、気持ちよく歌えたんだろう。
SIDE by SIDE の哀願するような箇所に本人の相当な思い入れを感じる。 リラックスしてるからこそ気持ちが自然に入っていくのだろう。 次の曲はセカンドアルバムからのWANTED &SEEP。 2枚のアルバムの対比ができる曲順だ。 Wanted...では、吉井ははっきり聞き手に対しており、"聞かせましょう"の姿勢が感じられる。 1枚目を作ることで、自分はこういうことをして来た人間なんだと自分に言い聞かせていたのではないかな、彼は。 RAINBOWでは、エマちゃんのギターがやけに光っていた。 昨日は2階席のエマ側で、今日は正面という私の位置の違いかな。 それとも、SEで何か調整を加えたのか、別人のような存在感。 そうでないと、この曲のレトロな乗り易さは楽しめない。 でも、20GOのわざと気なたどたどしさはどうかな。 吉井の下手さを再現したいのはわかるし、遅い昼寝から起き上がり夢の中との境界線で冷蔵庫にミルクをヨタヨタと取りに行く若者の感じもよく表現されるから悪く無いとは思うのだけど。 吉井もこの曲を歌うのに慣れてきてアルバムの歌唱のような線の細さが失せているから、ギターもプロっぽいキレ味を前面に出してきてもバランスが取れたろうに。 しかし、名曲です。 オーディアンスも8の字を書くようなノリで浸っていました。
今日のCALL ME が一番、出来が良かったと思う。 バンド・サウンドが完成しているからだろう。♪何年過ぎても同じさ 人が人の上を目指し♪ 痛切な訴え。 そして、吉井にだけライトが当たるクライマックス。 自分より年若い人を思いやることが出来るようになった普通の大人は、こんな心の有り様をしているのだと気付かせてくれる。 吉井の表情には厳粛さが宿っていた。 運命への恭順、と言ったらいいのかな。 私が死ぬ瞬間に、この吉井が表れてくれたら、と天に願ってしまった。
Black Cock's Horseでは、またまた、解放されたような笑顔の連射。 ポーカーフェイスが出来ない不器用さ、この人の大きな魅力だ。 アルバムとは比べ物にならない、ギターのプロフェッショナルな響き。 だからこそ、"♪溶けるセイシガ"、"♪死ぬ時は一人だ”でロック歌手の絶叫が出来るのだ。 カッコイイぞ、ロビン! そして、メンバー紹介を兼ねたMuddy Water。 今日こそ、"バッ!"を捕まえてやると思ったのに・・・・。 "毛抜けホール"の下半身バージョンですっかり、ペースにはめられてしまった。 何しろ、日下部さんを「”XX毛”と呼ぶんだ、みんな」。 あらあら、 周りの若いお嬢さん、いけませんわよ、乗せられては! 痕で、無理に笑うような女の子になってしまいますよ。 でも、”XXゲ〜〜!"の黄色い声があちこちで。 エマちゃんを、「そして、もう一人のXX毛」と紹介。 昨日のおすましの鬱憤を晴らしているようなヤンチャぶりでした。
Just A Little Day. 「たたんでいた羽根を拡げていきます。 これから積極的にツアーもやります。 出会いの歌を聴いてください。」 サポートメンバーに言っているように聞こえました。 今日ばかりは、この歌は亡き友人の為よりは、LOVINSONとして自分がここに立つ事に協力してくれたメンバーやスタッフに捧げられたように感じました。
「新たなバンドで新しい旅に出るのだ」という意欲に満ちた歌唱でした。
Sprit's Coming と Californian Riderでライブの楽しさを満喫。 すっかりパフォーマンスが安定したので、ハラハラしながら聞く必要がなくなって、楽しませていただきました。 ゴチソウさま!
Naturally では、どうしても拳を上げて応援したい箇所があった。 「♪新境地に対して人が何か言ったとしても、それはきっと嫉妬みたいなものだから、気にするな」♪の所。 ”その通りだぞ〜"の思いをこめて、拳を振り上げたら、礼をしてくれたのだLovinsonが!! 年甲斐もなく、ライブにつきものの自己中妄想の虜になってしまったけど、それくらいの勘違い赦してネ、5本もライブ見てあげるんだから。
Final Countdown。 この曲はアリーナで参戦するより、2階席から見た方がいいかなあ。 いや、ステージから3000人を煽るのが一いいに決まってる!
ピンクのシャツに着替えて再び登場。 ピンク、似合う。 今日はことのほか笑顔が可愛いのでこの色がピッタリ。
Still Alive 吉井さんに恋することで綺麗になった女性、やがて言い争う日々、義務感だけでこなす日々の仕事、それでも淡々と妻子の待つ家に帰るしかない蒼白の中年男。 こうした登場人物のクロッキーでしかなかった曲が、立派にひと様の鑑賞に堪えるバンド曲になっている。 歌が出来た頃の自分から、3000人の聴衆の前で歌う今の自分。 吉井の内面の変化と同じペースで成長してきた曲なのだろう。 スプリングツアーのDVDのインタビューで、『歌っている本人がフア〜ッとなって、それを聞いてるお客さんもフア〜ツと感動してくれるような歌を歌いたいんだよね。』と、言っていた吉井さん。 目標に近づきつつあるのではないだろうか。
For ME NOW では、”♪こんなこと言う俺は、まだ、LOVINSONなんだ♪"と歌っていました。
「この年になって、こんなに素晴らしいメンバーに巡り会えるとは思ってもいませんでした。ありがとうございました。」 のMCでオーラスのトブヨウニ。 達成感に溢れた歌唱と演奏でした。
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今日、私は、バンドの誕生を目の当たりにしたように思います。 トブヨウニはその象徴でした。
後日に知ったのですが、この日の本番の30分前に、楽屋でミッチ池田さんが吉井さんの右腕に"愛"という漢字を落書きしたたそうです。 ZEPPの小冊子のインタビューでも吉井さんはこう言っています。
『今回(セカンド・アルバム)は人の力を借りて作った。 人と人が集まると、なんとなくそこに愛が生まれるじゃないですか。』
参考までに、同じステージを評した朝日新聞の記事〔7.6〕を載せます。 (自分の手元に置いておきたかったでしょうに、記事を快く送ってくれたGUITAR☆ちゃんに感謝(^O^)

