オランダの介護保険
- オランダの介護保険と地域福祉
オランダの介護保険制度「特別医療費保険制度(AWBZ)」は世界で最も早く社会保険として制度化され、ドイツの介護保険もオランダを参考にしたといわれ、1968年にそれまであった医療保険制度の中に介護を組み込む形でスタートした。- 地域福祉
オランダは旧植民地のインドネシアなどからの移民を多く抱えており、民族や国籍による差別はせずに手を差しのべる「インテグレーション(融合)」の考えを基にしている。現在の実情を把握し変化に応じて常に制度内容に改良を加えていくことと、社会福祉行政が地方自治体に任されており特性を生かした地域福祉を行えることが特徴であるといえる。 - 介護保険制度
- パイロット・プログラム
オランダは社会情勢や高齢者らのニーズの変化に応じて、問題点や新しいアイデアがあれば特定の地域で試行し、結果が良ければ全国的に本格導入するという現場での実験的な実践によって制度を見直していく「パイロット・プログラム」がある。 - 保険料率
高齢化の進展や介護費用の増大に伴って断続的に引き上げられた保険料率は2000年8月現在では収入の10.25%だが、所得水準の上昇のため2001年には9.6%に引き下げる案もある。 - サービス給付決定第三者機関
オランダでは介護保険で一人ひとりにどの程度のサービス給付が必要かを決める第三者機関がある。
- サービス給付決定第三者機関の役割
高齢者の心身の状態に応じてどのようなサービスが適当かを査定して、ケアや住宅改修などの給付を組み合わせ、最適なプランを作る。 - サービスの査定
数値化してランク分けするのではなく、実際にどのようなサービスが週何日ぐらい必要なのかを具体的に決める。査定の有効期間は利用サービスの種類によって異なるが、ケアハウスの場合でも1年間で、看護婦、ソーシャルワーカー、理学療法士などが査定を担当し、必要に応じて医師がアドバイスする。
- オランダの特別医療費保険制度の主な対象サービス
- 訪問介護
- 家事援助
- 訪問看護
- リハビリ
- ナーシングホームの入所ケア、通所ケア
- 一般病院、精神病院での精神医療
- 1年以上の長期入院医療
- 身体障害者ホステルの入所
- 身体障害者デイセンター通所
- 視覚障害者、聴覚障害者、精神遅滞者のケア
- 妊婦に対するB型肝炎の検査
- 先天性代謝異常の検査
- 児童に対するワクチン投与
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