スコッチウイスキー

  • スコッチウイスキー(Scotch Whisky)
    イギリスのスコットランドで蒸留。穀類のもろみを蒸留したもので、麦芽で糖化し、酵母で発酵し、貯蔵庫内の木の樽に3年以上熟成したもの。日本人に合う軟水によって造られた「琥珀色の水」と呼ばれるウイスキー。
    • モルトウイスキー(Malt Whisky)
      ピート(泥炭)の煙香をしみ込ませた大麦の麦芽(モルト)のみを原料として、単式蒸留釜(ポット・スチル)によって2回の蒸留を行なった後、シェリー酒造りに使われたオーク(樫の木)の樽で3年以上熟成されたもの。
      • シングル・モルトウイスキー(ピュア・モルトウイスキー)
        ただ一つの蒸留所で造られたモルトウイスキー。スコットランドには多くの蒸留所があり、各蒸留所によってウイスキーの特徴も異なる。
      • ヴァッテッド・モルトウイスキー
        異なる蒸留所のモルトウイスキーをブレンドしたもの。地域別に数種のモルトウイスキーを混ぜたものが多い。
    • グレーンウイスキー(Grain Whisky)
      グレーンとは穀物のことで、グレーンウイスキーの原料は主としてトウモロコシで、他にライ麦、小麦、発芽してない大麦、えん麦(オートムギ)などの穀物を麦芽と混ぜて使う。連続式蒸留釜(パテント・スチル)によって蒸留され、ウイスキーにピートの香りはつけない。留液はアルコール分93〜94%だが、加水してアルコール分60%程にし、3年以上熟成を行なう。グレーンウイスキーでボトルされることは少ない。
    • ブレンデッドウイスキー(Blended Whisky)
      グレーンウイスキーと数ヶ所の蒸留所から造られたモルトウイスキーを調合(ブレンド)したもの。十数種のモルトウイスキーを混ぜ合わせているものが通常で、モルトウイスキーの配合率は30〜40%とされている。
      • プレミアム物
        モルトウイスキーの配合率中で、熟成年数の多いモルトウイスキーの配合率を高くしたもの。
      • スタンダード物
        プレミアム物以外。
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