Biggest tail

ミンククジラ（コイワシクジラ）

ミンククジラ(Minke Whale)
1. ヒゲクジラ亜目・ナガスクジラ科
2. 学名：Balaenoptera acutorostrata
3. 英名及び別名：Minke Whale,コイワシクジラ,Pikehead,Little Piked Whale,Pike Whale,Little Finner,Sharp-headed Finner,Lesser Finback,Lesser Rorqual
4. 体重：10t（新生仔0.35t）
5. 体長：オス8m・メス9m（新生仔2.4～2.8m）
6. 群れ（ポッド）：1頭（まれに1～3頭,エサの多いところでは100頭以上）
7. ナガスクジラ科の中でもっとも小さい種である。背中は濃い灰色で、頭部を上から見ると先端を頂点として美しい三角形をしており、上あごの先端から噴気孔まで稜線が走っている。小さくて先端がとがった背びれは尾びれ寄りに位置し、体の背びれから尾びれにかけての部分は極端に細くなっている。腹部は白く、５０～７０本の畝が並んでおり、餌をとるために海水を取り込むと畝と畝とが広がって下あごから腹部にかけて大きくふくらむ。上あごより下あごの方が少々突き出ている。珍しいことに、北半球のミンククジラには胸びれの付け根近くから背中にかけて白い帯があり、南半球のものにはこのような模様はない。
マインケのクジラ
ドイツ人の新米砲手マインケ（MINKE）が、ある日ノルウェー沖合で巨大なシロナガスクジラを打ったつもりでこの小さなミンククジラにモリを命中させてしまった。そのため、仲間がからかって、この小さなクジラを「マインケのクジラ」と呼んだのがこの呼び名の始まり。
ミンククジラの採食
採食はザトウクジラと同じ要領で行い、エサは動物性プランクトンなどである。ヒゲの色は黄白色であり、長さはヒゲクジラでもっとも短く２０センチメートル程度しかない。