Tails More

エジプト文明
文明が発生文明の発達国家が成立するとともに、文字の発明や、青銅器や鉄器もつくられるようになり、文明社会へと踏み出した。四大文明四大文明は、農耕に適した大河の流域に発生した。エジプト文明・・・ナイル川流域メソポタミア文明・・・チグリス川・ユーフラテス川流域インダス文明・・・インダス川流域黄河（中国）文明・・・黄河流域	四大文明 ①エジプト文明：ナイル川流域 ②メソポタミア文明：チグリス川・ユーフラテス川流域 ③インダス文明：インダス川流域 ④黄河（中国）文明：黄河流域
エジプト文明ピラミッドと国王エジプトを流れるナイル川は、毎年夏になると反乱を起こし、水が引いた後には肥えた土が残される。農業と国家肥えた土の上に麦などを作る農業が盛んとなり、紀元前３０００年頃には、小さな国々を統一した国家がつくられた。ピラミッドと神殿大きな国家となって、国王は神とあがめられ、石造りの巨大な神殿や、王の墓であるピラミッドも築かれた。暦と文字の成立太陽暦（たいようれき）洪水の後に土地を測り直すため、測量の技術や数学が発達し、川の氾濫や農作業の時期を予知するため、１年を３６５日とする暦（こよみ）もつくられた。象形文字税などを記録する必要から、絵で表した文字である象形文字も使われた。	象形文字具体的な物の形をかたどって作った文字。そのものや、そのものに関連する観念を表す。初期の漢字や古代エジプト文字が含まれる。古代エジプトの象形文字ヒエログリフ、聖刻文字、神聖文字とも呼ばれ、約８００個の種々の図形からなる。フランスのエジプト学者であるシャンポリオンが初めて解読した。インダス文明の象形文字紀元前２５００年頃、モヘンジョ＝ダロ、ハラッパなどの都市を中心にインダス文明が栄えた。しかし、この文明の象形文字であるインダス文字はまだ解読されていない。

表紙

エジプト文明