オキゴンドウ
- オキゴンドウ(False Killer Whale)
- ハクジラ亜目・マイルカ科(ゴンドウクジラの仲間は顎がくちばし状ではなく、体長の割に脊椎骨数が少ないので独立した「ゴンドウクジラ科」で扱われることがある。)
- 学名:Pseudorca crassidens
- 英名及び別名:False Killer Whale,False Pilot Whale,Pseudoruca
- 体重:オス2.2t・メス1.2t(新生仔80kg)
- 体長:オス4.4m・メス4.6m(新生仔1.6〜1.9m)捕獲記録最大体長:オス6.0m・メス5.4m
- 群れ(ポッド):10〜15頭(まれに1〜9頭,300頭まで)数百頭が一緒にいることがある。
- 体は全身真っ黒で、わずかに両胸びれの間の腹部に灰色の模様があるだけである。背びれはやや小さく鎌状で、後ろ向きに湾曲した胸びれは中央部の幅が広く、体のかなり前方から突き出ている。
- 「巨頭」鯨?
ゴンドウクジラは大きく張り出した額が特徴なので、こう名づけられた。しかし、この「沖巨頭(おきごんどう)」は頭部は比較的スマートで、鼻先にかけてしだいに細くなっている。日本での別名は、オオイオクイ(大魚食い)あるいはシャチモドキと呼ばれ、網に掛かった魚を食い散らかしていくので、はじめはシャチの仕業だと思われていたが、犯人がオキゴンドウの群であることがわかり、こう呼ばれるようになった。英語の意味でも”Fales killer whale”という偽のシャチになっている。
- オキゴンドウの歯
口は目に向かって大きく裂け、上下の顎に16〜22本の犬歯状の歯が等間隔で並んでいる。口を開くと、黒いからだに歯の白さが目立ち不気味ささえ感じられる。
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