"AAT"&"AAA"

  • アニマル・アシステッド・セラピー(Animal Assisted Activity)
    治療上のある部分で動物が参加すること。医療側の専門職、たとえば医者や看護婦、ソーシャルワーカー、作業・心理・言語療法士などがボランティアたちの協力の下に、治療のどこで動物を参加させるかを計画し、治療のゴールの設定も行う。活動においては記録が必要であり、進歩も測定する。
    • 実際に施設、病院などの担当部門の違いから考えれば、米国等では「セラピー」は医局の人間が責任を負うものである。
  • アニマル・アシステッド・アクティビティー(Animal Assisted Activity)
    基本的に、各種訪問活動に代表されるような、動物と触れ合うことが目的の活動であり、病院や施設などでの特別なプログラムの中に存在するのではない。それぞれの訪問活動の際には、特別な治療上のゴールは計画されず、活動する人たちも詳細な記録は採らなくてよい。活動はボランティアの自発性に任されていて、必要によってその活動の期間は長かったり短かったりする。
    • 実際に施設、病院などの担当部門の違いから考えれば、米国等では「アクティビティ」はレクリェーションなどを担当するものが責任を負うこととなる。
    • アクティビティからセラピー効果が生じることは言うまでもないが、それは偶発的効果であり主たる目的とは言えない。
    • 動物にふれることなく、彼らが展開する行動を見物するだけの「ショー的」要素の強いアクティビティもある。
  • 「セラピー/Therapy」とは
    厳格に言えば、人間に対する医療行為であり、故にその責任はそれを実地する資格のあるものしか負うことはできない。
    • 医師、看護婦、理学療法士、作業療法士など患者の治療に直接参加できるものでなければ、「セラピー」という名の付く活動そのものが許されないはずである。
    • セラピーとは患者の選択、その治療の目標の設定、治療計画の作成、実地、そしてその評価のすべて人間の医療の専門家が明確に行わなければならないものである。
  • 動物介在活動(AAA)は厳密にいうとアニマルセラピーとは呼べない。
    "狭義のアニマルセラピー(動物介在療法)はアニマル・アシステッド・セラピーのことを言う!"
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