ホッキョククジラ(グリーンランドクジラ)
- ホッキョククジラ(Bowhead Whale)
- ヒゲクジラ亜目・セミクジラ科
- 学名:Balaena mysticetus
- 英名及び別名:Bowhead Whale,Greenland Whale,Great Polar Whale,Arctic Whale,Greenland Right Whale
- 体重:60〜100t(セミクジラより大型)
- 体長:14〜18m(新生仔4〜4.5m)
- 群れ(ポッド):1〜6頭(まれに7〜14頭)
- 北極海とその周辺のみに棲む。体温を維持するためにクジラは薄い表皮の下に結合組織が網目状に発達した脂皮があり、それは多量の脂肪を蓄えて、栄養の貯蔵と断熱に利用する。北半球で終生高緯度の地域に生息するこのクジラの脂皮は、セミクジラの脂皮の厚さ30センチメートルであるのに対し、厚さ50センチメートルにもなる。
- 捕鯨対象
このクジラは、むかしから帆船の捕鯨の対象とされ、数が激減してしまった。18世紀から20世紀初期にかけて、ヒゲや骨、油をとるための商業目的で大量に捕獲され、1995年頃ではおそらく8500頭以下であると考えられていて、保護依存種(継続的な保護政策の対象となっていて、保護政策を欠くと5年以内に絶滅のおそれがある種)である。ヒゲは長さ4.5メートルくらいあり、黒く、片側300〜360枚ある。1999年現在では原住民のイヌイット以外の捕鯨は認められていない。
- Bowhead whale
”Bowhead”とは「弓のような頭」のことであり、上あごの湾曲のカーブがセミクジラより大きく、横から見ると口元はまるで弓をピンと張ったような大きなカーブを描いているからである。
- ホッキョククジラのえさ
セミクジラと同じ方法で、動物プランクトンを食べる。
(C) Copyright KS in Japan. All Right Reserved. mailto:lost@world.interq.or.jp
|