ドードー dodo

ハト目ドードー科(または、ツル目クイナ科に似ているとも言われている。)

Raphidaeの総称。ドドともいう。
  この科は三種類いたと見られ、三種とも絶滅。17から18世紀頃に絶滅してしまった。2〜3個の骨のかけらと1つの不完全な剥製(はくせい)標本、古い旅行記の記述、約120枚の絵画が残っているだけらしい。
  全長100から120センチメートルほどで、七面鳥の大きさぐらいである。オスはメスより少し大きい。巨大なくちばしと丈夫で短い脚と小さな尾を持った鳥で、体は柔らかい羽で覆われていたらしい。体重は25キログラムに達したものさえ板と言われている。

  インド洋のマスカレン諸島(マダガスカル島の近く)だけでくらしていて、羽は退化していたため全く飛べなく、走ることさえ難しかったらしい。群をなし、食物は、植物質で種や果実を食べていたと推測される。卵は地面に直に生んで巣は作らずに雄雌交代で卵を暖めたようだ。人間を怖がらない鳥だったらしい。

  モーリシャスドードーは、全体は灰色で背中はややくすんだ色をしていて腹部はほとんど白でももは黒っぽい。 16世紀の初頭にポルトガル人がモーリシャス島に侵入してきて、人間を見ても怖がらなく移動速度の遅いこの鳥を食料とするため多量に殺戮した。16世紀末には、オランダ人が豚とサルをこの島に入れたので、このサルや豚達がドードーの卵や雛を食べてしまった。そして17世紀後半には絶滅してしまったらしい。

  ロドリゲスドードーは、ロドリゲス島にすんでいたドードーであり、18世紀半ばに絶滅。レユニオンドードーは、レユニオン島にすんでいたドードーであり、18世紀末に絶滅。

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