フォルケ・ホイ・スコーレ

  • Folke hoj skole
    フォルケ・ホイ・スコーレ(Folke hoj skole)は、「18歳以上の人が誰でも好きな期間に希望するかもくを学ぶことができて、試験もなく、資格も与えない。全寮制で教師と共同生活をする。経費の75%は政府の援助でまかなわれて、国家の干渉はない」というもの。生きることそのものを学ぶための学校と言われ、自己の再発見ができる場でもある。地域に根ざした民間の学校で、国民高等学校と呼ばれている。
    • 入学者
      • 大学にはいる前:自分探しと、自分が本当にやりたいことは何なのかを見つけるためなど
      • 大学在学者:様々な人と関わり合うことや自分探しなど
      • 失業者:自分を考え直したり、心の休息をするためとか、学習したくなったなど
      • 社会人が休息して:社会人が休息して学習をしに来てもう一度自分自身を見つめ直すなど
    • 施設
      • 全寮制で2人部屋:一人の殻の中で閉じこもらないで、他の人と話し合うことで自分探しをする。どの施設内の場も語りの場としてつくられており、キャンパスそのものが談話室となるように工夫が凝らされている。
      • 学校:農村地域などの都市部でない場所に立てられているため、放課後に都市部へ遊びに出かけるなどのことはほとんどなく、夜には地域住民が学校に訪れてゲームやバーなどで語り合う場にもなっている。
      • グランド:グランドを含んだ学校の広い草原は語らいの場として多くの人に利用されている。
      • 体育館など:体育館にはコートだけでなく、ロッククライミングの練習ができる壁やトランポリンなども備わっており、デザインもただし各位だけでなく、テーマがある作りとなっているところもある。
    • 学習内容
      • 講義:心理学や歴史などの他、歌や体操、テントの張り方なども行なわれ、外で草原に座って行われたりもする。
      • 体操など:創作ダンスなども行なわれ、自分たちを表現するための体操に重点を置いている。
      • グループでの旅行:グループになってスウェーデンからカヤックでキャンプを張りながら1週間ぐらいかけて戻ってくるという旅行があり、この旅行を通じて仲間同志の協力などを感じ合い、自分自身を見つめ直すきっかけも作られる。この旅行の中で本音を語り合えることが多いようだ。
  • 他の北欧諸国のフォルケ・ホイ・スコーレ
    • スウェーデン:全寮制と通学制が半々で、学習内容はデンマークのものとほぼ同じようだ。
    • フィンランド:1年制が通例で、アカデミーの場合は2年間。
    • ノルウェー:デンマークと同じ型。

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