アニマル・セラピーに関わる資格

  • アニマル・セラピスト(Animal Therapist)とは?
    動物とのふれあいを利用した治療・療法を行う専門家を一般的にアニマル・セラピストと呼ぶが、「アニマル・セラピー」自体の定義が曖昧であることもあり、どこまでを「アニマル・セラピスト」と呼ぶべきかは定かでない。動物介在療法を学習した医師や理学療法士を治療する際にセラピストと呼ぶことはできるが、その他に心理学を学び精神疾患などの治療に携わることが可能な心理学の専門家や動物の行動や人間の身体的機能も学んだ獣医師も動物介在療法を使用すれば「アニマル・セラピスト」と呼ぶことができる。しかし、日本では私の調べたところによると民間資格はいくつか存在するが、公的な認定資格は今のところない。
  • 広い意味でのアニマル・セラピスト
    治療を目的としての専門的な判断は医師や理学療法士、作業療法士などに聞かなければならないが、継続的な「セラピー」を行う場合や癒し効果を期待した「セラピー」の場合は精神保健福祉士や社会福祉士、介護福祉士などの社会福祉関係の専門的知識を持った者がアニマル・セラピーのことを学習した後に「アニマル・セラピー」を行い、「セラピスト」と呼ばれることもあるし、動物の調教師や飼育係となっている者も人の心理学的・身体機能的知識を学習した後に「アニマル・セラピー」を行い、「セラピスト」と呼ばれることもある。また、資格認定を受けた者や学校もしくは独学で学んだ牧場関係者やダイバーなども「セラピスト」と呼べることもある。
  • 「アニマル・セラピスト」は自称もできる
    本来の「アニマル・セラピスト」は人の治療を目的として動物とのふれあいを利用するわけだが、「アニマル・セラピー」の定義はもとより、「セラピー」自体も曖昧な定義であり、「セラピスト」も自称することができる。だいたいの「セラピスト」はそれなりの専門的知識を学習してきたと信じたいが、ただ「動物が好きだから」とか「他の人もこのペットに癒されてほしいから」などの理由で「アニマル・セラピー」を安易に行おうとする場合もある。
  • 「アニマル・セラピスト」関係の資格
    信頼できるか否かは別として「アニマルセラピー」関係の資格を取りたいのであれば、各専門学校や団体独自が認定している「動物介在福祉士」「アニマルセラピーコーディネーター」「アニマルカウンセラー」など[※リンク集参照]の民間資格を持つこともできる。障害者の乗馬に関しては、「日本乗馬療育インストラクター」[※リンク集参照]という資格がある。
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