猿人から人類へ
人類のおこり
- 人類の出現
化石人骨の発見により、人類は400万年以上前に人類が発生したといわれている。
- サルからヒトへ
- 直立歩行
直立歩行をはじめたのは森林で生活していた類人猿が草原で暮らしはじめることとなったため、直立して歩くようになった。 - 脳の発達
直立歩行で前足が自由になり、頭の重さを支えられるようになったり、行動範囲が広がるにつれて脳が発達した。
| 直立猿人
人類の祖先の謎を解こうとしたオランダ解剖学者デュボアは、1891年にインドネシアのジャワ島で、約70万年前の地層から頭骨と大腿骨の地層を発見した。 |
人類の進化
- 古生人類
- アウストラロピテクス(猿人)
400年前に出現した最古の人類と言われる。簡単な石器を使っていた。
- ジャワ原人・ペキン原人(原人)
70万〜20万年前に活動した。ジャワ原人は簡単な石器を使い、ペキン原人はジャワ原人よりやや進化し火を利用した。
- ネアンデルタール人(旧人)
死者を埋葬する習慣があった。
- 現生人類
クロマニョン人(新人)は現在の人類の直接の祖先である。
- 活動期・・・5〜3万年前
- 生活・・・打製石器を使い、狩りや漁をして暮らした。洞穴に壁画を描いていた。
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アウストラロピテクス
1924年以来、南アフリカなどで化石人骨が発見された。400万年以上前に活動していた人類で、脳の大きさは、生後3ヶ月の赤ん坊と同じ約0.5リットルである。
クロマニョン人
脳の大きさは約1.4リットルである。 |
旧石器時代
- 現生人類の生活
人類は、互いに助け合って働き、働くことでさらに手や脳が発達し、共同で仕事をする中で言葉も発達した。サルとは違う道を歩みだしていった。
- ペキン原人の火の使用
ペキン原人は石器とともに火を使うことができた。火を使って寒さや猛獣から身を守り、焼くなどをすることによって安全で消化の良い食べ物を食べられるようになった。
- 旧石器時代
打製石器を使い、狩りや採集をしていた時代は旧石器時代という。
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打製石器
旧石器時代から新石器時代にかけて、世界的に広く用いられた石器で、もっぱら石を欠けさせることによってつくられる。
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